2019年07月29日 (更新:2024年08月26日)
今人気なオススメのカーナビ6選
おすすめカーナビを紹介します。スマホ用ナビアプリの登場したことで、特徴的な機能をもったカーナビに人気が集中しています。各社カーナビの特徴をピックアップして紹介します。
カーナビの種類
現在カーナビは、2DIN規格の大画面ナビと、取り付け場所を選ばないポータブルナビが主流です。
据え置き型の2DINナビは、高価で取付にも手間がかかるかわりに、充実したナビゲーションシステムと、映像・音声の再生能力に優れたマルチメディア性能を提供。一方のポータブルナビは、簡易的ながらもオーディオデータの再生やワンセグ再生にも対応し、据え置きナビの機能縮小版といった立ち位置となります。
据え置きナビとポータブルナビを比べると、機能の優劣や使い勝手の良し悪しはあるものの、機能そのものに大きな違いはなくなってきています。
カーナビの選び方
記録媒体と内部部品の小型化が進んだことで、カーナビ全体の低価格化が進んでいます。それでも、ナビゲーションシステムとして上位の据え置き型ナビと、下位のポータブルナビの価格と性能には歴然とした差があります。
しかしながら、いずれのナビも、地図データの記録媒体はフラッシュメモリを使用するため地図更新プロセスに大きな違いはありません。
据え置きナビ
据え置きナビとポータブルナビにつけられた価格差の違いは、車載システムとしての完成度と拡張性能の高さによるものです。画面の描写性能と処理速度に余裕のある据え置き型ナビの方が、3D表示など多彩な機能を備え、より優れた地図案内を提供します。
また据え置きナビは、マルチメディア再生やハンズフリー機能、バックモニターやドライブレコーダーなどの機能が連携できることが特徴。
ダッシュボードに埋め込んだカーナビで、それらをスッキリと一括管理でき、高音質・高画質で再生できるスペックが与えられています。CDやDVD、上位機種ではブルーレイなどの物理メディアに対応しているのも特徴といえるでしょう。
ポータブルナビ
ポータブルナビは、持ち運びできるようにバッテリーを搭載しているということがもっとも大きな特徴。その利点を活かし、車種を問わず比較的自由な位置に設置できるメリットがあります。
しかし、ポータブル時の消費電力を抑えるために、地図案内は一般的に簡易的なものに留まります。ワンセグ受信や音源データの再生などの機能は備えるものの、あくまでおまけとしての要素であり、カーナビとしては中途半端な性能に留まるので注意が必要。
とはいえ、ポータブルナビの進化ぶりは著しく、大画面化やナビゲーションシステムの利便向上、オービス警告機能やFMトランスミッター、バックモニター対応など多様な改善が図られたポータブルナビが登場しています。ポータブルとはいえ、ナビゲーションとして使うぶんには過不足のないほどまで進化しています。
どちらを選べばよいか
据え置きナビの方が、価格が高いぶん、機能性と収納性が上です。しかし、地図データの価格もわずかに高いという傾向にあります。
一方のポータブルナビは、すべての機能が据え置きナビに劣る代わりに、地図データと本体価格が安いのが特徴。とくに中国メーカーのポータブルナビは多機能ながら破格ともいえる値段で販売されています。
車内に居住性や快適性を求めるなら据え置きナビをおすすめします。反対に、カーナビはナビゲーションをしてくれるだけで充分と思うのならポータブルナビを購入するのがよいでしょう。
カーナビの人気メーカー
パナソニック
パナソニックは、据え置きナビの「ストラーダ」シリーズと、ポータブルナビとして高い実績のある「ゴリラ」シリーズが代表的です。優れた地図案内で、現在カーナビゲーションでもっとも人気のあるメーカーです。
パイオニア
カーオーディオで定評のあるパイオニア・カロッツェリアは、機能に特化した据え置きナビ「サイバーナビ」シリーズと、直感的に操作できることを主体にした据え置きナビ「楽ナビ」シリーズを販売しています。
ケンウッド
家庭用オーディオメーカーであったケンウッドは、音質はもちろん、高画質と応答性に優れた据え置きナビ「彩速(さいそく)」シリーズを販売します。
ユピテル
レーダー探知機やドライブレコーダーで有名なユピテルは、ポータブルナビ「うっかり違反防止ナビ」を販売しています。新交通規制「ゾーン30」などの交通データや、マップルが提供する地図データと膨大な観光データを収録しているのが特徴です。
人気のカーナビ6選
パナソニック ポータブルカーナビ ゴリラ 5インチモデル CN-G520D
この上位モデルである、大型ディスプレイの「ゴリラ 7インチモデル」があるにもかかわらず、「ゴリラ 5インチモデル」が1位となっています。ゼンリンの地図データを収録し、独自の測位システムによってポータブルナビながら高精度のナビゲーションを提供します。
見やすさと高い品質で業界では有名なゼンリン地図をカーナビに採用し、道路上の方面看板をそのままカーナビ上に再現することができるシステムや市街地に関する具体的な情報を確認することが可能です。
