スーパーチャージャーvsターボ!愛車を速くするための2択について徹底解説!

2017年10月31日 (更新:2018年05月23日)

スーパーチャージャーvsターボ!愛車を速くするための2択について徹底解説!

labelスーパーチャージャー labelターボチャージャー

車のパワーを上げてくれるパーツの中でも、最近再び脚光を浴びているスーパーチャージャー。前回に続いてターボチャージャーとの違いは何か、どんな仕組みなのか、また後付けは可能なのかを紹介します!今回はユーザーさんの改造例を多めに紹介です!

引用元:HKShttps://www.hks-power.co.jp

スーパーチャージャーって?

まずはスーパーチャージャーについておさらいしましょう。これは車のパワーを上げるために使われているパーツの一種で、ターボチャージャーと同じ過給器に分類されます。エンジンによりたくさんの空気を送り込み、より大きい力を生み出すために使われています。

過給器とは

スーパーチャージャーやターボチャージャーがパワーを上げるために使われることはお分かりいただけたかと思います。では、過給器でどのようにパワーを上げているかを説明します。過給器は文字通り、エンジンに排気量以上(超過)の空気を供給するものです。エンジンは排気量が決まっていることから、本来それ以上の空気を吸い込むことができません。ですが大排気量の車に乗ると分かるように、送られる空気が多いほどにエンジンが出せるパワーは上がります。そこで過給器は、吸い込まれる空気の量を、プロペラ等を使って増やします。本来決まった量の空気しか入らないところを、無理やりプロペラで空気を送り込むことで1.5倍や2倍の量の空気を送ることが可能になるのです。

引用元:http://cartune.me/

スーパーチャージャーとターボチャージャーとの違い

それでは、同じ空気を送るものでもスーパーチャージャーとターボチャージャーはどう違うのでしょうか。互いの仕組みについてご紹介します。

ターボチャージャー

ターボチャージャーは車が出す排気ガスを利用した過給器です。燃焼室から排気され、マフラーに送られる空気でタービンを回します。タービンにはプロペラが組み込まれており、排気で回したプロペラで空気をエンジンに圧縮して送り込む、という構造になっています。

スーパーチャージャー

スーパーチャージャーはターボチャージャーと異なり、エンジンそのものの運動を利用して空気を送り込みます。昔から車に使われているルーツ式では、クランクシャフトとスーパーチャージャーとをベルトで繋ぎ、空気を圧縮してエンジンに送っていきます。ルーツ式ではプロペラではなく、ローターを回して空気をエンジンへ押し出します。昔の車ではルーツ式が主流でしたが、今では遠心式と呼ばれる、ターボチャージャーと同じくプロペラで空気を送る遠心式のものも出てきています。

引用元:ウェキペディア

スーパーチャージャーの種類

エンジンの回転を使ってたくさんの空気を取り入れるスーパーチャージャーにはたくさんの種類があります。そのなかで主に自動車に採用されているのは次のようなものがあります。

ルーツ式スーパーチャージャー

二つのローターがかみ合いながら回転して空気を送り出す方式のスーパーチャージャーです。内部圧縮をしないため高圧圧縮には向いていませんが、コスト面でほかの方式より有利なため、市販車に多く搭載されています。

この方式のスーパーチャージャーは騒音を生じさせやすく、「キュイーン」や「ミューン」といった独特の音がします。

リショルム式スーパーチャージャー

騒音が少ないためもともとは潜水艦に多く採用されていた方式です。メルセデスベンツのAMGモデルに搭載されています。

遠心式スーパーチャージャー

羽根車(インペラ)が回転し吸入した空気を圧縮する方式のスーパーチャージャーです。もともと航空機に多く使用されていましたが、コンパクトかつエンジン回転全域でのパワーアップが見込めるため自動車にも搭載されています。

引用元:スーパーチャージャーとは?その仕組みなど

スーパーチャージャーの効果

では、そんな中でスーパーチャージャーを選ぶメリットとは一体なんでしょうか。スーパーチャージャーの特性を見ていきましょう。

スーパーチャージャーによるパワーアップ

スーパーチャージャーの一番の効果としては、やはりパワーの向上でしょう。ターボチャージャーほどではありませんが、排気量を超える吸気を行えるというのは、やはり魅力的です。パワーを出すために過給器を取り付けるというのは、チューニングにおいて効果が大きい方法だとよく言われています。

スーパーチャージャーによる扱いやすさ

スーパーチャージャーはターボチャージャーに見られる、ターボラグという現象がありません。スーパーチャージャーがエンジンの回転数に合わせて空気を送り込めるのに対して、ターボチャージャーではタービンがしっかりと回るまでエンジンを回してやらなければなりません。よりパワーを出すために大きなタービンを使うと、急にパワーが出てしまうのでアクセルをガバっと開けていくと強いアンダーステアが出たり、スピンの原因になってしまいます。一方でスーパーチャージャーであれば、踏んだ分だけ力が足されていくので非常にコントロールしやすいのが特徴です。乗りやすさ、いわゆるドライバビリティの部分でターボチャージャーよりも強みがありますね。そろそろと踏んでいるターボ車を横目に、思い切って踏んでいけます。

