エンジンオイルを入れすぎた!そんな緊急時の対処方法を、編集部がこっそり紹介します

2018年03月24日 (更新:2018年05月23日)

エンジンオイルを入れすぎた!そんな緊急時の対処方法を、編集部がこっそり紹介します

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「しまった!エンジンオイルを入れすぎた!!」…久しぶりのオイル交換で失敗してしまったあなたに、そんなときの対処方法をこっそり紹介します!これさえ読めば、ピンチ脱出間違いなしです!

エンジンオイルとは?

エンジンオイルの役目

エンジンオイルとは、自動車のエンジン内部で潤滑・密封・冷却・清浄・防錆などの役割を果たしている液体のことです。

とはいえ、エンジン内部を満たしているわけではなく、エンジンが停止しているときはオイルパンという部分に溜められています。ブレーキフルードや冷却水、ウォッシャー液は、エンジンルーム内にあるタンクから内容量を目視することができます。

しかし、エンジンオイルの量を直接確認することはできないので、以下のような手順を踏んで確認します。

確認手順①:ボンネットを開ける

まずは、自動車のボンネットを開けます。運転席の周辺にあるボンネットオープナーを引くと、ボンネットが少し浮き上がります。次に、その隙間に手を入れて、レバーを押しながらボンネットを持ち上げます。エンジンルーム周辺に細い棒がありますので、その棒を使ってボンネットを固定します。

なお、ボンネットを開ける際は突風に注意してください。風におあおられたボンネットに身体が挟まれてケガをしたり、ボンネットがフロントガラスに当たったりする危険性があります。また、作業は広くて水平な場所で行いましょう。

確認手順②:オイルレベルゲージを抜く

ボンネットを開けた後は、オイルレベルゲージを抜きます。オイルレベルゲージとは、輪の形のグリップがついた細長い部品です。グリップ部分は黄色かオレンジ色で、エンジンルーム内でも目立っているので、すぐに見つけることができるでしょう。大変長い部品なので、折ってしまわないように慎重に扱います。

オイルレベルゲージ
引用元:CARTUNE
新品のオイルレベルゲージ

確認手順③:一度拭いてから再び挿入する

オイルレベルゲージを取り外すと、エンジンオイルが付着しているのがわかります。しかし、このエンジンオイルは走行中に付着したものなので、エンジンオイルの量を確認するのには使うことができません。そこで、ティッシュやいらない布で拭き取ります。

その後で、オイルレベルゲージを再び元の場所に装着します。この時、最後までしっかりと入れましょう。

確認手順④:再び引き抜いて確認する

最後に、オイルレベルゲージをもう一度引き抜きます。この時に、エンジンオイルの量と状態を確認することができます。

まず、オイルレベルゲージにエンジンオイルが付着していることを確認します。グリップに近い側の印より上にあれば、エンジンオイルの入れすぎです。2つの印の間にある場合は正常です。どちらの印にもかかっていない場合は、エンジンオイルが足りていません。

次に、エンジンオイルの色を確認します。薄茶色から茶色の場合は、問題ありません。真っ黒でドロドロになっている場合は、交換時期がまだでも早めに交換した方が良いでしょう。ただし、交換時期を過ぎている場合は、薄茶色でも交換する必要があります。あくまでも目安として捉えましょう。

エンジンオイルゲージ
引用元:CARTUNE
2つの穴が、オイルの上限と下限を示しています

入れすぎるとどうなる?

エンジンオイルを入れすぎると様々な不調が発生します。放っておくとエンジンに深刻なダメージを与えてしまうかもしれません。次のような症状が現れた場合は、エンジンオイルの入れすぎを疑って、エンジンオイルの量を確認してみましょう。

症状①:燃費悪化

エンジンオイルを入れすぎると、エンジンルーム内での摩擦抵抗が増加し、自動車の燃費は悪化します。オイル交換後に燃費が悪化したら、エンジンオイルの量を確認しましょう。

症状②:マフラーからの白煙

エンジンオイルを入れすぎると、燃焼室内にエンジンオイルが入ってしまいます。こうなると、エンジンオイルが燃やされてマフラーから白煙が出てきます。見た目にもわかる不調なので、気づいた場合はすぐに対処しましょう。ただし、エンジンオイルの入れすぎ以外が原因の場合もあるので、整備工場やディーラーで確認してもらうとよいでしょう。

症状③:出力低下

エンジン内にエンジンオイルが混入することでエンジンの出力が低下します。エンジンがかかりにくい、加速しない、アイドリングが安定しない、などの症状が現れた場合は、エンジンオイルの入れすぎを疑ってください。

入れすぎた時の対処法

もしエンジンオイルを入れすぎた時、対処方法はただ一つです。それは、「エンジンオイルを抜く」ことです。エンジンオイルは少なすぎても多すぎてもいけません。

以下に上げるような方法を用いて、エンジンオイルを少しずつ抜きましょう。また、抜いた後は必ずエンジンオイルの量を確認してください。適正量の範囲から外れていた場合は、エンジンオイルのさらなる抜き取りや追加が必要です。

方法①:エンジンオイルの上抜き

古くなったエンジンオイルを交換するときには、上抜きという方法がありました。この方法を使ってエンジンオイルを抜くことが可能です。具体的な方法についてはリンク先をご覧ください。

上抜きのメリットは、エンジンオイルを少しだけ抜くことが可能な点です。また、自動車を持ち上げる必要もないため、手軽に作業を行うことができます。ディーラーやカー用品店に依頼した場合も、ほとんど上抜きで対処してくれます。

しかし、上抜きにもデメリットがあります。オイルチェンジャーという専用の工具がない場合は、作業を行うことができません。また、オイルセンサーが装着されている一部の車種ではオイルレベルゲージが存在しないことがあります。そのような場合はこの方法を使うことができません。

オイルチェンジャー
引用元:CARTUNE
CARTUNEユーザーのAcroshotさんが使用しているオイルチェンジャーです

方法②:下抜き

エンジンオイルの抜き方には、上抜きのほかに下抜きという方法もあります。エンジンオイルの下抜きに必要な道具及び作業は、リンク先のページにて詳しく紹介しております。

エンジンオイルの下抜きによる特徴は、エンジンオイルがすべて交換できることです。「入れすぎてしまったついでに、全て新しくしたい」という方にはお勧めです。また、専用工具のオイルチェンジャーを持っていない方でも行うことができます。

デメリットは、エンジンオイルを少しだけ抜くことが難しい点です。ドレンボルトを一度外すと、ドレンワッシャーを必ず交換する必要があります。そのため、ドレンボルトを少しだけ緩めて再び装着するということはできません。また、エンジンオイルとドレンワッシャーの交換が必須となるため、不要な手間と材料費ががかかります。

方法③:プロに依頼する

最も確実にエンジンオイルを抜く方法です。工賃がかかり、待ち時間も発生しますが、信頼できるでしょう。

おわりに

いかがでしたか?エンジンオイルを入れすぎてしまった時も、これらの方法でエンジンを守ることができます。エンジンオイルの量に気を配り、安全で快適なカーライフをお過ごしください。