スーパーチャージャーvsターボ!愛車を速くするための2択について徹底解説! | CARTUNEマガジン
スーパーチャージャーvsターボ!愛車を速くするための2択について徹底解説!

2017年11月01日 (更新:2022年11月07日)

スーパーチャージャーvsターボ!愛車を速くするための2択について徹底解説!

labelスーパーチャージャー labelターボチャージャー

車のパワーを上げてくれるパーツの中でも、最近再び脚光を浴びているスーパーチャージャー。前回に続いてターボチャージャーとの違いは何か、どんな仕組みなのか、また後付けは可能なのかを紹介します!今回はユーザーさんの改造例を多めに紹介です!

スーパーチャージャーって?

けーとさんの86ZN6スーパーチャージャーの画像
けーとさんの86ZN6スーパーチャージャーの画像

まずはスーパーチャージャーについておさらいしましょう。これは車のパワーを上げるために使われているパーツの一種で、ターボチャージャーと同じ過給器に分類されます。エンジンによりたくさんの空気を送り込み、より大きい力を生み出すために使われています。

過給器とは

スーパーチャージャーやターボチャージャーがパワーを上げるために使われることはお分かりいただけたかと思います。では、過給器でどのようにパワーを上げているかを説明します。過給器は文字通り、エンジンに排気量以上(超過)の空気を供給するものです。エンジンは排気量が決まっていることから、本来それ以上の空気を吸い込むことができません。ですが大排気量の車に乗ると分かるように、送られる空気が多いほどにエンジンが出せるパワーは上がります。そこで過給器は、吸い込まれる空気の量を、プロペラ等を使って増やします。本来決まった量の空気しか入らないところを、無理やりプロペラで空気を送り込むことで1.5倍や2倍の量の空気を送ることが可能になるのです。

引用元:http://cartune.me/

スーパーチャージャーとターボチャージャーとの違い

それでは、同じ空気を送るものでもスーパーチャージャーとターボチャージャーはどう違うのでしょうか。互いの仕組みについてご紹介します。

ターボチャージャー

ターボチャージャーは車が出す排気ガスを利用した過給器です。燃焼室から排気され、マフラーに送られる空気でタービンを回します。タービンにはプロペラが組み込まれており、排気で回したプロペラで空気をエンジンに圧縮して送り込む、という構造になっています。

スーパーチャージャー

スーパーチャージャーはターボチャージャーと異なり、エンジンそのものの運動を利用して空気を送り込みます。昔から車に使われているルーツ式では、クランクシャフトとスーパーチャージャーとをベルトで繋ぎ、空気を圧縮してエンジンに送っていきます。ルーツ式ではプロペラではなく、ローターを回して空気をエンジンへ押し出します。昔の車ではルーツ式が主流でしたが、今では遠心式と呼ばれる、ターボチャージャーと同じくプロペラで空気を送る遠心式のものも出てきています。

違いその1:動力源

スーパーチャージャーではエンジンと連動しており、エンジンから生まれた、動力を使用して空気を圧縮しています。しかし、ターボチャージャーではエンジンから出る排気ガスで、タービンを回転させ空気を圧縮しエンジンにパワーを加給するため、スーパーチャージャーよりも高い効率でパワーを生み出せるのです。

違いその2:ターボラグの有無

スーパーチャージャーではエンジンから直接パワーを使用しているため、アクセルを踏んでから力が出るまでタイムラグがありません。

しかし、ターボチャージャーでは排気ガスを利用し作動させているので、エンジンの回転数をあげてタービンを回さないと空気の圧縮が行われないため、アクセルを踏んでから力が出るまでに遅れが発生しやすいという欠点があります。

違いその3:出力と回転数の関係

ターボチャージャーの動力源は排気ガス。そのため、排気ガスの多い高回転域が得意です。その一方で、スーパーチャージャーはエンジンを動力源としますから、エンジンの回転数に合わせ低回転域からスムーズに力を出せます。しかし、高回転域はスーパーチャージャーがかえってエンジンの回転に邪魔になってしまうという欠点があります。

いいとこどりの電動ターボとは?

