10代目 ハイゼットカーゴ 価格は?燃費は?安全装備も徹底解説! | CARTUNEマガジン
10代目 ハイゼットカーゴ 価格は?燃費は?安全装備も徹底解説!

2019年08月15日 (更新:2022年07月20日)

10代目 ハイゼットカーゴ 価格は?燃費は?安全装備も徹底解説!

ダイハツのハイゼットカーゴは、日本の配送業のラスト1マイルを担う、代表的な軽商用バンです。今回は、日本一の働き者ともいえるダイハツハイゼットカーゴの魅力をご紹介しましょう。

ハイゼットカーゴはこんなクルマ

引用元:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/cargo/03_exterior.htm

ハイゼットカーゴは初代が1961年から発売され、現行モデルで10代目となる、軽商用バン界のビッグネームです。現行モデルが発売されたのは2004年のことで、そこから15年間販売され続けているロングライフモデルとなっています。しかし、その優れたパッケージはそのままに、エンジンやミッションが最新のものに変化しています。

また、2017年のマイナーチェンジにおいて、フロントフェイスを中心に内外装がリフレッシュされると共に、安全支援システム「スマートアシストⅢ」も搭載されるなど、大改良がなされました。

さらに、軽バンとしては異例ともいえる多彩なボディーカラーラインナップを用意したり、女性に優しい装備を用意するなど、幅広い層に受け入れられる工夫がなされている事にも注目です。

OEM供給

ハイゼットカーゴは同じグループ内のトヨタにはピクシスバン、スバルにはサンバーバンとしてOEM供給をしています。

ハイゼットカーゴの安全装備

ムルシまぁ君さんのハイゼットカーゴの画像
ムルシまぁ君さんのハイゼットカーゴの画像

10代目ハイゼットカーゴの安全装備は、2017年11月のマイナーチェンジで、衝突回避支援システム「スマートアシストIII」を設定したことで一気に向上。サポカーS〈ワイド〉に適合しました。

「スマートアシストIII」は、ソナーセンサーに加え世界最小のステレオカメラを採用し、先行車だけでなく歩行者にも自動ブレーキが効くため、事故回避支援や被害軽減において優れた働きをしてくれる事でしょう。このシステムは、ダイハツの普通車や軽乗用車にも搭載されています。

「スマートアシストIII」の機能としては、「衝突警報機能(対車両・歩行者)衝突回避支援ブレーキ(対車両・歩行者)」、「車線逸脱警報機能」、「誤発進抑制制御機能(前方・後方)」、「先行車発進お知らせ機能」、そして「オートハイビーム」がセットされています。

ハイゼットカーゴの燃費性能

引用元:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/cargo/03_exterior.htm

現在発売されているハイゼットカーゴには、電子制御式4ATが採用されているとともに、全グレードに電子制御スロットルが採用されています。

さらに、アイドリングストップシステム「eco IDLE」や電動パワーステアリングが採用されたことにより、燃費が向上。特にNAエンジンにおいては 、5MTと 4AT、2WD車と4WD車で比較した際に燃費の差が少ないということが特徴でしょう。

これは、近年商用バンのドライバーが高年齢化していることや、女性が運転することが多くなったことで増加したAT車の需要への対応と、「貨物車はマニュアル」という固定観念が薄れた結果だと思われます。

エンジン種類NAエンジンターボエンジン
2WD 5MT17.8 km/L18.8 km/L
2WD 4AT17.8 km/L17.2 km/L
4WD 5MT17.8 km/L
4WD 4AT16.6 ~17.4 km/L16.0 km/L

ハイゼットカーゴのエンジンスペック

sasukehanaさんのハイゼットトラックの画像
sasukehanaさんのハイゼットトラックの画像

現在、ハイゼットカーゴにはベーシックなNAエンジンと、パワフルなインタークーラー付きターボエンジンが用意されています。大多数の商用用途にはリーズナブルなNAエンジンで十分とされていますが、高速道路を頻繁に利用する場合や、個人ユースでレジャーなどに利用する際にはターボ車が好まれています。

エンジン種類NAエンジンターボエンジン
種類・排気量直列3気筒・658cc直列3気筒・658ccターボ
最高出力5MT車 34kW[46PS]/5700rpm     AT車  39kW[53PS]/7,200rpm47kW[64PS]/5700rpm
最大トルク60N・m[6.1kg・m]/4000rpm91N・m[9.3kg・m]/2800rpm

ハイゼットカーゴのボディサイズ

引用元:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/cargo/04_interior.htm
標準グレードクルーズターボ クルーズ
全長×全幅3,395×1,475mm
全高(ハイルーフ)1,765mm(1,875mm)
ホイールベース2,450mm
荷室長(4名乗車時)1,950mm(955mm)1,755mm(860mm)
荷室幅(4名乗車時)1,315mm(1,375mm)1,270mm(1,350mm)
荷室高(ハイルーフ)1,115mm(1,235mm)(1,210mm)
荷室フロア地上高635mm

ハイゼットカーゴのグレード、価格

とねっとさんのハイゼットカーゴの画像
とねっとさんのハイゼットカーゴの画像

ハイゼットカーゴのグレード構成は次のようになりますが、この他に特装車扱いでカーゴ2シーターやデッキバンが用意されます。

グレード名メーカー希望小売価格(消費税込み)
クルーズターボ“SA Ⅲ”1,296,000円~1,495,800円
クルーズ“SA Ⅲ”1,177,200円~1,377,000円
デラックス“SA Ⅲ”1,090,800円~1,290,600円
デラックス1,026,000円~1,225,800円
スペシャルクリーン“SA Ⅲ”1,085,400円~1,220,400円
スペシャルクリーン1,020,600円~1,155,600円
スペシャル“SA Ⅲ”999,000円~1,198,800円
スペシャル934,200円~1,134,000円

まとめ

デビューから15年が経過しているハイゼットカーゴですが、なぜいまだに人気が衰えないのか。その理由は、軽商用バンの規格いっぱいまで広げられた効率の高いパッケージングがすでに完成されているからでしょう。

それに加え、低燃費や安全装備など、その時代に合った装備を取り入れたることで、ライバル車以上の商品価値を生み出しているということもいえそうです。街中や住宅街でこの車を見つけた際には、この記事を思い出してみてくださいね。

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