エンジンオイルの交換方法を徹底解説!使う道具からオイルの入れ方まで解説します! | CARTUNEマガジン
エンジンオイルの交換方法を徹底解説!使う道具からオイルの入れ方まで解説します!

2018年03月06日 (更新:2020年06月26日)

エンジンオイルの交換方法を徹底解説!使う道具からオイルの入れ方まで解説します!

エンジンオイルの交換は、自動車のコンディションを保って快適に走らせるために、定期的に必要となる作業です。ディーラーやガソリンスタンドで依頼する方も多いですが、実は誰でもできるとても簡単な作業です。今回は、オイル交換の方法についてわかりやすく解説します。

オイル交換とは?

自動車のオイルというと、エンジンオイル・ミッションオイル・デフオイルなど、さまざまな種類があります。一般的にオイル交換と言えば、エンジンオイルの交換を指すことが多いです。

エンジンオイルは自動車のエンジン内部で潤滑・密封・冷却・清浄・防錆などの役割を果たしています。オイル交換を怠ると、出力の低下やオーバーヒートなどの不調が発生したり、最悪の場合エンジンの故障につながることもあります。

最近の車なら、15000km走行ごとか年に一度の交換が必要です。坂道走行・高速走行・短時間の移動など、エンジンに負荷がかかる状態で使用することが多い場合は、5000㎞走行ごとあるいは半年に一度の交換が推奨されます。車を使用していなくてもエンジンオイルは劣化しますので、交換時期は必ず守るようにしましょう。

オイル交換に必要なもの

オイル交換には特殊な工具が必要となります。以下のものをそろえておくとよいでしょう。ほとんどのものは、ホームセンターやカー用品店で販売されています。ネット通販でも手に入れることができます。

また、エンジンオイルの抜き方には上抜きと下抜きの2種類があります。今回は下抜きについて紹介しています。

汚れてもよい服装

オイル交換の作業では、エンジンルーム内を触ったり、自動車の下に潜り込んだりします。また、エンジンオイルが服に付着すると染みになってしまいます。汚れてもよい服装を準備しましょう。手にオイルが付く場合がありますので、軍手かゴム手袋も用意しましょう。

新しいエンジンオイル

エンジンオイルを抜いた後は、車で買いに行くことができません。オイル交換作業の前に新しいエンジンオイルを用意する必要があります。エンジンオイルの量や種類は、車種や使用状況によって異なります。事前に確認したうえで、ふさわしいものを準備しましょう。

じょうごあるいはオイルジョッキ

エンジンオイルをこぼさずに入れるために、じょうごあるいはオイルジョッキが必要です。大きさが合えば、専用品でなくても代用できます。

YukiさんのS2000AP1サスペンションの画像
YukiさんのS2000AP1サスペンションの画像

廃油処理箱

抜き取ったエンジンオイルを固めて処理する際に必要です。段ボールの中にビニール袋と吸着剤が入っています。数百円で購入できます。

引用元: ☆★大橋建材軍団★☆極低車高短★☆さんの投稿

車を持ち上げるための道具

車を持ち上げるために、ジャッキあるいはスロープが必要となります。ジャッキを使って持ち上げる際は、車が落下する可能性があります。必ずリジッドラックかタイヤを車体の下において、安全に気を付けましょう。スロープを使う際も、車が動かないようにコンクリートブロックなどを併用して、安全を確保して行うようにしましょう。

まささんのヴェルファイアAGH30Wの画像
まささんのヴェルファイアAGH30Wの画像

めがねレンチ

エンジンオイルを抜くために、ドレンボルトというねじを外します。スパナを用いるとねじ山がなめてしまう恐れがありますので、めがねレンチを用意しましょう。

チャコさんのジムニーJB64Wオイル交換の画像
チャコさんのジムニーJB64Wオイル交換の画像

ドレンワッシャー

ドレンボルトとオイルパン(エンジンの下部についているオイルの受け皿)の間に挟まれている金属製の部品です。ドレンボルトを外したときは、毎回新しいものに交換しましょう。交換を怠ったり装着を忘れたりすると、オイル漏れにつながります。こちらも一つ数百円で購入できます。

☆K-works☆さんのレガシィツーリングワゴンBR9DIYの画像
☆K-works☆さんのレガシィツーリングワゴンBR9DIYの画像

エンジンオイル交換の方法

エンジンを暖機する

エンジンオイルが冷えていると粘度が高く、抜き取りに時間がかかります。数分間アイドリングすることでオイルの粘度が下がり、交換を素早く済ませることができます。ただし、暖機しすぎると高温のエンジンオイルが出てくるので危険です。また、暖機後は必ずエンジンを切りましょう。

車を持ち上げる

車の下に潜り込んで作業をするため、ジャッキかスロープを使って車を持ち上げる必要があります。ジャッキアップする場合はリジッドラックかタイヤを車の下に挟みましょう。スロープを使う際も、コンクリートブロックなどで車が動かないように固定しましょう。

フィラーキャップを取り外す

ボンネットを開けて、オイルフィラーキャップを外します。こうすることで、古いエンジンオイルが早く出てきます。

NOB RIVERさんのフォルクスワーゲンゴルフRのエンジンルームです。エンジンカバー左上の黄色い絵が描かれた部品がフィラーキャップです。
引用元:CARTUNE

ドレンボルトを取り外す

廃油処理箱を車体の下に置いたうえで、めがねレンチをつかってドレンボルトを外します。エンジンオイルが勢いよくを飛び出すので、体にかからないように気をつけましょう。

ドレンボルトを取り付ける

ドレンワッシャーを新しいものに交換してから取り付けます。堅く締め付けるとオイルパンが破損しますので、注意が必要です。取り付け完了後は、車体を下ろします。

オイルを入れる

エンジンオイルを規定の量だけ計って用意しておきます。ドレンボルトが確実に装着されているのを確認したうえで、オイルフィラーキャップを外した挿入口から入れます。じょうごかオイルジョッキを使ってこぼれないように気を付けながら入れます。入れた後はオイルフィラーキャップを締めます。

オイルの量を確認する

車が水平なところにあるのを確認し、数分間エンジンを暖機します。しばらく待った後、オイルレベルゲージを用いてエンジンオイルが適正量入っているか確認します。この時に足りなければ追加し、再度量の確認を行います。

廃油を処理する

抜き取ったエンジンオイルをそのまま捨てることはできません。廃油処理箱に入れて固めると可燃ごみとして処理できる自治体もあります。お住いの自治体に確認しましょう。また、ガソリンスタンドに持っていけば数百円程度で回収してもらえる場合もあります。ただし、処理箱に入れて固めてしまうとガソリンスタンドでは回収してもらえないので注意しましょう。

おわりに

オイル交換は車にとって定期的に必要なメンテナンスです。いつもディーラーで長い時間待たされている方は、ぜひ自分で挑戦してみてください。時間とお金の節約になるかもしれません。そして、CARTUNEでオイル交換の投稿をしてみてくださいね!

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