スーパーチャージャーによる低回転域の力強さ

スーパーチャージャーはエンジンが回っていれば常にコンプレッサーを動かし、空気を送ってくれます。そのためエンジンが低回転の状態でもしっかりと過給してくれるという特徴があります。ターボチャージャーのように特定の回転域が強い、というわけではなくどの回転域でも働きを見せてくれます。

これだけ見れば良いこと尽くしのスーパーチャージャーなのですが、ターボチャージャーに取って代わられてしまった理由もあります。

高回転域が苦手

スーパーチャージャーはクランクシャフトと繋がっているというその特性上、エンジンが生み出す回転数を凌駕することはありません。低回転域では効率良く力を生み出せているのですが、回転が高くなってくるとスーパーチャージャーの出力限界に突き当たってしまいます。

メンテナンスが手間

ターボチャージャーはエンジンオイルでタービンの保護をしている一方で、ベルトを使っているスーパーチャージャーではプーリーやベルトの消耗が気になります。普通に乗っていれば数年は保ちますが、パワーを使う走り方をすると消耗のペースは早まります。

実際にスーパーチャージャーを装着するとどんな感じなの?

ボルトオンターボと同じように、スーパーチャージャーにも後付用のキットがアフターパーツメーカーから用意されています。汎用品も用意されているので愛車にパワーが欲しい!でも乗りやすさは失いたくない、という方の選択肢としておすすめです。専用設計された商品では、トヨタ・86(ハチロク)/スバル・BRZ用のものや日産・フェアレディZ、ホンダ・S2000やスズキ・スイフトスポーツ用のキットを製作、販売しているメーカーも存在します。どの車も走りを楽しむというコンセプトに基づいて広く世の中に普及している名車たちですね。各メーカーで仕様が異なるため、使い勝手や出力の向上は車によってそれぞれ異なります。そして先ほど紹介した遠心式のスーパーチャージャーも市販化されていますので、今ではターボにも負けない力を生み出すことが可能ということです。CARTUNEでもスーパーチャージャーを実際に導入しているユーザーさんがいらっしゃいました。エンジンルームの参考として、ここで愛車を紹介させてもらいます。

ユーザーさんの愛車紹介

引用元:https://cartune.me/
引用元:https://cartune.me/

まずはユーザーの☆リョウ★さんのスイフトスポーツです。いかにも改造しています!というエンジン周りに仕上がっていますね!

引用元:https://cartune.me/
引用元:https://cartune.me/

お次はあずささんの愛車、カローラアクシオです!エンジンルームの中心にドン!と取り付けられたスーパーチャージャーはド迫力です。ヴィッツ用のものを流用されているそうです。

引用元:https://cartune.me/

そして最後にHadaさんの愛車のBRZです。エンジンルームを改造していると、他の車と並べても目立っていそうですね!

今回、ユーザーさんの愛車を探してみましたが、スーパーチャージャーを搭載しているのはやはり86(ハチロク)・BRZユーザーの方が多いみたいですね!86(ハチロク)もBRZも人気な車種ですので、他の同型車を突き放すことができれば目立つこと間違い無し!86(ハチロク)・BRZユーザーの方でよりパワーが欲しいという方はスーパーチャージャーの導入を検討されてはいかがでしょうか。

主なスーパーチャージャー搭載車

低回転域からパワーを得られるスーパーチャージャーは1980年代から日本車に採用されてきました。ここではそんなスーパーチャージャーを搭載した日本の名車を紹介したいと思います!

ヴィヴィオRX-R

「最強の軽」との呼び名も高いスバルの軽自動車です。軽自動車では珍しい四輪独立懸架のサスペンションを採用し、ニュルブルクリンクでテストを行いサファリラリーにも参戦するなど、世界的に活躍しました。そんなヴィヴィオには軽自動車規制いっぱいの64馬力を発生するスーパーチャージャー付ユニットが搭載されています。

引用元:http://alto-works.jugem.jp/?eid=437

MR2(AW11型)

初代MR2の後期型モデルには、あのAE86スプリンタートレノやカローラレビンにも搭載されていたエンジン(4A-G型)にスーパーチャージャーを装着したものが搭載されています。スーパーチャージャーを搭載することで15馬力のパワーアップを達成しています。

引用元:http://www.rs-watanabe.co.jp/15inc-40/

ノート

最新型のノートのエンジンにはスーパーチャージャーが搭載されています。これは最近のトレンドである「ダウンサイジング」の一環として採用されたもので、小排気量のエンジンでも低回転から気持ちの良い加速をすることができるようになっています。エンジン回転数に応じてスーパーチャージャーのオンオフを切り替えることで、パワーと低燃費を両立しているようです。

引用元:http://blog.livedoor.jp/yamamotosinya/archives/52405600.html

終わりに

今回は各所で人気が再び出てきているスーパーチャージャーについての紹介でした。昔ほどチューニングされた車が多くない現代ですが、だからこそパワーのある車の楽しさが際立つのかもしれません。愛車の新たな一面を見つける際に、スーパーチャージャーが選択肢になると嬉しいです。今のカスタムカー界隈はどんな動きになっているのでしょうか?CARTUNEで「今」のカスタムカーを覗いてみましょう。まだの方は、下のバナーからインストール!

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