純正フライホイールvs軽量フライホイール!レスポンスアップと乗りやすさ、どちらを取る!? | CARTUNEマガジン
純正フライホイールvs軽量フライホイール!レスポンスアップと乗りやすさ、どちらを取る!?

2017年10月24日 (更新:2020年06月03日)

純正フライホイールvs軽量フライホイール!レスポンスアップと乗りやすさ、どちらを取る!?

labelフライホイール

車について調べていたり、車好きの人と話しているとフライホイールという言葉が出てくることはありませんか?フライホイールってなんだろう。ホイールだから回転するの?どんな働きをしているの?という疑問から、フライホイールを変えるメリットまで、今回はフライホイールについて解説していきます!

フライホイールとは

ShinyaさんのシルビアS15の画像
ShinyaさんのシルビアS15の画像

車で使われているフライホイールは、エンジンで生まれた力をキープして、エンジンの回転数を安定させる、そしてエンジンの力を動力系へ伝える、という役割を持っています。それが一体どういうことなのか、少しずつ説明していきます。面倒くさい話は見たくないなあ・・・という方は次の「フライホイールとエンジンの関係」は飛ばしてしまってください。

ちなみに、フライホイールは主にマニュアル車に使われています。オートマチック車では動力を伝える構造が違うので、使われていないことがほとんどです。トルクコンバーターと呼ばれる部品がその代わりを務めています。

フライホイールの役割を一言で言うと?

次の項目で詳しく説明しているのですが、簡単に言ってしまうとクランクシャフトがコマの軸、フライホイールがコマの周りの部分のようなものだと思ってください。フライホイールは普段は見えない車の部品ですが、とても重要なもの、ということは覚えておいてくださいね。

フライホイールとエンジン・クラッチの関係

それでは、フライホイールが車で果たす役割について、詳しく触れていきましょう。

フライホイールとエンジンの関係

まず、エンジンの仕組みについて触れていきます。車のエンジンの仕組みは、4サイクル(4工程)が主流です。ガソリンと空気が混ざった混合気を燃焼室に送り込む「吸入」、その混合気を上手く燃やし切るための「圧縮」、プラグで点火して爆発を起こす混合気の「燃焼」、燃えたガスを燃焼室から出す「排気」の4工程です。これが繰り返されることでエンジンは動き続けます。

ここで大切なのが、「燃焼」以外の3工程は慣性で動いているということ。次の爆発までにピストンの動きはどんどん遅くなっていきます。ピストンの上下する動きが速くなったり遅くなったりしていると、ピストンと繋がっているクランクシャフトが均等に動けなくなってしまうのです。

そこでフライホイールが活躍します!フライホイールとクランクシャフトが繋がることで、フライホイールの回転に引っ張られてクランクシャフトも回り続けることができるようになります。クランクシャフトの回転が遅くなろうとしても、フライホイールが回ろうとする力でクランクシャフトが遅くなったり、不均等に回ろうとするのを防ぐのです。

フライホイールとクラッチの関係

こちらの働きは、よく知られているものだと思います。先ほどお話したように、エンジンで生まれた回転は、クランクシャフトを通してフライホイールに伝わります。そしてフライホイールがクラッチと繋がるとミッションも回転してドライブシャフトに力が伝わり、タイヤを回してくれます。こうして車は走ることができます。

FくんさんのフェアレディZZ33クラッチの画像
FくんさんのフェアレディZZ33クラッチの画像

フライホイールの交換

次に、エンジンの回転数に大きく関わるフライホイールを交換するとどうなるのか、またどういった時に交換が必要なのかを見ていきましょう。

フライホイールの交換について

フライホイールの交換はクラッチの交換と同じ手順で行います。ミッションを取り外して、クラッチカバーとクラッチを外すことで交換を行います。交換時期は人それぞれです。クラッチほど消耗はしませんが、摩耗が酷くなった場合、またセルモーターと繋がる歯の部分が欠けてしまった場合には交換が必要になります。ただし、故障が起こりにくい部品ですので不具合が無ければクラッチを交換する時に点検するくらいの認識で大丈夫でしょう。

フライホイールを重くする

フライホイールを重くすると、回り続けようとする慣性が強くなるのでアイドリングがより安定するのと同時に、エンジンブレーキの効きが弱くなります。ただし、慣性を溜めるまでに必要な力が大きくなってしまうので走り始めは重くなってしまいます。また、フライホイールはメーカーが作った純正の状態で充分な重さを持っています。エンジンの気筒数や回転数、使われ方を考慮してバランスの良い重さになっているためフライホイールを重くすることはあまりしません。

フライホイールを軽くする

フライホイールを軽くすると、走り出しは楽になりますが回り続けようとする慣性が弱くなるのでアイドリングが不安定になり、エンジンブレーキの効きが強く激しくなります。重くするのと同じように、乗りやすさという点で交換するメリットはほとんどありません。ですがレースやスポーツ走行に使うには非常にメリットがあり、重くする場合とは逆にフライホイールを軽くしている車は多いです。次の項目で、フライホイールを軽くした場合のメリットについて詳しく説明していきます。

軽量フライホイールのメリット

iga86さんの86ZN6クラッチの画像
iga86さんの86ZN6クラッチの画像

使われる素材を軽いものにしたり、穴を空けたりして軽量化したフライホイールを軽量フライホイールと呼びます。市場に出回っていて入手しやすいものとしては、クロモリを素材として使った軽量フライホイールがあります。

レスポンスの向上

軽量フライホイールを車に取り付けると、エンジンのレスポンスが向上します。レスポンスとはアクセルを踏んだ時のエンジンの反応のことで、フライホイールが軽くなるとエンジンの吹け上がりが良くなります。フライホイールが軽い分、クランクシャフトにかかる重さも少なくなり、エンジンが軽く回っていきます。

加減速の向上

高回転まで回すのが楽になるので、車によっては加速が良くなりサーキットのタイムアップにも繋がります。また、先ほど説明したエンジンブレーキの強い効きはレースの場面では減速する際のメリットになり、制動距離を縮めることにも繋がります。加減速のメリハリが良くなることでアクセルのコントロールはシビアになりますが、思い切り踏み切っていける車に仕上がります。

軽量フライホイールはどんな車に使うの?

レースのための車のような、アクセルを踏んだら一気にレッドゾーンまで回したい!という車に使います。サーキットやレースでタイムアップを狙いたいのであれば是非取り付けておきたいパーツです。エンジンの性能をより活かした走りを目指せます。レスポンスが良い車は乗っていて非常に楽しいものなので、積極的におすすめしたいパーツではあるのですが、乗りづらさという大きなデメリットも存在します。街乗りがメインという方は、他の部分でレスポンスアップを目指していきましょう。

終わりに

MisakaさんのアコードCL7の画像
MisakaさんのアコードCL7の画像

今回はフライホイールについて、構造的な所にも触れながら説明しました。目につかない部品ながら、車の乗り味を大きく左右するフライホイール。使う場面や車を選ぶパーツではありますが、その効果は絶大です。チューニングカーを作るなら入れておきたいパーツですね。CARTUNEならフライホイール交換をしているカスタムカーにも出会えます!本気のカスタムカーも、日常を共にする愛車も是非CARTUNEに投稿してみてください!まずはアプリのインストールから!お待ちしています!

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