2019年08月11日 (更新:2024年08月26日)
【Bluetooth接続】カーオーディオで音楽を再生する方法
オーディオ本体とスマートフォンを連携するために必要なBluetooth。今回はそんなBluetoothを使って音楽を再生するメリットやBluetoothの接続方法、おすすめのBluetooth対応カーオーディオなどをご紹介したいと思います。
Bluetoothで音楽を再生するメリット
近距離無線通信規格のひとつであるBluetooth。大勢の人がBluetoothでカーオーディオとスマートフォンを連携して、音楽を再生しているのではないでしょうか。Bluetoothで音楽を再生するメリットが以下の4つです。
- スマホにダウンロードした音楽をカーオーディオで流すことができる
- カーオーディオ上で再生・停止などの操作ができる
- YOUTUBEなどの動画サイトの音楽を再生できる
- CDと違いかさばらない
- カーオーディオで電話ができる
Bluetoothの普及によって、車内での音楽鑑賞の定番メディアだったCDの人気が薄れつつあります。CDはアーティストやアルバムを変更しようと思ったら、その都度ディスクを入れ替える必要がありますが、Bluetoothならそのような手間もありません。
どうやってBluetooth接続する?
カーオーディオとスマートフォンをBluetooth接続する方法は以下の3種類。
- Bluetooth対応カーオーディオと直接接続
- Bluetoothレシーバーを介したAUX接続
- Bluetoothレシーバーを介したFMトランスミッター接続
BluetoothはBluetooth対応カーオーディオとの直接接続が一般的ですが、Bluetooth非対応のカーオーディオであってもスマートフォンの音楽を再生することはできます。前述した接続方法の詳細をひとつずつチェックしていきましょう。
Bluetooth対応カーオーディオと直接接続
Bluetooth対応カーオーディオであれば、スマートフォンと直接Bluetooth接続して音楽を再生することができます。具体的な方法は製品によって異なるので、詳細はカーオーディオおよびスマートフォンの取扱説明書をチェックしてみてください。
Bluetoothレシーバーを介したAUX接続
カーオーディオがBluetoothに対応していない場合、別途Bluetoothレシーバーと呼ばれる製品を購入する必要があります。スマートフォンとレシーバーがブルートゥース接続で通信して、レシーバーとカーオーディオはAUXによる有線接続です。
Bluetoothレシーバーを介したFMトランスミッター接続
AUX接続以外でBluetoothを使用したい場合はFMトランスミッターが内蔵されているBluetoothレシーバーを購入しましょう。こちらはスマートフォンとレシーバーがBluetooth接続で通信して、カーオーディオとはFMトランスミッターによる接続です。
▶おすすめのBluetooth対応カーオーディオ -2DIN
KENWOOD【DDX4190BT】
まずはじめにご紹介するのは、KENWOODの「DDX4190BT」です。Bluetoothに対応しているので、CDやUSBなどのメディアだけではなくスマートフォン内の音楽を再生することができます。また、ハンズフリー通話もワイヤレスで楽しむことが可能です。
最新のBluetoothユニットを搭載しているため、無線接続であるにもかかわらず高音質での音楽再生を実現しました。「DDX4190BT」はクリア液晶パネルを採用しています。そのため、音楽だけではなく映像を再生することができるところも魅力的です。
DVD再生機能の採用によって、車内でのちょっとした休憩時も大活躍。使い勝手や操作性も良く、イメージとしてはナビゲーション機能が備わっていないカーナビのような感じ。リアビューカメラがあれば、同製品をバックモニターとして活用することもできますよ。
KENWOOD【DDX3170】
現在の最高ハイレゾ音質であるDSDまで対応し、ハイレゾ音源であるWAVとFLACも受け入れ、LDACでワイヤレスリスニングも楽しめるなど、受容範囲の広さがポイントです。CDやDVD、USBメモリ、スマートフォンなど、対応メディアの数も多く、SDカードでCDの音源を録音できます。とにかく音楽を聴いてドライブを楽しみたい人におすすめです。
carrozzeria【FH-8500DVS】
続いてご紹介するのは、carrozzeriaの「FH-8500DVS」です。2DINタイプのカーオーディオに仕上がっており、液晶パネルによる快適な操作や美しい映像を満喫することができます。最大の特徴はApple CarPlay/Android Auto機能が備わっていること。
お使いのスマートフォンと同製品を有線接続すれば、カーオーディオのインターフェイスがiOS/Androidのインターフェースへと早変わり。スマートフォンの操作と同じ感覚で、直感的にカーオーディオを操作することができます。
Apple CarPlay/Android Autoを使用すれば、電話の発着信やメッセージの送受信、音楽再生などができるようになるのです。また、ナビゲーション機能は備わっていませんが、ナビゲーションアプリを 使用できるところも魅力的です。