それぞれ弱点とメリットの異なるターボとスーパーチャージャー。全回転域で効率よく力を出せる過給機はないだろうかと考案されたのが、ターボをモーターの力でアシストする電動ターボです。

電動ターボはそれまでのターボと同じように用いられますが、ターボの効率があまりよくない低回転域ではモーターでタービンを回転させ、高回転域では排気ガスにより空気を圧縮します。これによりターボチャージャーが不得意としていた低回転域での効率が改善され、全回転域で効率のよい理想の過給機となったのです。

スーパーチャージャーの種類

エンジンの回転を使ってたくさんの空気を取り入れるスーパーチャージャーにはたくさんの種類があります。そのなかで主に自動車に採用されているのは次のようなものがあります。

ルーツ式スーパーチャージャー

二つのローターがかみ合いながら回転して空気を送り出す方式のスーパーチャージャーです。内部圧縮をしないため高圧圧縮には向いていませんが、コスト面でほかの方式より有利なため、市販車に多く搭載されています。

この方式のスーパーチャージャーは騒音を生じさせやすく、「キュイーン」や「ミューン」といった独特の音がします。

リショルム式スーパーチャージャー

騒音が少ないためもともとは潜水艦に多く採用されていた方式です。メルセデスベンツのAMGモデルに搭載されています。

遠心式スーパーチャージャー

羽根車(インペラ)が回転し吸入した空気を圧縮する方式のスーパーチャージャーです。もともと航空機に多く使用されていましたが、コンパクトかつエンジン回転全域でのパワーアップが見込めるため自動車にも搭載されています。

スーパーチャージャーのメリット

あずささんのカローラアクシオの画像
あずささんのカローラアクシオの画像
引用元:あずささんの投稿

では、そんな中でスーパーチャージャーを選ぶメリットとは一体なんでしょうか。スーパーチャージャーの特性を見ていきましょう。

スーパーチャージャーによるパワーアップ

スーパーチャージャーの一番の効果としては、やはりパワーの向上でしょう。ターボチャージャーほどではありませんが、排気量を超える吸気を行えるというのは、やはり魅力的です。パワーを出すために過給器を取り付けるというのは、チューニングにおいて効果が大きい方法だとよく言われています。

スーパーチャージャーによる扱いやすさ

スーパーチャージャーはターボチャージャーに見られる、ターボラグという現象がありません。スーパーチャージャーがエンジンの回転数に合わせて空気を送り込めるのに対して、ターボチャージャーではタービンがしっかりと回るまでエンジンを回してやらなければなりません。よりパワーを出すために大きなタービンを使うと、急にパワーが出てしまうのでアクセルをガバっと開けていくと強いアンダーステアが出たり、スピンの原因になってしまいます。一方でスーパーチャージャーであれば、踏んだ分だけ力が足されていくので非常にコントロールしやすいのが特徴です。乗りやすさ、いわゆるドライバビリティの部分でターボチャージャーよりも強みがありますね。そろそろと踏んでいるターボ車を横目に、思い切って踏んでいけます。

スーパーチャージャーによる低回転域の力強さ

スーパーチャージャーはエンジンが回っていれば常にコンプレッサーを動かし、空気を送ってくれます。そのためエンジンが低回転の状態でもしっかりと過給してくれるという特徴があります。ターボチャージャーのように特定の回転域が強い、というわけではなくどの回転域でも働きを見せてくれます。

これだけ見れば良いこと尽くしのスーパーチャージャーなのですが、ターボチャージャーに取って代わられてしまった理由もあります。

スーパーチャージャーのデメリット

ToxicさんのフェアレディZZ33の画像
ToxicさんのフェアレディZZ33の画像
引用元:Toxicさんの投稿

高回転域が苦手

スーパーチャージャーはクランクシャフトと繋がっているというその特性上、エンジンが生み出す回転数を凌駕することはありません。低回転域では効率良く力を生み出せているのですが、回転が高くなってくるとスーパーチャージャーの出力限界に突き当たってしまいます。

メンテナンスが手間

ターボチャージャーはエンジンオイルでタービンの保護をしている一方で、ベルトを使っているスーパーチャージャーではプーリーやベルトの消耗が気になります。普通に乗っていれば数年は保ちますが、パワーを使う走り方をすると消耗のペースは早まります。

CARTUNEユーザーのスーパーチャージャーカスタム

ボルトオンターボと同じように、スーパーチャージャーにも後付用のキットがアフターパーツメーカーから用意されています。汎用品も用意されているので愛車にパワーが欲しい!でも乗りやすさは失いたくない、という方の選択肢としておすすめです。

専用設計された商品では、トヨタ・86(ハチロク)/スバル・BRZ用のものや日産・フェアレディZ、ホンダ・S2000やスズキ・スイフトスポーツ用のキットを製作、販売しているメーカーも存在します。

どの車も走りを楽しむというコンセプトに基づいて広く世の中に普及している名車たちですね。各メーカーで仕様が異なるため、使い勝手や出力の向上は車によってそれぞれ異なります。

そして先ほど紹介した遠心式のスーパーチャージャーも市販化されていますので、今ではターボにも負けない力を生み出すことが可能ということです。CARTUNEでもスーパーチャージャーを実際に導入しているユーザーさんがいらっしゃいました。

エンジンルームの参考として、ここで愛車を紹介させてもらいます。

☆リョウ★さんのスイフトスポーツ

☆リョウ★さんのスイフトスポーツ
引用元:https://cartune.me/
引用元:https://cartune.me/

まずはユーザーの☆リョウ★さんのスイフトスポーツです。いかにも改造しています!というエンジン周りに仕上がっていますね!

