車の雪対策、故障無しで乗り切るための16の対策とDIY事例を紹介 | CARTUNEマガジン
車の雪対策、故障無しで乗り切るための16の対策とDIY事例を紹介

2020年12月17日 (更新:2024年10月10日)

車の雪対策、故障無しで乗り切るための16の対策とDIY事例を紹介

低い気温や凍結した路面、融雪剤など、冬は車にとって過酷な季節であり痛みやトラブルが発生しやすい時期。ノントラブルで冬を乗り切るための効果的な対策と揃えておきたいグッズを紹介します。

車の雪対策には様々な方法がある

車の雪対策には、次のようなものがあります。

  • スタッドレスタイヤに交換してスリップ事故を防ぐ
  • チェーンを用意して急な降雪に備える
  • バッテリーを交換して冬のバッテリー上がりを防ぐ
  • ヘッドライトのバルブをハロゲンに交換して視界を確保する
  • ワイパーを交換して視界不良を防ぐ
  • フロントガラスにカバーをかけて霜を防ぐ
  • アルコールでガラスの霜や氷を落とす
  • シリコンを塗ってドアの張り付きを防ぐ
  • こまめに走らせて湿気を飛ばしサビを防ぐ
  • 除湿剤を使用してサビを防ぐ
  • 防水フロアマットで車内の汚れを防ぐ
  • 車高を上げて下回りの損傷を防ぐ
  • エアロを外して雪による破損を防ぐ
  • 足回りをコーティングしてサビを防ぐ
  • エアクリーナーにカバーを付けて水分の侵入を防ぐ
  • ラジエーターに蓋をしてオーバークールを防ぐ

車の雪対策1:スタッドレスタイヤに交換してスリップ事故を防ぐ

我が家はいつもヨコハマのアイスガードなのですが、現行モデルは既に3年前のもので今年も新製品無し…と言うことで今年出たばかりのダンロップ・ウインターマックスにしてみました。

ダンロップのスタッドレス初めてなのでどんな感じか楽しみ(不安?)です

車の雪対策として最も効果的かつ真っ先に用意しておきたいのはなのは、もちろんスタッドレスタイヤです。雪道や凍結路面でもしっかりとグリップし、スリップ事故を防いでくれます。

最近では安価なアジアンタイヤメーカーのスタッドレスタイヤの性能も上がってきているため、いざという時の保険として購入しておくと良いでしょう。

車の雪対策2:チェーンを用意して急な降雪に備える

急な吹雪や雪に対応するため、チェーンを用意しておくのも雪対策のひとつです。

車用のチェーンは金属製の重いものというイメージが強いですか、現在はゴムや布製のものも販売されており装着が容易になっています。

チェーンは駆動輪に取り付ける

たまにプリウスなどの前輪駆動車の後輪にチェーンをつけているドライバーを見かけますが、これは間違い。チェーンは車の駆動輪に取り付けるようにしましょう。

もちろん、四輪全てに取り付ければより効果的です。

スプレータイプのチェーンもある

雪が降るかもしれないので一応買いました。

年に1回か2回だけの為にスタッドレスに履き替えるのが、どうなんだろう?って考えてる方いたらこれおすすめかも。

まだ使ってないからわからないのだけど、スプレーして5分してから発進、40キロは行けるみたい。

一時的な使用を想定して、最近ではタイヤのトレッド面にスプレーすることで凍結路面でグリップするスプレー式の滑り止め剤(スプレーチェーン)が販売されています。

効果は長くは持続しませんが、山道で日陰のところだけ凍結している場合などは有効です。

車の雪対策3:バッテリーを交換してバッテリー上がりを防ぐ

…寒さ対策も兼ねて、先月ワークス君のバッテリー交換🔧

エンジンルームブルー化計画には、ピッタリな色のバッテリーです😁

冬に増える車のトラブルとして多いのがバッテリー上がりです。バッテリーは内部の化学反応によって電力を保持していますが、バッテリー本体の温度が下がると化学反応が起こりづらくなるため十分な電力を発揮できなくなります。

秋は調子が良かったバッテリーでも冬になると一気に調子を崩してしまう場合があるため、冬の前にカー用品店やディーラーでバッテリーの点検をしてもらうと良いでしょう。

車の雪対策4:ヘッドライトのバルブをハロゲンに交換して視界を確保する

吹雪にやられてLEDヘッドライト、LEDフォグともに雪が全面貼り付き完全アウトでした😂

ヘッドライトをハロゲンバルブに交換!