carrozzeria【FH-4600】
2DINタイプのカーオーディオとなっていますが、大型の液晶パネルは備わっていません。その代わり、マルチディスプレイモードによってスマートフォンで同製品を操作することができます。
こちらもBluetooth機能が備わっているため、スマートフォンの音楽再生やハンズフリー通話が可能です。マルチディスプレイモードを採用したことで、スマートフォンを2台同時待受にできるところも「FH-4600」の大きな魅力だと思います。
また、「FH-4600」はタイムアライメントや13バンドグラフィックイコライザーなど様々な音質調整機能を採用しました。これによって、車内に響ワタルサウンドを自分の理想通りに調整することができるようになっています。
Clarion【CX315 】
トヨタや日産の純正品にも指定されている信頼性の高いカーオーディオです。CD系からはじまり、iPod、iPhone、USB系など多くのメディアに対応しており、AUX端子もつなげられ、ワイヤレスリモコンでも動くなど受容機器の多さがポイントです。
ハンズフリー通話もできるので、帰り道での家族などへの電話も可能です。ハンズフリー機能が搭載されているので、車の中で電話をよく使われる方におすすめです。
▶おすすめのBluetooth対応カーオーディオ -1DIN
KENWOOD【U340BMS 】
続いてご紹介するのは、KENWOODの「U340BMS 」です。こちらは前述した製品とは違って、1DINタイプのカーオーディオになります。液晶パネルは備わっていませんが、その分、リーズナブルな価格で音楽を楽しむことができるのです。
CDやUSBなど複数のメディアはもちろん、最新Bluetoothユニットの搭載によって、スマートフォンの音楽を高音質で再生することができます。オーディオ本体での楽曲再生や一時停止などが可能で、運転中でも安心して操作することが可能です。
また、 こちらの製品はハンズフリーによる便利機能をウリにしています。ハンズフリー通話はもちろんのこと、ワンプッシュで着信通話ができるハンズフリーボタンを搭載。着信履歴が不在着信の確認ができる履歴表示、ナンバーダイヤルも採用しました。
carrozzeria【MVH-7500SC】
スマートフォン一体型カーオーディオです。縦横どちらでも取り付けられるうえ、どの席からも見やすいように角度調節もできます。FLAC対応のハイレゾ音源再生や圧縮音源をクリアにする「アドバンスド・サウンドレトリバー」などで音質も申し分ありません。
専用アプリを使ったスマートフォンリンク機能により、ダイレクトキーでスマートフォンを触ることなく操作できます。そこから地図や音楽アプリ、LINEなどにアクセスできます。スマートフォンを器用に使いこなして道案内などのサポートを受けたい人や、運転中もLINEなどでコミュニケーションしたい人におすすめです。
carrozzeria【DEH-7100】
2台同時に外部機器との接続が可能なので、音楽データを保存したUSBスティックを差しながら、スマートフォンを充電することもできます。USBポートの位置が正面ではない為、コードを配線する必要があります。それでも音質はクリアで、実用性も高いので、ドライブの時間を有効活用したい人におすすめです。
知っておきたいカーオーディオ用語
カーオーディオを詳しく知ってもらうため、主要な専門用語を解説します。
- Bluetooth:通信規格名です。パソコンやスマートフォンなどのネットメディアと無線でつなげ、データや音声を交流させるためのシステムです。
- EDR(Enhanced Data Rate):「拡張されたデータ通信速度」という意味です。Bluetooth2.0に伴っています。
- DIN(Deutsch Industrie Norm):「ディン」と読みます。カーオーディオやカーナビの縦×横サイズを表し、1DINは50×178mm、2DINは100mm×178mmです。
- DSP(Digital Signal Processor):デジタル信号の高速処理のための集積回路です。
- AUX端子:特定の機械を外部機器と接続するための専用端子です。
- タイムアライメント:車内の左右のスピーカーから音が鳴ってから人の耳に届くまでの時間を調整する機能です。運転席などにいてもスッキリと聞こえるように、片方のスピーカーからくる音の伝達時間を遅らせたりします。
まとめ
今回はカーオーディオをBluetooth接続して、スマートフォンの音楽を再生する方法をお届けしました。お持ちのカーオーディオがBluetooth接続に非対応でも、BluetoothレシーバーがあればAUXもしくはFMトランスミッターでBluetoothを使用することができます。
しかし、最も手っ取り早いのは、やはりBluetooth対応カーオーディオを愛車に取り付けることです。Bluetoothレシーバーはリーズナブルな価格で購入できますが、カーオーディオもカーナビと比べると、随分安い価格帯から購入することができます。
Bluetoothに対応している最新のカーオーディオなら、自分の理想のサウンドを追求できる調整機能や高音質再生機能が備わっています。車内での音楽にもしっかりとこだわりたい人は、Bluetooth対応カーオーディオを購入するようにしましょう。