お次はあずささんのカローラアクシオ

お次はあずささんのカローラアクシオ
引用元:https://cartune.me/
お次はあずささんのカローラアクシオ
引用元:https://cartune.me/

お次はあずささんの愛車、カローラアクシオです!エンジンルームの中心にドン!と取り付けられたスーパーチャージャーはド迫力です。ヴィッツ用のものを流用されているそうです。

HadaさんのBRZ

HadaさんのBRZ
引用元:https://cartune.me/

そして最後にHadaさんの愛車のBRZです。エンジンルームを改造していると、他の車と並べても目立っていそうですね!

今回、ユーザーさんの愛車を探してみましたが、スーパーチャージャーを搭載しているのはやはり86(ハチロク)・BRZユーザーの方が多いみたいですね!86(ハチロク)もBRZも人気な車種ですので、他の同型車を突き放すことができれば目立つこと間違い無し!86(ハチロク)・BRZユーザーの方でよりパワーが欲しいという方はスーパーチャージャーの導入を検討されてはいかがでしょうか。

主なスーパーチャージャー搭載車

低回転域からパワーを得られるスーパーチャージャーは1980年代から日本車に採用されてきました。ここではそんなスーパーチャージャーを搭載した日本の名車を紹介したいと思います!

ヴィヴィオRX-R

@ishizawaさんのヴィヴィオRX-Rメーターの画像
@ishizawaさんのヴィヴィオRX-Rメーターの画像
引用元:@ishizawaさんの投稿

「最強の軽」との呼び名も高いスバルの軽自動車です。軽自動車では珍しい四輪独立懸架のサスペンションを採用し、ニュルブルクリンクでテストを行いサファリラリーにも参戦するなど、世界的に活躍しました。そんなヴィヴィオには軽自動車規制いっぱいの64馬力を発生するスーパーチャージャー付ユニットが搭載されています。

MR2(AW11型)

リョウ ハヤブサさんのMR2AW11の画像
リョウ ハヤブサさんのMR2AW11の画像
引用元:リョウ ハヤブサさんの投稿

初代MR2の後期型モデルには、あのAE86スプリンタートレノやカローラレビンにも搭載されていたエンジン(4A-G型)にスーパーチャージャーを装着したものが搭載されています。スーパーチャージャーを搭載することで15馬力のパワーアップを達成しています。

ノート

マサマサさんのノートE12改の画像
マサマサさんのノートE12改の画像
引用元:マサマサさんの投稿

最新型のノートのエンジンにはスーパーチャージャーが搭載されています。これは最近のトレンドである「ダウンサイジング」の一環として採用されたもので、小排気量のエンジンでも低回転から気持ちの良い加速をすることができるようになっています。エンジン回転数に応じてスーパーチャージャーのオンオフを切り替えることで、パワーと低燃費を両立しているようです。

ロータス エキシージ

まるおさんのエキシージシリーズ2の画像
まるおさんのエキシージシリーズ2の画像
引用元:まるおさんの投稿

アルファードなどに搭載されるトヨタの2GRエンジンをベースにスーパーチャージャーが搭載された車です。コンパクトなボディに1180kgという車重に組み合わされるのは、350馬力トルク40kg超のハイパワー。

アルファードのV6モデルが280馬力ですから約70馬力の出力上昇はすごいですよね!

ボルボXC90

shin(XC90)さんのXC90B6の画像
shin(XC90)さんのXC90B6の画像
引用元:shin(XC90)さんの投稿

車両重量は2060kgというヘビー級の7人乗りのSUVであるXC90。直列4気筒2000ccエンジンにスーパーチャージャーとターボチャージャーの両方を搭載しています。重量級のボディに加え、320馬力トルク40kg超でありながら、JC08モード燃費は12.5km/L。

少しまえなら信じられないほどの燃費がいいですね。

終わりに

今回は各所で人気が再び出てきているスーパーチャージャーについての紹介でした。昔ほどチューニングされた車が多くない現代ですが、だからこそパワーのある車の楽しさが際立つのかもしれません。愛車の新たな一面を見つける際に、スーパーチャージャーが選択肢になると嬉しいです。今のカスタムカー界隈はどんな動きになっているのでしょうか?CARTUNEで「今」のカスタムカーを覗いてみましょう。まだの方は、下のバナーからインストール!

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