その他、ワンセグ対応によるテレビ視聴や、観光スポット検索に便利な、るるぶデータの収録といった娯楽性の高い機能も搭載されています。
画面の見やすさ、わかりやすい進路案内、車内や遠出先でのスポット案内など、利便性を重視する方におすすめのポータブルカーナビです。
パナソニック ポータブルカーナビ ゴリラ 7インチモデル CN-G1500VD
ポータブルナビ・ゴリラのフラッグシップである7インチディスプレイモデルです。3D表示も可能なナビ画面は2019年モデルでより高精細になり、道路標識までを忠実に再現。
5インチモデルの機能に加えて、VICS WIDEにも対応し、渋滞迂回やルート比較情報も確認可能です。バッテリーでの使用可能時間は最大で約1時間10分。
KENWOOD ケンウッド 彩速ナビ MDV-M807HDW
彩速ナビ MDV-Mシリーズは、ケンウッドのフラッグシップシリーズ。HD画質での描写が可能な広視野角大型液晶は、美しい3Dグラフィックでわかりやすい地図案内をしてくれる事でしょう。
操作系も下位モデルとは異なり、より見やすく、使いやすいナビになっています。また、ハイレゾ再生対応であることもポイント。フォーマットを問わず、すべての音源をハイレゾ並の滑らかな再生音に変化させるアップサンプリング機能も搭載します。
ユピテル 7インチ ポータブルカーナビ YPB740
画面サイズは7インチと、この手のカーナビの中では定番サイズとなっています。2018年モデルということもあって、比較的最新の地図情報が収録されている点もうれしいところです。
また、スマートインターチェンジや新しくできた商業施設に関する情報も取り込まれているので、お出かけ先で施設を探したり、行きたい施設へのルート案内をより効率的に行うことができます。
その他、5ルート同時検索や全国47都道府県(主要部)に対応している「ぬけみち」データ、小型オービス対応やゾーン30などにも対応しています。
道案内はもちろんのこと、渋滞回避やオービス対策をしたい方におすすめのポータブルカーナビです。
KENWOOD 彩速ナビ MDV-S711HDW
MDV-Sシリーズは、ケンウッド・彩速ナビの中堅モデル。スマートフォン感覚の操作性のよさに加え、高精細のディスプレイには、直感的に理解できるように表示方法が工夫されています。
VICSWIDEや逆走警告機能も装備し、中堅モデルとして充分なナビゲーション性能をもつといえるでしょう。また、1年間の地図更新が無料となっています。Sシリーズはすべてハイレゾ再生に対応しているため、多彩なフォーマットの音源を取り扱うことが可能で、イコライザー機能も充実しています。
カロッツェリア 楽ナビ AVIC-RZ812-D
操作性を重要視したカロッツェリアの楽ナビ。そのなかでもRZ302は機能を省いた廉価機。それでもカーナビとしての機能は充分といえるでしょう。
独自の精密測位機能により自車と周囲の位置を正確に割り出すことで的確な地図案内をしてくれます。3D表示やVICSWIDEにも対応し、ドライブに必要な情報を、優れた操作性で自在に呼び出し、欄越することができます。
拡張性やエンターテイメント性能では他機種に劣るものの、カロッツェリアの一般的なオーディオユニットと同等の性能を確保しています。
CARTUNEユーザーの装着例
ここではCARTUNEユーザーによるカーナビの装着例をいくつか紹介します。
F430に取り付け
フェラーリ F430にカーナビを取り付けた事例です。コンソール中央部分にポータブルタイプの大きいカーナビを取り付けています。画面サイズが大きいこともあってナビ情報も見やすいです。取り付け場所もなかなか思いつかない斬新な発想と優れた加工技術が伺えます。道路状況や進路を瞬時かつ的確に理解することができ、効果の高い取り付けと言えるでしょう。
ホンダ インテグラDC5にカーナビ装着
ホンダ インテグラDC5に一体型カーナビを装着した事例です。カーナビを取り付ける際にその周りをカーボン調に変更するなど、非常に凝ったおしゃれな取り付けです。
それぞれで機能がかなり異なる
無料で使えるスマートフォン用ナビゲーションアプリの登場以降、カーナビの存在意義は変化しつつあります。これまで人気のあった万能型据え置きナビの売れ行きは低迷し、その代わりに、ナビゲーション性能に特化したナビや高性能ポータブルナビや高音質・高画質なエンターテイメントナビ、もしくは価格を抑えた廉価ナビなどの特徴のあるカーナビに人気が集中しています。
スマートフォン用ナビゲーションアプリは確かに便利ではあるものの、ナビゲーション性能や操作性、視認性のよさでは据え置きナビに敵いません。車内で使うのなら、安全性を含めた利便の観点から、専用に開発されたカーナビゲーションがおすすめです。価格とナビゲーション性能と機能性のうち、どれを一番重視するべきかを決めてから、使うべきカーナビを選びましょう。