街中で活躍しているバモス。残念ながら生産は終了してしまいましたが、MR駆動のバンとして独自の立ち位置を確立していました。カタログ燃費では、軽バンの中では高い燃費性能となっていますが、実際の燃費性能はどのくらいなのか気になりますよね。実際に乗っている人達の投稿した情報による実燃費を調べてみました。
この記事の目次
バモスってどんな車?
自由な遊べる空間を作れるホンダ・バモス。約19年に渡って販売されたバモスは、これまで多くの人の愛され、選びつづけられて来ました。その理由は、仕事でも趣味でも使うことのできる、車内空間のアレンジ力。
釣りなどに行くためやキャンプに行くために、それ専用にトランクスペースを改造していたり、仕事で使うために工具などを載せるスペースを使いやすくアレンジするなどをしている人もいます。
こうした車内空間のアレンジ力に加えて、バモスはエクステリアの改造をしても、見映えがよくなってくれるので、ドレスアップ目的で所持している人もいます。オーバーフェンダーにしたり、車高を落としたりすると、軽バンとは思えないようなスタイリングにすることができます。
バモスのスペック
いろいろな人が乗っているバモスは、19年の歴史に幕を閉じてしまい、現在では新車で手に入れることができなくなってしまいました。そのため、最終モデルとなる2018年5月の終了モデルのスペックを記載します。
発売日 | 1999年6月 ~ |
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ボディサイズ(mm) | 全長3,395×全幅1,475×全高1,755 |
車両重量 | 990〜1,080kg |
乗車定員 | 4人 |
エンジン | SOHC水冷直列3気筒660cc |
最高出力(2WD) | 33kW[45PS]/5,500rpm |
最高出力(4WD) | 38kW[52PS]/7,000rpm |
最大トルク(2WD) | 59N・m[6.0kgf・m]/5,000rpm |
最大トルク(4WD) | 62N・m[6.3kgf・m]/4,000rpm |
トランスミッション | 3AT(2WD),4AT(4WD),5MT |
駆動方式 | MR,4WD |
JC08モード燃費:2WDモデル | 15.0~16.8km/L |
JC08モード燃費:4WDモデル | 14.6~16.0km/L |
燃料 | レギュラー |
新車車両価格 | 128万〜151万円 |
ライバル車 | ダイハツ アトレー、スズキ スクラムワゴン |
バモスの燃費性能
バモスが珍しいのは、あまり見かけることのない駆動方式となっている「MR」の駆動方式だということです。そして、後輪駆動の2WDでも4WDであっても、3ATや4ATのオートマチックトランスミッションを使うより、5MTを使う方が燃費が断然良いという結果が出ています。
カタログ燃費を見ても、JC08モードで測定した場合、通常グレードのGで「16.8km/L」の燃費性能で、ホビオProになると「17.6km/L」になっています。このどちらも2WDの5MTとなっていることから、マニュアルの方が燃費が良いということが分かるでしょう。
バモスの実燃費
車のカタログ燃費は、非常に条件の整っている状態での走行によって計測されているので、ある程度は実際の使用状況に合わせているとは言えども、完全に実燃費と同じような燃費が出るわけではありません。
さらには、実際の道路環境も人によって違えば、運転の技術や乗り方、メンテナンスについてもバラバラですので、実燃費は様々な状況を平均化した数値にしなければならないので、参考程度の数字しか読み取ることはできないでしょう。そのうえで、バモスの実燃費を以下の表にまとめていますので、参考にしてみてください。
グレード | 駆動方式 | トランスミッション | 実燃費(km/L) |
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G | 2WD | 3AT | 記載なし |
G | 2WD | 5MT | 14.2 |
G | 4WD | 4AT | 12.2 |
G | 4WD | 5MT | 15.3 |
ホビオG | 2WD | 3AT | 記載なし |
ホビオG | 2WD | 5MT | 14.2 |
ホビオG | 4WD | 4AT | 8.8~12.4 |
ホビオG | 4WD | 5MT | 15.3 |
ホビオPro | 2WD | 3AT | 記載なし |
ホビオPro | 2WD | 5MT | 19.0 |
ホビオPro | 4WD | 4AT | 9.3 |
ホビオPro | 4WD | 5MT | 14.0 |
まとめ
実際に使われているバモスは、仕事や趣味などへと多方面へと使われることがあり、路面もアスファルトの上だけを走行するのではなく、砂利道を走行することもあったりするなど、様々な路面環境を走行していきます。
そのため、燃費の計測も走行環境によってバラつきが出てくることもあったりするので、参考程度の数値にしかなりません。しかし、カタログ燃費よりも実際の使用によって算出されている数字ですので、使ったときには同じような燃費になることが多いでしょう。走り方によっても変わってきますので、より燃費の良い走行を心掛けてみましょう。