2019年版 タイヤメーカー各社のプレミアムスポーツタイヤ

2019年10月04日

2019年版 タイヤメーカー各社のプレミアムスポーツタイヤ

labelタイヤ

タイヤメーカー各社がスーパースポーツカーやアルティメットスポーツカー向けに販売しているのがプレミアムスポーツタイヤです。グリップ性能やウェット性能だけではなく、静粛性や直進安定性などを高次元でバランスさせた、まさにプレミアムなタイヤに仕上がっています。

プレミアムスポーツタイヤとは?

プレミアムスポーツタイヤは、フェラーリやランボルギーニ、アストンマーティンなどの高級スポーツカーの標準装着タイヤとして、タイヤメーカーが威信をかけて開発しています。

このセグメントのタイヤには、ストリートスポーツタイヤ以上に多くの性能が要求されます。ドライ&ウェットでのグリップ性能は当然として、静粛性や直進安定性などの快適性など相反する要素を両立することも求められます。

その分、価格はストリートスポーツタイヤ以上に高価なものとなっていますが、プレミアムスポーツタイヤが選ばれる高級スポーツカーの価格とを比較すれば十分妥当な価格ともいえるでしょう。

いえ、高価ではあるのですが車格に合った性能という面では費用対効果も決して悪くはないという意味ですが・・・。まさに、一度は装着してみたい憧れのタイヤです。

ブリヂストン

ポテンザ S007A

引用元:www.bridgestone.co.jp

最高時速320km/hを優に超えるジャガーXJ220に標準装着されたタイヤ。エクスペディアS-01の流れを組む、ブリヂストンのプレミアムスポーツタイヤの最新版がポテンザ S007Aです。その後、エクスペディアシリーズはポテンザブランドへと吸収されました。

ポテンザブランドになってからもプレミアムスポーツタイヤとして進化してきました。有名なエンツォ・フェラーリ標準装着タイヤとなったRE050A、アグレッシブな方向性パターンを採用したS-02、そして前モデルのS001です。

RE050Aと同じ方向性で進化してきたトレッドパターンは前モデルのS001まで。今回のS007Aではセンター部のブロックを大型化して剛性を上げています。これにより、ハンドリング面での初期応答性が向上しています。

ラインナップは17インチから20インチ径までのワイドなラインナップに、サイズバリエーションは少ないながらも16インチと21インチも加えています。タイヤ幅は205から最大で295までを揃えています。

ヨコハマ

アドバン sport V105

引用元:www.y-yokohama.com

ヨコハマのプレミアムスポーツタイヤといえば、かつてはAVSシリーズが有名でした。現在は同社の代表的なブランドである、アドバンのバリエーションとして展開されています。最新のモデルはアドバン sport V105。標準装着だけではなく、タイヤ交換時やインチアップの際の指名買いも多い人気モデルです。

トレッドパターンはIN側のリブに切り込みを配し、固定周波数でのパターンノイズを抑えています。また、IN側とOUT側のパターンデザインを最適化することでドライ&ウェット両方での性能を最適化しました。

ラインナップは16インチから22インチ径を、205から最大で315までのタイヤ幅でカバーしています。。

ダンロップ

SP SPORT MAXX 050+

引用元:tyre.dunlop.co.jp

RUFのイエローバードに装着されてその名声を一躍有名にしたのがSP SPORT D40/M2です。また、ル・マン24時間レースではポルシェ956/962Cシリーズやマツダ787Bの装着タイヤとして多くの勝利を飾ってきました。

SP SPORTシリーズの最新版となるのがSP SPORT MAXX 050+です。トレッドパターンのデザインは他社のプレミアムスポーツタイヤにも採用例の多い、OUT側に大きなブロックパターンを配していますが、このタイヤの特徴はIN側にあります。

IN側のブロックは他社のものよりも小さめとし、ウェット路面ではより高い排水性を誇るものとなっています。長距離のドライブでは天候も刻々と変わりやすく、ドライとウェットでの高い性能が求められます。そうした長距離走行の多いドライバーに最適なのがこの製品でしょう。

