2020年11月27日 (更新:2022年08月04日)
街乗りからサーキットまでこなす、センス抜群のオレンジMR-S【オレンジMT】
2020年11月のオレンジMTに参加されていたMR-S。綺麗なボディメイクは参加者たちも思わず足を止めて眺めていました。フルエアロ>ウイング装着なのに派手に感じさせないパーツ選びのセンスは必見です!
愛車&オーナー情報
- 車種:トヨタ MR-S Sエディション
- 年式:2000年(平成12年)
- 走行距離:110,000km
- ボディカラー:H8R オレンジメタリック(オールペン)
- オーナー:JUN
- 所有年数:3年9ヶ月
こだわりのボディメイク
オレンジMTの会場内を歩いていて、思わず立ち止まってしまった1台がこのMR-S。
どうみても純正ではないのに、まるで”期間限定の特別仕様車”と言われたら信じてしまうような全体のまとまりがある。どんなパーツ選びをしているのか、そもそもMR-Sにこんなボディカラーがあっただろうかと、どんどん興味が湧いて、迷わずオーナーへ話を伺った。
「もともと”サーキットを走りたい”と思ってこのMR-Sを購入したんですけど、ある日突然エアロを組んでみたくなって。」
初めはやる予定がなかったカスタムでも唐突にやりたくなることが、きっと車好きの読者のみなさんなら一度くらいはあるだろう。オーナーもご多分にもれず、予定のなかったエアロを装着したそうだ。
「MR-Sって案外いろんなところからエアロが出ていて。トライアルとか、Veilsideとか。最初はTRDを探していたんですけど中々見つからず、雰囲気が似ていたのでデータシステムにしました。」
データシステムのエアロは純正の雰囲気を大きく崩すことなく、かつアグレッシブさも持ち合わせたデザイン。どちらかといえば丸みを帯びた純正のボディラインをシャキっとさせ、前後の大きな開口部やサイドのダクトデザインはMR-Sのスポーティーさを強調させている。
GTウイングはVOLTEXのTYPE3を装着。リアビューの迫力が増すだけでなく、フロントやサイドから見たときの全体のバランス向上も担っている。もちろんサーキットを走行する上でも重要なパーツの1つだ。
ボディカラーは純正風に
もともと黒だったというJUNさんのMR-S。先に紹介したエアロを装着するときに、”どうせなら”とオールペンを決断したそうだ。
「純正色でありそうな、86のオレンジをチョイスした点が一番のポイントです。」
オーナーの狙い通りに、MR-Sのカラーバリエーションを知っている人ではない限り、純正色と信じてしまいそうな自然な仕上がりとなっている。この日も元となった同色の86オーナーと意気投合していた。
走りを楽しむための内装
内装は純正の内装色を延長して、赤と黒で綺麗にまとめられている。
ステアリングとシフトノブにはMOMOをチョイス。街乗りからサーキットまでの操作性も間違いなくアップする。ダッシュボード上に設置された3連メーターはDefi。それぞれ油温、油圧、水温を表示させ、全開走行時のコンディション管理もバッチリだ。
ドライビングシートにはBRIDEのZETAIIIを装着。4点式シートベルトがサーキット走行車両であることを垣間見せる。
純正シートが赤色であるおかげで、まるで2脚バケットシートを装着しているかのように見えるのも良い。
足回りメイク
ホイールはRAYSのTE37SONICを、フロント15x6.5J、リア16x7.0JとMRらしい異形サイズで装着している。タイヤはブリヂストンのPOTENZA Adrenalin RE004で、それぞれ195/55と195/50。このタイヤ・ホイールセットは街乗り用で、サーキット走行時にはRE-71RSを履かせたENKEIのPF01のセットも持っているそうだ。
サスペンションにはTEINのMONO Sportsを奢り、標準ではバネレートがフロント4kgf/mm、リア6kgf/mmのところを、フロント7kgf/mm、リア10kgf/mmへ変更している。
どこかのサーキットで会えるかも?
オーナーはかなり積極的にサーキット走行を楽しんでおり、オレンジMTのすぐ後にも鈴鹿サーキットへ出向いている。
これまで走ったことのあるサーキットは「鈴鹿本コース」「鈴鹿ツインサーキット」「モーターランド鈴鹿」「タカタサーキット」「美浜サーキット」など。しかしながら、まだまだ走りたいサーキットがあるに違いない。
これだけのサーキットを走りながら、本当に綺麗に維持されているMR-Sはきっと幸せだろう。これからもMR-Sとのカーライフを存分に楽しんで欲しい。
- オーナーのマイガレージ
- 取材イベント:第2回 オレンジMT in 榛名
ギャラリー
(photo:CARTUNE運営 Hiroki)