ロシアにはどんな車メーカーがある?当時の姿で生産され続けるロシアの車たち | CARTUNEマガジン
ロシアにはどんな車メーカーがある?当時の姿で生産され続けるロシアの車たち

2019年07月29日 (更新:2022年03月15日)

ロシアにはどんな車メーカーがある?当時の姿で生産され続けるロシアの車たち

世界で国土面積が最も広い国、ロシア。極寒の地としても有名ですが、日本人にとっては2014年ソチ五輪開催など、スポーツでもなじみのある国ですね。しかしロシアからあまり自動車の話を聞かない人も多いでしょう。本記事ではロシアにどんな自動車メーカーがあるのかに迫ります。

ロシアといえば?

ヒゲメガネさんの画像
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ロシアはユーラシア大陸北側に位置しており、国土面積は17,000平方メートル以上と世界最大の国として知られています。その大きさは日本の約46倍といわれています。イメージ通り冬は寒さが厳しく、特に世界一寒い村「オイミャコン」では1926年に-71.2℃を記録しています。

スポーツに関しては2014年のソチ五輪、2018年にはサッカーのワールドカップなどが開催され、多くのトップアスリートが輩出されるスポーツ大国として認識されています。

ロシアの代表的な自動車メーカーを紹介

アフトワズ(ラーダ)

AUTO GARAGE Lilyさんの画像
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アフトワズはソビエト連邦時代の1966年に設立されました。最初に話題になった車はフィアット・124をベースにしたジグリで、この車の輸出名は「ラーダ」でした。後にラーダは正式にアフトワズが製造販売する車のブランド名となり、2000年代半ばからは世界ツーリングカーレースにも参戦しています。

2012年にルノー日産グループの傘下に入ったことで新体制となり、今後の活動が世界的に注目されています。日本では1980年代に「ニーヴァ」と呼ばれる現在でいうSUV車両が輸入されていましたが、現在は日本で新車販売は行われていません。

代表車種

引用元:https://www.lada.ru/en/cars/vesta/sedan/about.html

現在のアフトワズの代表車種は、ラーダ・ベスタです。ロシアで最も人気のあるセダンといわれており、ツーリングカーとしてレーシングモディファイを受けた「ベスタ TCR」、SUVモデルの「クロスセダン」、ステーションワゴンなどバリエーションも豊富です。

日本で輸入されている他メーカーのセダン車にも負けないくらい洗練されたデザインは必見です。

UAZ(ワズ)

引用元:https://www.uaz.ru/

UAZ(ワズ)は、1942年の第二次世界大戦中に創設された軍用車両メーカーが前身になっています。戦後もしばらく軍事関係の車両を製造販売していましたが、バンなどの大衆車用も手がけるようになりました。現在はSUV「パトリオット」などをラインナップし、正規の自動車メーカーとしてロシアを中心に活躍しています。

日本の自動車情報サイトではあまり見られないようですが、実は日本に輸入され、新車販売されている車種があります。2005年2月に「UAZ-3909」が日本上陸したほか、現在は新宿区の岩本モータースが2018年8月に輸入開始したバンモデルの「2206」、ジープモデルの「ハンター」を販売しています。

代表車種

yu1ch1さんのワズ 39090の画像
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「パトリオット」のような現代的モデルもありますが、日本に輸入されているなかでは、クラシカルなバンモデルの「2206」が代表車種でしょう。この車は「走るシーラカンス」という異名を持っていることで知られています。

エアコンがないため夏場は厳しそうですが、その場にいるだけで懐かしさを感じるビジュアルが愛らしいです。日本でも伝統的なデザインのミニバンが多数健在ですが、UAZのバンはそれらとも一線を画す不思議な雰囲気を醸し出しています。後部の扉が観音開き式なのもポイントですね。

まとめ

ヒゲメガネさんの画像
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ロシア発祥の自動車はどこか懐かしさを思わせるデザインが印象的です。特にUAZのバンモデルは、その場にいるだけでひと昔にタイムスリップしたような感覚が味わえそうです。日本やメジャーな輸入車メーカーとは一線を画すような個性を感じるラーダとUAZ。今後の活躍に期待しましょう。

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