2019年06月20日 (更新:2020年06月30日)
【関東圏】クルマ好きの聖地!大黒PAに行ってみよう!
皆さんは「大黒PA(だいこくパーキングエリア)」という場所をご存知ですか?ジャンクションの中に設けられたパーキングエリアですが、その幻想的な風景から車好きの間では聖地として崇められており、休日には数多くのカスタムカーや珍しい車が集う、非常に有名な場所です。今回は初めての人でも分かりやすい「大黒PA」の魅力に迫ります。
大黒PAとは?
まずは「大黒PA」がどういうところなのかご説明します。「大黒PA」は首都高速湾岸線と首都高速神奈川5号大黒線が交差する「大黒JCT(ジャンクション)」のすぐそばに併設されているパーキングエリアです。併設と言っても、渦巻き状のジャンクションの中に設けられたPAで、川崎方面から来る湾岸線と、第三京浜および狩場方面から来る大黒線はいずれも交通量が非常に多くアクセスのしやすさもあり、首都高全PAの中でも人気度の高いスポットとなっています。
大黒PAの所在地と下道からのアクセスは可能?
住所は「神奈川県横浜市鶴見区大黒ふ頭15」です。この地域は、車でのアクセスの良さだけでなく、船の埠頭や横浜港からも非常に近いので、貿易会社や流通倉庫などが立ち並んでいます。
また大黒ふ頭は海の上に浮かぶ島式で首都高速でしかアクセス出来ないので、一般道路のまま大黒PAへアクセスすることはできません。かつては横浜ベイブリッジに「スカイウォーク」という歩行者専用道路があり、横浜駅からバスに乗り「スカイウォーク」を使って大黒PAに行くことができましたが、現在では廃止になっており、大黒PAへ行くには「車を使って首都高速に乗る」しか方法はありません。
大黒PAの館内施設
車好きの聖地として有名な大黒PAですが、パーキングエリアとしての機能もしっかりしています。2017年には24時間営業の「ローソン大黒PA店」が開業し、食べ物や細かな日用雑貨に困ることはありません。もちろんお手洗いや自動販売機も完備されています。
大黒PAの売店
パーキングエリアならではの売店ももちろん営業しています。お菓子だけでなくお土産なども扱っているので、「何かお土産を買いたいな」という方にも非常におススメです。他には、日中のみの営業ですが「宝くじ売り場」も設けられています。
大黒PAの食堂
PAといえば、フードコーナーはなくてはならない存在です。大黒PAにはローソンで食べ物が購入できるほかに、本店の1階にある軽食と2階にあるレストラン、そして牛丼チェーン店の「吉野家」と、かなり充実しています。
しかしながらどのお店も24時間営業しているわけではなく、ローソン以外は「21:00閉店」なので注意しましょう。
大黒PAのEVスタンド
増加傾向にある電気自動車の需要を見込み、大黒PAは2008年にリニューアル工事を施し、当時日本初となる「電気自動車用EVスタンド」が設置されました。電気自動車をお乗りになっているユーザーには非常に助かる施設です。
大黒PAはクルマ系OFFミーティングの聖地!
大黒PAの最大の醍醐味といえば、金曜の夜、そして土日祝日には多くのカスタムカーが集い非常に賑わいます。大黒PAが開業してからはデートスポットとして人気でしたが、インターネットが普及していくうちに、車好きやツーリングが好きな方々が休みに集まるいわゆる「オフ会(もしくはOFFミーティング)」の集合場所として人気を博すようになり、現在に至ります。
大黒PAはSNS映えする
大黒PAにはさまざまなカスタムカーが集まります。また先述しましたが、ジャンクションの中にパーキングエリアがあるので、非常に幻想的な風景が広がり、SNS映えも抜群!その話題性の高さから、海外メディアから取材を受けることもあるほどで、世界でも有名なイギリスの車情報メディア「トップギア」の取材陣がわざわざ現地へ足を運び、その様子を取材したそうですよ。
まとめ
車好きの聖地として崇められており、現在でも数多くのカスタムカーがこの「大黒PA」に集結します。しかし、その数の多さやそれによるマナー違反も横行し、近年では警察が違法改造車やマナーの悪いドライバーなどの取り締まり強化を行っている場所でもあります。時期によっては違法改造車に警戒し「一時閉鎖」になることも。人気の場所と言ってもパーキングエリアは「公共の場所」です。そして周辺環境も、様々な施設が立ち並ぶ、密集している地域でもあります。節度を守り、なおかつ騒音にも十分配慮しながら、楽しい時間を満喫していただければと思います。