2019年05月22日 (更新:2020年06月04日)
アラゴスタのサスペンションについて詳しくなろう
Top Lineが手がけるサスペンションであるアラゴスタ。評判も非常に高く、運動性能に優れたサスペンションです。今回はそんなアラゴスタのサスペンションについて詳しくご紹介します。
アラゴスタについて
もしかするとアラゴスタという名前を初めて聞く方もいらっしゃるかもしれません。まずは、このアラゴスタを製造している会社やどこで購入することが可能なのかをご紹介していきます。
製造会社
アラゴスタを製造している会社はTop Lineという千葉県に本社を置く会社が販売に当たっています。アラゴスタのサスペンションはオランダにあるトラクティブ社との共同開発によりできたサスペンションなのです。
トラクティブ社はWPという前身のメーカーがあったものの、KTMというオーストリア二輪メーカーに買収される際、WPの技術者が募って作ったオランダのメーカーなのです。オランダの老舗メーカーと日本のメーカーがタッグを組んで作られたサスペンションがアラゴスタなのです。
取扱い店舗
それでは、アラゴスタのを取り扱っているショップはどれくらいあるのでしょうか。各地方にたくさんのショップがあり、提携することによって取り扱っているショップは全国を網羅しています。
北海道から沖縄にいたるまで、様々な地域で販売しているので気になった方はショップに問い合わせてみると良いですね。相談してみて、自分の思い描く足回りだった場合はつけることを検討してみるのも良いかもしれませんね。
アラゴスタのサスペンションの特長や価格帯
足回りの特徴は実際に装着してみないとわからないことが多いですが、実際にどのような特徴があるのかをご紹介していきます。そして、気になる価格帯についてもご紹介しますので、実際に装着を考えている方は参考にしてみてください。
製品の特長
アラゴスタのサスペンションはとにかく高品質です!走りのために様々な工夫がなされており、変な癖のない走りを提供してくれます。「慣れるまで」「製品の仕様」と今まで妥協してきたことはありませんか?それを無くしてくれるのがアラゴスタのサスペンションなのです。
超軽量・高圧鋳造アルミシリンダー
カシマコートの採用、モリブデンの含浸によりシリンダー内では驚異的な準覚醒を実現しています。このことにより、フリクションの低減、高い耐久性を実現したのです。高性能で耐久性に優れたサスペンションは使用していても安心して運転できます。
高性能スプリングを標準装備
直巻きスプリングの理想を具現化したrana springが全てのシリーズに標準装備されています。癖がなく、ダンパー性能を最大限に引き出すために高性能に作られたスプリングは、装着した瞬間にその違いを実感できるでしょう。
最良の塗装技術
カチオン電装塗装を高品位で実現させたことにより、防錆、耐衝性、耐久性に強い力を発揮します。サスペンションも常に外に晒されている部品のため、激しい走行やもし雪の降る地域で融雪剤が巻かれて錆が心配の方にとっても安心して使用できます。
性能優先の高精度加工
シリンダーの加工精度にこだわって作られたアラゴスタは、シリンダーの粗さが0.2ミクロンです。これはまさにエンジン並みと言えます。ここまで高精度に作られたサスペンションは気になりますね!
研ぎ澄まされた内部構造によるシビアなセッティングが可能
極低速域から微細な減衰特性のコントロールが可能なダンパーピストンとニードルが装着されています。20段の調整範囲に明確な特性変化を与えたことによって、自分の用途や好みによってセッティングを変えられるというのは、とても魅力的です。
高硬度、高効率WPC処理
WPC処理を行うことにより、カートリッジシリンダーにおいて摩耗係数の軽減と滑らかに動かなければいけない部分の油膜保持を向上させました。これにより、耐久性が格段にアップしたのです。耐久性があるサスペンションというのも、安心につながりますね。
製品の価格帯
こんなに高性能なサスペンションを見たことはあまりないでしょう。そこで、実際にアラゴスタのサスペンションの価格帯を見ていきましょう。まず、アラゴスタには8つのモデルがあります。まずはそこからご紹介していきましょう。
モデル名 | コンセプト | 特徴 |
TYPE-S | スポーツ | アラゴスタの原点となる最上級スペック搭載のスポーツ性能 |
TYPE-P | プレミアム | ローダウン&クルージング性能に優れたラグジュアリー専用モデル |
TYPE-E | コンフォート | コンフォートとスポーツを融合したストリート車高調ベーシック |
TYPE-C | コンパクトスポーツ | コンパクトカーの特性にフォーカスした専用モデル |
TYPEーSS | スーパースポーツ | 用途別にフルオーダー対応するサブタンクモデル |
TYPE-W | ワゴン/SUV | フル乗車でもコンフォート性と操縦安定性を確保する快適仕様 |
TYPE-SA | セミアクティブ | 既存の電子制御式ショックに対応した、電磁バルブ内蔵電子制御モデル |
Aragosta-CUP | リフターシステム | サスペンション性能に影響しない緊急回避車高アップシステム5 |
それでは、実際に価格をご紹介します。今回ご紹介するのは86、スイフトスポーツ、シビック、を例にしていきます。もちろん車種によって形も価格も違いますので、気になった方は適合するモデルを選択してください。
車種 | モデル名 | 価格 |
---|---|---|
86 | TYPE-S | ¥303,000〜¥310,00 |
86 | TYPE-E | ¥250,000〜¥270,00 |
86 | TYPEーSS | ¥550,000〜¥580,00 |
スイフトスポーツ | TYPE-C | ¥250,000〜¥290,00 |
スイフトスポーツ | TYPEーS | ¥310,000 |
シビック | TYPEーS | ¥265,000〜¥320,000 |
シビック | TYPEーE | ¥225,000〜¥310,000 |
シビック | TYPEーSS | ¥480,000〜¥530,000 |
アラゴスタのサスペンションの評判
価格を見るとお分かりのように、かなり高額なこともアラゴスタの特徴です。しかし、特にサーキット走行されている方々の評判は上々です。減衰調整が楽な点や、セッティングが出しやすいとのコメントもあります。
CARTUNEユーザーのカスタム事例
それでは、ユーザーの方々が装着しているアラゴスタを見ていきましょう。タイヤを外した瞬間に見えるアラゴスタのオレンジは、周囲の目を引くこと間違いなしです!
スポークの細いホイールであれば、このように隙間からサスペンションが見えます。暗い場所にオレンジが目立つので、見た目のアクセントとしても非常に良いですね!
そしてタイヤを外すと現れるオレンジのサスペンションです。キャリパーの色を変えていない限りは全て黒一色がほとんどなので、このようにオレンジが入ると目立ちますね!
まとめ
サスペンションといえばオーリンズやビルシュタインが有名ですが、アラゴスタの存在も忘れてはいけません。中古市場にはなかなか出てこないため探すことは困難ですが、価格に見合った走りを提供してくれるはずです!気になる方は、是非ともお近くのショップへ問い合わせてみてください。