ラインナップは16インチから20インチ径まで。タイヤ幅は205から最大で275までを用意しています。

ミシュラン

パイロット・スーパースポーツ

引用元:www.michelin.co.jp

BMW M4など、欧州のスポーツカーの標準装着タイヤとして選ばれることが多いのがパイロット・スーパースポーツです。話題の新車、GRスープラのトップグレードであるRZの装着タイヤにも選ばれています。

トレッドパターンはミシュランらしい、太いストレートグルーブと大きなブロックを組み合わせたものですが、このタイヤの特徴はコンパウンドにあります。ル・マン24時間レースのLMP1クラスを制したテクノロジーをストリート用に応用して誕生したコンパウンドは、IN側とOUT側にそれぞれ最適化されたものを採用しています。

タイヤサイズも88サイズを展開するパイロットスポーツ 4 Sを上回わり、17インチから最大23インチ径!までを94サイズでカバーしています。

ピレリ

Pゼロ

引用元:www.pirelli.com/tyres/ja-jp

複数の派生シリーズを持つPゼロシリーズにおいて基本となるのがPゼロです。プレミアムスポーツカー、スーパースポーツカーのユーザーが求める性能だけではなく利便性までを考えて作られたこのタイヤには、他社にはない新技術が投入されています。

シールインサイドは、タイヤの内側の特殊加工を施すことでパンク時にもすぐに空気が抜けることを防ぎ、安全な場所までの走行を確保します。さらに、ノイズ吸収装置をタイヤ内部に装着することでロードノイズも低減させています。

もちろん、そういった快適性だけではなくドライとウェット路面の両方で高いグリップ性能を発揮します。トレッドパターンも、ひと目でピレリらしさを感じさせる点がオリジナリティを求めるユーザーに最適ですね。

タイヤサイズは乗用車用としては17インチから21インチ径をラインナップ。タイヤ幅は225から最大355まで揃えているのが、スーパースポーツへ標準装着されることも多いPゼロの特徴です。

グッドイヤー

イーグル F1 アシンメトリック 3

引用元:www.goodyear.co.jp

F1における最多勝記録を保持しているメーカーがグッドイヤーです。WEC,世界耐久選手権がグループCカーで競われていた時代には、「グッドイヤーを装着するだけでタイムアップする」と言われたほどハイパワーレースカーへのマッチングに多くの経験を持っているメーカーです。

グッドイヤーの最新のプレミアムスポーツタイヤであるイーグル F1 アシンメトリック 3はグリップ性能一辺倒ではなく、耐摩耗性や制動性能なども向上させたグッドバランスタイヤです。ラインナップも17インチから20インチ径、タイヤ幅も205や225など装着車両の多いサイズを中心に、最大幅は285までを用意しています。

コンチネンタル

スポーツコンタクト 6

引用元:www.continental-tire.jp

ヨーロッパ発のタイヤメーカーとして知名度を急速に高めているのがコンチネンタルです。ヨーロッパでは新車装着率が3割を誇るなどその信頼性は折り紙付きです。

フォース・ベクタリングと呼ばれるトレッドパターンも独特なデザインです。アウト側の太いブロックパターンは他社のストリートスポーツタイヤにも多く見られるものですが、イン側の細いサイプをストレートグルーブの間に配したデザインはひと目でスポーツコンタクト 6とわかるものです。

タイヤサイズは19インチから最大径は何と!23インチまでラインナップ。タイヤ幅は225から285などのポピュラーなサイズに同じ径でも複数の扁平率を用意することでユーザーの選択肢を増やしています。

まとめ

国産メーカーと海外メーカーのプレミアムスポーツタイヤの最新モデルを紹介しました。ストリートスポーツタイヤに比べればメーカー間のトレッドパターンのデザインや、搭載されたテクノロジーの差は少なめに感じました。

このレンジのタイヤがカバーするスーパースポーツカーやアルティメットスポーツカーに求められる性能により、最適解が近くなっているのかもしれません。それでも表面には見えないタイヤ内部のテクノロジーや、コンパウンドなどにはメーカー間の違いが見て取れます。

また、有名なところではポルシェの指定タイヤの証である「Nタイヤ」など、高級スポーツカーの認定タイヤが多いのもプレミアムスポーツタイヤです。

交換用タイヤとして希望サイズや認定タイヤがあれば是非、履き替えを検討し、より自分の希望にあったタイヤを履いてみるのも楽しみの一つではないでしょうか。