ヘッドライトに従来から使用されてるハロゲンバルブ。近年は発熱が少なく省電力なLEDバルブが主流となりつつありますが、ハロゲンバルブは雪道で非常に大きな効果を発揮します。

雪道での走行において、ヘッドライトの明かりは前方の視界確保だけでなく、吹雪の中で対向車に居場所を知らせるためにも非常に重要です。しかし、ヘッドライトに積もる雪をいちいち降りて落とすことはできません。

そこで、ハロゲンバルブが役立ちます。発熱量の多いハロゲンバルブはヘッドライトの雪を熱で溶かし、前方の視界不良を防ぎます。雪山に行く際は面倒でも交換しておきたい部品です。

車の雪対策5:ワイパーを交換して視界不良を防ぐ

雪国には必須アイテムのスノーブレードです。昨シーズンはケチって、夏用エアロブレードで過ごしました。

が、特に降雪時、高速道路で全く役に立たず危険だったので、今シーズンはさっさと交換しました(笑)

ワイパーには、スノーブレードと言われる冬用のワイパーが存在します。スノーブレードはフレーム含めほぼ全ての部分をゴムで覆われているため凍りにくく、ワイパーが凍って動かないなどのトラブルを防ぐことができます。

また、通称のワイパーよりもフロントガラスへの圧力が高く、走行中に降り積もる雪を力強く跳ね除けて視界を確保します。

車の雪対策6:フロントガラスにカバーをかけて霜を防ぐ

昨夜からフロントガラスカバーを掛けてました!

意外と使えますよ!

冬の日の朝に車を動かす時、一番面倒なのがフロントガラスの霜を溶かす作業。そもそも霜は空気中の冷やされた水蒸気が車に付着し凍ってしまっているもので、フロントガラスに水蒸気が付着しなければ霜に悩まされることはありません。

そこで近年流行っているのがフロントガラスカバーです。これを用いてガラスをカバーしておくことでガラスに水分が付着しづらくなり、霜の発生を防ぐことができます

車の雪対策7:アルコールでガラスの霜や氷を落とす

自作解氷剤です!朝一フロントガラスが凍った時に便利なのでよかったら試しに作ってみて下さい😉

作り方は霧吹き容器にアルコールと水を3対1で入れるだけ❗️これを凍ったガラスに吹きかければ一瞬で氷が溶けます!

お湯で溶かすと走行時にまた凍ったりする上に、スクレーパでガリガリはキズつくのでこれは本当にオススメです😄

フロントガラスに霜や氷の膜ができてしまっている場合は、水溶性のアルコールと水を混ぜた自作の解氷剤が役立ちます。消毒用のエタノールと水を3対1の割合で混ぜ、これをフロントガラスの氷に吹きかけます。

イソプロパノールに注意

解氷剤を作る場合は、使用するアルコールに、「IP」(イソプロパノール)が含まれていないかどうかをチェックして下さい。イソプロパノールには脱脂作用があるため、フロントガラスのモールやワイパーなどのゴム製品やプラスチック部品に付着すると部品を痛めてしまいます。

ガラスに熱湯をかけるのはNG

早く氷を溶かそうと、氷がついているガラスに熱湯をかけるのは絶対にやってはいけません。ガラスは温度変化に非常に弱く、熱湯をかけると粉々に砕けてしまいます。

車の雪対策8:シリコンを塗ってドアの張り付きを防ぐ

前にスライドドアのラフェスタに乗ってまして、冬にドアの凍結でスライドドアが開かなくなりかなり不便してました

そこでシリコンスプレーを吹きかけたら凍りつきが軽くすんで効果ありまして!

冷え込みが特にひどい寒冷地では、ゴムモールがくっついてしまいドアが開かなくなることがあります。

これを防ぐには、ドア廻りのゴムモールにシリコングリスやオイルを塗るのが効果的です。ゴムに油分を塗布することでゴムと部品が直接接触しなくなるため、張り付きを防止することができます。

溶剤が入っていないものが好ましい

塗布するシリコンは、必ず溶剤の入っていない無溶剤のシリコングリスやシリコンオイルを使用してください。溶剤が入っているものやシリコン以外のものはゴムや塗装を傷めてしまう可能性があります。

車の雪対策9:こまめに走らせて湿気を飛ばしサビを防ぐ

今日は曇りの予報でしたが晴れました!コツコツ手洗い洗車して日干し中😃

しっかり乾燥させて梅雨の湿気を飛ばしたいです‼️

気温が低く水分が蒸発しにくい冬は、定期的に車を走らせるようにしましょう。冬の雨や雪に覆われた車はいたるところに水分が侵入しており、この水分がボディの溶接部分などに堆積した埃に混じることで、水分が長く残り続けてサビの原因となります。

週に一度、車を30分以上走らせながら窓を開けて換気をしたり、エンジンにしっかり熱を入れることでサビの原因となる水分を飛ばすことができます。愛車のコンディションを維持するために、必ず行いたい対策です。

車の雪対策10:除湿剤を使用してサビを防ぐ

ロードスターなど、ソフトトップの車の場合はどうしても車内に水分が残りがち。フロアや幌の収納スペースなど、水分が溜まりやすい所に除湿剤をセットしておくと、サビの発生や進行をある程度抑えることができます。

