ポルシェ981ボクスターを解説!ケイマンとの違いは? | CARTUNEマガジン
ポルシェ981ボクスターを解説!ケイマンとの違いは?

2019年07月08日 (更新:2022年10月24日)

ポルシェ981ボクスターを解説!ケイマンとの違いは?

世界的にも有名なスポーツカー・ブランドであるポルシェ。このメーカーが手がけるモデルは、「911」や「996」など数字3桁で呼ばれることがほとんど。ですが、「この数字のモデルはこんなクルマ!」だとすぐに説明できる人は少ないでしょう。そこで、今回はポルシェが手掛けたモデルの中から、ポルシェ981についてどのようなクルマなのかご紹介します。

ポルシェ・981とは

ふるさんのボクスター981MA122の画像
ふるさんのボクスター981MA122の画像

ポルシェ981とは、2012年3月に開催されたジュネーブモーターショーで発表され、2016年まで販売されていた3代目ボクスターのこと。「ボクスター」と「ボクスターS」という2グレード展開で誕生したこのモデルは、歴代のボクスターと同様に「911」並びに「991」型と多くのパーツを共有しています。

ボクスターとしては初となる電動式のパワーステアリングが導入され、アイドリングストップ機能も搭載されました。また、一部のグレードには環境対策の一環として、空走時にクラッチを切ることでエンジンをアイドリング状態にする省エネ機構が導入されています。

また、ボクスターの特徴ともいえるソフトトップの構造も改善されており、幌を締めた状態での車内静粛性も向上しています。価格は当時の新車価格で584万円~でした。

デザイン

ふるさんのボクスター981MA122の画像
ふるさんのボクスター981MA122の画像

先代となる987型から大きな変更が加えられたのは、ランプ類・幌・ボディサイドのエアインテークです。

ランプ類は、楕円を変形させたような形状だったモノからやや角ばった形に。幌は、格納のためのコンバーチブルリッドが廃止され、車体重量を12kg削減することに成功。開閉速度も実測で9秒32(公称9秒)という速さになっています。

エアインテークはより奥行きが深いデザインとなり、面積も拡充。このデザイン変更は、ドア部分を991と共用しなくなったため実現したデザインです。

ミドシップレイアウト・オープン2シーターならではのタイトな運転席を含めて、981ボクスターは、一目で「ボクスターだ!」と分かるスタイリッシュなデザインとなっています。

スペック

ここでは、981型のベースグレードとなる「ボクスター」の基本スペックを見ていきます。

駆動/変速機MR/6MT or 7PDK
ドア数&定員2ドア2人
車体寸法(全長/全幅/全高)4,374mm/1,801mm/1,282mm
ホイールベース2,475mm
タイヤフロント:235/45R18リア:265/45R18
ブレーキフロント:ベンチレーテッドディスクリア:ベンチレーテッドディスク
車両重量1,310kg
エンジン種別2.7L水平対向6気筒
総排気量2,706cc
最高出力265PS(195kW 261HP)/6,700rpm
最大トルク28.6kgm(280Nm)/4,500-6,500rpm
燃費性能8.2L/100km

981型は先代987型に比べ、ボディの47%にアルミニウムが採用され、センタートンネル付近にはマグネシウム合金も使用されています。そのため、ねじれ剛性が40%向上。車体重量も25kg削減されています。

ホイールベースは逆に60mm延長され、フロントのトレッドは40mm、リアトレッドは18mm広げられました。

上級グレードである「ボクスターS」では、3.7Lエンジンの最高出力が5PS引き上げられ、最大トルクも360Nmとされています。

ポルシェ・981の走行性能は高い!

軽量化されたボディ、アイドリングストップをはじめとする環境対策の結果、先代に比べて約13%ほども燃費性能が向上している981型ボクスターですが、もちろん走行性能も向上してます。

ポルシェが公式に発表している、981型「ボクスターS」のニュルブルクリンク北コース走行時のラップタイムは7分と58秒。これは、987型より12秒速い数字です。

搭載されたPSM(ポルシェ・スタビリティー・マネジメント)が、クルマのABS/トラクション/スタビリティを電子的にコントロールすることで、単純に〝速いクルマ〟としてだけではなく、どんな状況でも高いパフォーマンスを発揮できるクルマに仕上げているのです。

ケイマンとボクスターの違いは?

981Yoshiさんのケイマンの画像
981Yoshiさんのケイマンの画像

ポルシェの981型には「ボクスター」だけではなく、「ケイマン」と呼ばれるモデルが存在しています。

この「ケイマン」は、987型のボクスターより派生したモデルで、オープンカーであるボクスターに対してケイマンはクーペモデルとなっています。

981型ケイマンは2012年に開催されたロサンゼルスモーターショーで発表され、日本での販売は同年の12月より開始されました。グレードは「ケイマン」と「ケイマンS」の2グレード展開とし、基本的なデザインやスペックはボクスターを踏襲しています。

まとめ

Boxster さんのボクスター981MA123の画像
Boxster さんのボクスター981MA123の画像

延長されたホイールベースなど、クルマの特性上として高速安定性や直進安定性などは、同ブランドの中でも名前が挙がることの多い「911」といったモデルより優れているとの評価も多い981型ポルシェ。ボクスターでオープンエアを堪能しても良し、クーペボディを生かしてスポーティな走行を楽しんでも良し。いずれにしても、ポルシェというブランドが放つ魅力的な走りの世界に浸れることは間違いありません。

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