2019年09月08日 (更新:2020年07月09日)
レーシングカー御用達!アンダーパネルで強力なダウンフォースを手に入れろ!
タイムアタックマシンやレーシングカーなどに採用されるアンダーパネル。市販車向けにも専用設計のものや汎用品が発売されていますが、そもそもアンダーパネルとは何なのか?どのような効果があるのか解説していきます!
アンダーパネルとは?
車体下に取り付ける板のこと
アンダーパネルとは車体下部をカバーするように取り付ける板のことで、素材はアルミ・FRP・カーボンなど多岐にわたります。主にフロント・センター・リアの3点で構成されることが多く、リアに関しては”ディフューザー”と呼ばれることもあります。
アンダーパネルの役割とは?
車両下に流れる空気をスムーズに流す役割
車体下部は、様々な部品により歪な形となっています。高速走行時では、くぼみに空気が入ると大きな抵抗になってしまいます。アンダーパネルを装着し、フロアの凹凸を無くすことで、フロントから車両下に入ってきた空気がスムーズに流れます。
空気の流れがスムーズになることで、高速走行時の安定性や、燃費など、様々な面でメリットがあります。
また、整流された空気の流れにつられ、エンジンルームなどで発生した熱も逃げやすくなり、オーバーヒート防止や、水温・油温の安定性向上も見込めます。
車体下を圧力を下げる役割
アンダーパネルを取り付けると車の下を流れる空気の流速は素早くなります。流速が速くなるに従い、車体下の圧力低下によってダウンフォースが増加します。これにより、車は地面に押し付けられる力が働き車体を安定をさせることが出来ます。
これは、ベルヌーイの定理「流体の速度が増加すると圧力が下がること」で示されています。例えば、駅のホームで電車が通過する際、電車に吸い寄せられそうになったことはありませんか?これと同じ原理です。
CARTUNEユーザーの装着例
マフラーや足回りのアーム類以外はほぼフラットになっていて、非常に高い整流効果が期待できそうです。リアの角度とフィン形状もしっかり設計されていてます。
アルミパネルでバンパー形状に合わせてあり隙間なくフラット化されていて効果が期待できそうです。オイルドレン部分が開閉できるようになっており整備性も良好です。
まとめ
近年では、走行性能向上が目的でスポーツカーからセダンに至るまでアンダーパネルが採用された車が数多く販売されています。車両下部の整流効果を高めてくれるアンダーパネルは他にもダウンフォースの発生や、エンジンの熱を逃す効果もあり、クルマの性能を引き上げてくれるパーツの1つ。皆様も、是非愛車用のアンダーパネルを一度探してみてはいかがでしょうか。