2021年01月19日 (更新:2022年08月04日)
純正感を残すことを意識してモディファイされた、シンプルにかっこいいジェイド!【ジェイドオフ】
「スッキリ・シンプル」が好みのオーナーが仕上げるジェイドは、控えめのエアロ、程よいローダウン&キャンバーと、まさにその文字通りの完成度。そしてボディの綺麗さはもちろん、ホイールの輝きにも注目。車全体からオーナーの愛情を感じられる、シンプルかっこいい素晴らしい1台です!
愛車&オーナー情報
- 車種:ホンダ ジェイド RS
- 年式:2016年(平成28年)
- 走行距離:49,000km
- ボディカラー:NH731P クリスタルブラックパール
- オーナー:朔羅
- 所有年数:3年5ヶ月
ホンダらしさ
ジェイドの前の前に乗られていたのは、”US アコードクーペ”。オーナーはその車をかなり気に入っていたようだが、ある時エンジンブローに見舞われたそう。当時まだ小さかったお子さんのことを考え、「できることなら修理をして維持したかった」と考えながらも泣く泣く手放す決断をしたそうだ。同じような苦渋の決断をしたことのある読者も少なくないだろう。
その後はトヨタのウィッシュへ乗り換え。しばらくしてジェイドが登場し、「ホンダらしさを感じる車が久しぶりに出た」とオーナーの心を掴んだ。「決めてはキャプテンシートとフォルムでした。特に顔つきが好みです。」と聞かせてくれた。それにしてもジェイドのスタイルは、一目見てホンダ車とわかるような”らしさ”を感じられる良いボディラインだと筆者も感じる。
これまでの車歴の愛車たちもボディカラーは黒だったそうで、維持が大変とわかっていながらも今回もやはり黒にしたそう。とはいえ購入前は、前期のRSグレードということもあって当時限定色だった”コバルトブルーパール”とも少し悩んだそうだ。
カスタムのスタートは足回り
昔からずっと車が好きということもあって、もともと少しずつカスタムを進めるつもりでジェイドを購入したというオーナー。一番最初にカスタムした箇所を尋ねると「サスペンションです」と教えてくれた。
初めに装着されたのはRS☆Rのダウンサスだったそうだ。そこから徐々にカスタムが進んでいき、ダウンサスよりもさらに車高を落とすために車高調を導入。現在はBLITZのZZ-Rを装着しており、全体のバランスと絶妙にマッチした車高にセッティングされている。
足元にはwedsのMAVERICK 709Mが収められている。取材にあたってオーナーの車を拝見してまず初めに目に留まったのが、このホイールの綺麗さ、特にリムの輝きだった。
てっきりつい最近購入したか、オフ会に合わせて磨いたのかと思い質問してみると、交換したのはなんと1年半ほど前で、磨きも特に行っていないとのこと。ではガレージ保管では?と思って伺うと、屋根もない屋外というから驚いた。それにタイミングによっては洗車が1ヶ月開いてしまうこともあるそう。
特に深リムは気を遣っていても雨水がリムに溜まってシミになってしまったり、くすみが発生してしまったりするものだ。日頃から愛情を込めて車に寄り添っている賜物だと感じられた。
自然なこだわり
外装に目を向けると、エアロ周りは前後に無限のアンダースポイラーが装着されていて、もともとのボディラインを崩さずに程よくボリュームをプラスしている。
そしてここで、オーナーのこだわりポイントの1つをご紹介したい。それは、”マフラーを見せること”だ。ジェイドは純正ではマフラーの存在感が皆無。リアバンパーを覗き込まなければ見えないレイアウトになっていて、もちろんリアバンパーにもよくあるマフラーに合わせた切り欠きは見当たらない。
実はジェイドの無限リアアンダースポイラーには2種類が存在している。1つは、純正マフラー車向けの切り欠きのないフラットなタイプ。もちろんこちらは純正同様にマフラーが見えない。
そしてもう1つが上の写真にも写っている、オーナーが装着している”無限マフラー”のレイアウトに合わせたタイプだ。こちらはマフラーが見えることはもちろん、アンダーの前面の仕上げもディフューザー形状となるため、よりジェイドらしいスポーティーなリアビューを演出してくれる。
多くの車にとってはリアからマフラーが見えることは当たり前の光景なので、こうやってお話を伺わなければ自然すぎてスルーしてしまいそうな部分。改めてこのこだわりのお話をうかがえて良かったと思う。
- オーナーのマイガレージ
- 取材イベント:2020年12月 ジェイドオフ
ギャラリー
(photo:CARTUNE運営 Hiroki)