いまさら聞けない整備入門〜錆止め編〜

2017年11月24日 (更新:2018年05月23日)

いまさら聞けない整備入門〜錆止め編〜

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整備工場やディーラーで、「アンダーコート施工」や「シャシーブラック塗装」を勧められたことはありませんか?そうした錆止めにはどんな種類があるのか、どんな効果があるのか、DIYでできるのかなどについて気になっている方も多いと思います。今回はそんな車の錆止めについて徹底解説します

車の錆止めとは

市販されている車のほとんどは鉄でできています。鉄にとって、塩分や水分は大敵です。錆びの原因となってしまいます。

どこかの部品が壊れても、その部品を交換すれば車は走り続けられますが、ボディが錆びてフレームに穴が開いてしまってはこの先長くその車に乗ることはできません。海水を含んだ海風を浴びる海辺や、塩化カルシウムや塩化ナトリウムが主成分の融雪剤がまかれる雪国を走る車は特に錆止めに注意が必要です。

一度錆びてしまったボディを直すより、あらかじめ錆止めをするほうが費用も安く、手間もかかりません。大事な愛車に長く乗るためには、錆止めは必須であると言えるでしょう。

引用元:http://maeda-bp.jp/2011/08/post-6.html
ここまで錆びてしまっては大規模なレストア作業が必要となります。

錆止めの種類

車の錆止めにはどのような方法があるのでしょうか?錆止めは大きく分けて錆の発生を防ぐものと、錆の進行を止めるものの二種類があります。まずは錆の発生を防ぐ代表的なものをご紹介します。

アンダーコートによる錆止め

アンダーコートとは、車の下回りに塗装するコーティング剤のことです。車の下回りはタイヤが跳ね上げた水分や塩分が付着しやすく、また洗車をしてもそうした汚れが落ちにくい場所です。そういった下回りをアンダーコートでコーティングすることで水分や塩分を鉄に触れないようにさせ、錆を防ぎます。

アンダーコート施工の費用は高価ですが、粘度が高く塗装も厚いため剥がれにくく、長期間使用することができます。

引用元:http://www.tp-takai.com/wp-content/uploads/2012/09/149561c85885577ca99c920bbfe2d10b.jpg
新車のうちに施工するのが一番確実です。

シャーシブラックによる錆止め

シャーシブラックは、車の下回りに塗装する塗料です。耐久性はアンダーコートに比べ劣りますが、安価で簡単に施工できるのが特長です。シャーシブラックには水性と油性のものがあり、油性のものは速乾性で剥がれにくい点、水性のものは乾きにくく剥がれやすいものの、光沢が出る点が特長です。

耐久性を考えると、車検ごとに塗りなおすことをお勧めします。

引用元:http://cj-proshop.com/under.html

錆転換剤による錆止め

車に既に錆が発生してしまっている場合、錆の上からアンダーコートやシャーシブラックなどを塗装しても、塗料の下で錆が進行してしまいます。基本的に錆を完全に撤去するためには錆びた部分を削り落とす、もしくは切り離して鉄板を再構築する必要があります。しかし、場所的にそういった作業が不可能な場合も多くあります。そうしたときに使うのが錆転換剤です。

錆転換剤は錆を安定した酸化鉄に変換させ、それ以上錆が進まないようにします。代表的な製品には「POR―15」や「必殺錆封じ」などがあります。

引用元:http://tsukuru-hito.com/e3564884.html
旧車レストアの世界では、錆との闘いが永遠の命題といえるでしょう。

錆びやすい場所

車には錆びやすい場所がいくつかあり、そうした部分を重点的に防錆処理することが肝要になります。自動車の錆びやすい部分は次の通りです。

タイヤハウス

タイヤが取り付けられているタイヤハウスは、地面にまかれた融雪剤や雨水が一番付着しやすい場所です。また、跳ね上げた石や砂によりアンダーコートやシャーシブラックが剥がれてしまうため、他の部分より錆びやすい場所となります。アンダーコートやシャーシブラックを塗布し、剥がれていないか定期的に確認しましょう。

引用元:http://www.do-blog.jp/ralph/article/563

リアフェンダー内

リアタイヤのまわりにあるリアフェンダー内も、タイヤが巻き上げた融雪剤や水が付着しやすい場所です。さらに、構造が袋状になっているので洗車をしても錆の原因物質が落ちにくく外から見えないため、いつのまにか錆が進行していることが多いです。雪の多い地域に行くとここが錆びて穴が開いてしまっている車が多いです。洗車の際はフェンダー内までしっかりと汚れを落とすことを心掛けましょう。

引用元:http://anny.p-kit.com/page170143.html
見えない部分にご用心。錆はガンと同じで、初期発見が大事です。

ドアやトランク、ボンネットの端

実はドアやトランク、ボンネット内部も完全な防水構造になっているわけではありません。こちらも内部が袋構造になっているため、溜まった水分や塩分が乾きにくく錆びてしまいがちです。錆びてしまったあとでは手が届かず対処しにくいため、あらかじめ「ノックスドール700」といったスプレータイプの防錆剤を塗布しておくことをお勧めします。

引用元:http://okapon2005.com/blog-entry-385.html

DIYで錆止めをする方法

実は、アンダーコートやシャーシブラックといった防錆塗料や、「ノックスドール」といった防錆剤は市販されているため、DIYで錆止め処理を行うことも可能です。

各種錆止め缶スプレーはホームセンターや自動車用品店、インターネットサイトで購入することができます。錆止め塗料を塗るまえに、まずは車体をジャッキアップし、タイヤを外しましょう。タイヤを外したら下回りやタイヤハウスの隅々までしっかりと水をかけ、洗浄しましょう。汚れをしっかり落とすには高圧洗浄機を使用するのがお勧めです。

各部を洗浄したら、しっかりと乾燥させます。乾燥が終了したら、ボディ下部やタイヤハウスに缶スプレーで錆止め塗料を塗って完成です。余裕があれば適宜ドア内部やフェンダー内、トランク内部にも防錆剤を噴霧しておきましょう。

引用元:http://meduboat.blog102.fc2.com/blog-entry-162.html

終わりに

いかかでしたでしょうか。愛車に長く乗るためには車の錆止めが重要な作業であることがわかったと思います。DIYでの錆止めにぜひ挑戦してみてください!この記事があなたのカスタムの一助となれば幸いです。

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