2019年06月16日 (更新:2024年08月21日)
飛び石が引き起こす車のトラブルを紹介
車を走らせているときに飛び石の被害に遭ったことはないでしょうか。飛び石は車のボディやガラスを傷つける原因になります。今回は飛び石が引き起こすトラブル例と、その対策・対処法についてご紹介します。
飛び石によるトラブル事例の紹介
まずは飛び石によるトラブル事例についてご紹介します。
フロントガラスに傷が入っている例
フロントガラスにキズが入っている場合、小さなキズであれば走行しても構いませんが、大きなキズの場合は早めに修理してもらうことが必要です。
フロントマスクに飛び石跡が残っている例
飛び石はフロントガラスだけでなく、フロントマスクやヘッドライトにもキズ跡を残す場合が多々あります。ボディについた飛び石の跡はペイントや塗装で対処しなければなりません。
フロントガラスの傷/ヒビ割れ
車のフロントガラスは飛び石でもすぐに割れないよう「合わせガラス」が採用されており3層構造になっています。しかし飛び石がフロントガラスに当たった場合、キズが付く場合がありますし、飛び石が大きい場合はヒビ割れする可能性もあるのです。
ボンネットの飛び石傷
前の車がはね上げた飛び石は、場合によってはボンネットまで到達するときがあります。飛び石の速度が早ければ早いほどボンネットへの傷の程度も大きく、飛び石が当たった部分は塗装が剥がれてしまい、そこからサビや腐食が発生する場合も。飛び石が大きければへこみにもつながります。そうなると修復には時間とお金がかかってしまいますね。
バンパーの飛び石傷
バンパーは地上に近い部分のパーツであるため、飛び石の影響を最も受けやすい場所だといえます。ボンネットへの飛び石の傷と同様に、石が当たった部分にはへこみができてしまう場合も。洗車の時などにバンパー部分のたくさんの飛び石の跡に気づくでしょうが、場所の都合上、バンパーへの飛び石は避けることが難しいのです。
飛び石被害削減の対策方法
先ほどご紹介したような飛び石の被害からは、できるだけ免れたいものです。飛び石被害を受けないためにはどうすれば良いのでしょうか。ここではその対策方法についてご紹介します。
車検距離を十分保つ
飛び石は、主に前方の車がはね上げた石です。ときに飛び石は数メートルも飛ばされる場合があるので、その被害から逃れるためには、十分な車間距離を保つことです。そうすることで、飛び石が飛んできたとしても、あなたの車に当たることは少なくなるでしょう。
速度を出しすぎない
速度を出しすぎることで前の車との車間距離がどうしても縮まってしまいます。先ほどお伝えしたように車間距離がせまいと、どうしても飛び石の被害を受けてしまうのです。車間距離をあけるとともに、速度を出しすぎない走行を心がけることが大切です。
大型車の後ろを走らない
飛び石が前方の車が跳ね上げた石だけとは限りません。例えば土砂等を積載しているダンプカーの後について走行すると、そこからこぼれ落ちた細かい砂粒も、被害の原因となります。積載された土砂は宙を舞って後方に飛ばされてしまうため、飛び石より飛ぶ距離が遠くなることも。大型車の後ろでの走行はできるだけ避けるようにしましょう。
飛び石でフロントガラスが傷ついたら
飛び石でフロントガラスが傷ついた場合は、どのような修復方法があるのか、みていきましょう。
修理工場で修理を依頼する
飛び石によるフロントガラスの状態を診断してもらうためには、ディーラーや自動車ガラスの専門店に車をみてもらうことをおすすめします。
基本的に修理可能なキズの大きさは10円玉の大きさ以内のキズ・ヒビ、またはガラスの縁10~15cmより内側のキズ・ヒビであれば修理可能です。
修理費用は修理店によって異なりますが、1ヶ所で10,000~15,000円程で、修理時間は60分程が一般的でしょう。フロントガラスのキズ・ヒビがあると車検に合格することができませんが、修理工場で修理してもらうと車検に合格できる程度まで修理してくれます。
修理キットの紹介
フロントガラスの修理はDIYで行なうことも可能で、カー用品店などで修理キットを購入することができます。ここではおすすめ修理キットについてご紹介します。
フロントガラス リペア キット
直径が1cm程度のキズ・ヒビであれば十分に修復することが可能です。日本語のマニュアルは同封されていませんが、施工の流れを表した絵を見れば作業をすすめることができます。
作業に慣れていない人でもフロントガラスについたキズ・ヒビを綺麗に修復することができますし、修理キットそのものがコンパクトで使い勝手がいいのも魅力です。
カーメイト プロ ウインドリペア システムセット
大きさが2cm未満のキズ、窓フチから5cm未満にあるキズの修復に適している商品です。キズが目立たない程度にまで修復することでき、車検に合格できないキズもこの商品を使えば車検に合格できたという例もあります。仮補修に最適の商品です。
ホルツ ガラスリペアキット
使い方にコツがいる商品ですが、施工手順をきちんと読んで作業すれば、プロも認めるほどきれいに作業できる商品です。もちろん車検に合格できる仕上がりになりますので、使ってみる価値はあるでしょう。
まとめ
今回は飛び石が引き起こすトラブルの例とその対策・対処法についてご紹介しました。飛び石はドライバーが気づいていなくても、実際に車を見てみると思った以上のキズがついていることがあります。
飛び石自体はどうしても起こってしまうものなので、後続を走行する自分自身が飛び石の被害を受けないよう、注意する必要があるのです。
もし飛び石の影響を受けた場合は、自動車ガラスを専門に扱っている業者で修理してもらうか、修理キットを自分で購入してDIYで修理してみるのもいいでしょう。
今回の記事を参考に、飛び石の影響を受けない工夫をしていただき、もし受けた場合はどのように修理するのかを考えてみてはいかがでしょうか。