同時に、晴れの日に屋根を開けて天日干しするなどの対策と一緒に行うと良いでしょう。

車の雪対策11:防水フロアマットで車内の汚れを防ぐ

フロアマットを防水ゴムの物に替えました。

協和産業さんのゴムマット、雨の日も安心仕様

駐車場に積もっている雪を踏んだ靴には、靴底を含め雪がびっしりと付着しています。このまま車に乗ってしまうと車内で雪が解けてフロアマットが水浸しに。フロアマットは汚れやすく、そこに水分が長時間付着しているとカビが発生して臭いの原因なります。

フロアマット防水のものに交換することで、カビの発生を防ぐだけでなく車内の掃除もラクになります。スキー場に行く前などに是非を行いたい対策です。

車の雪対策12:車高を上げて下回りの損傷を防ぐ

車高上げてます←

札幌市内の半端に溶けたべちゃべちゃ雪道でエンジンアンダーパネルとインナーフェンダーが割れちゃいまして泣

てなわけで指2本スタイル(春も近いというのに雪道対策)

車高調を用いて車高下げている場合は、本格的な冬の訪れの前に車高上げておくと良いでしょう。雪が下回りに付着することでサビにつながるだけでなく、氷の塊がアーム類にぶつかり凹みや歪みなどの損傷を引き起こすこともあります。

冬の間もかっこよさを追求したいところですが、愛車を守るためにも行なっておきましょう。

車の雪対策13:エアロを外して雪による破損を防ぐ

ボードの為に冬支度。って事でスタッドレスへ交換andフロントリップ外しました、、、

どこかで聞いた『フロントリップは消耗品』、そんな事はありません!!!笑

道路に積もった雪でエアロパーツが割れてしまわないよう、冬の前に仕様変更してしまうのも手です。カーボン製のリップなどは高価なものが多いため、迷ったら外すのが吉。

エアロパーツの取り付け取り外しが容易にできるよう取り付け方法を工夫するのも、DIYの腕の見せ所の一つかもしれません。

車の雪対策14:足回りをコーティングしてサビを防ぐ

一冬越したら若干サビが出てきたので塗りました✨

東北の冬をナメると下回りが錆びだらけになります😣

降雪地域では雪を溶かすための融雪剤(当節防止剤)が道路に撒かれますが、この融雪剤には塩が含まれており、金属の酸化を促進させるデメリットがあります。

融雪剤による錆を防ぐためには、下回りをシャーシブラックと呼ばれるクッション性のあるコーティング剤で覆ってしまうのが効果的です。シャーシブラックを塗布することで、融雪剤が金属に直接接触するのを防ぎ、サビの発生を抑えます。

車の雪対策15:エアクリーナーにカバーを付けて水分の侵入を防ぐ

HKSのキノコを守るため、雨と雪対策のためカバー作り

純正に戻すかBlitzにするかラムエアシステムに変えるか…

屋外駐車の場合、吹雪のような強い風を伴う降雪があると、エンジンルーム内にも雪が侵入することがあります。 雪がエアクリーナーに付着して溶けてエンジンルーム内に流れ込むと、エアフロセンサーなどの故障や、エンジンそのものの破損につながります。

乗らない日は、ボディカバーをかけたり、吸気系統にビニールや箱をかぶせておくことで、エンジン内部への水分の侵入をある程度防ぐことができます。

車の雪対策16:ラジエーターに蓋をしてオーバークールを防ぐ

オーバークールがかなり酷いのでオーバークール対策を!アルミテープを半分もいかないくらい貼って終わりですw

実は盛岡の帰りオーバークールのせいで、−5℃の中暖房全く効いてなく、車内キンキンに冷房状態でした…

車のエンジンは、エンジンの冷却水温が80℃の辺りで最も効率よく性能を発揮できるように設計されています。しかし、気温の低い日は冷えた空気でエンジンが冷やされ過ぎてしまい、冷却水温が80℃を下回るオーバークール(冷えすぎ)状態となってしまうことがあります。

エンジンが冷えすぎたまま走行を続けると燃費の悪化やエンジンそのものにひずみが生じることがあるため、オーバークールになる場合は、ラジエーターをテープやプラダンなどで半分ほど塞ぐなどの対策をとることで冷却水温が上昇します。

ラジエーターの取り扱いに注意

ラジエーターは柔らかく非常にデリケートな部品のため、柔らかい板が当たってしまうだけでフィンが潰れてしまうこともあります。

作業を行う際は、歪ませたりしないよう十分な注意が必要です。

愛車の雪対策は秋のうちに

冬の間は外に出るのが億劫になるため、ついつい愛車のメンテナンスを怠りがち。しかし、クルマのコンディションは冬の間に差がつくといっても過言ではありません。

愛車と気持ちよく春を迎えるためにも、事前の雪対策と丁寧なメンテナンスを行いましょう。

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