2019年05月22日 (更新:2024年08月07日)
少しレトロなのが魅力?スズキ キャリイの9代目DD51T型ってどんな車?
トラックは荷物がたくさん積める便利な車。そんなトラックの中でも、日本の狭い道に適したトラックが軽自動車規格のトラック、通称「軽トラ」である。今回は軽トラの中でも人気のスズキキャリイ(9代目)の4WD仕様DD51T型の魅力を紹介したいと思います。
9代目キャリイDD51T型について
今回は9代目キャリイについてグレード・スペックなど紹介したいと思いますが、まずはキャリイについて簡単に説明します。
初代キャリイは今から実に58年前の1961年に販売されていて、スズキの中で最も古い車種になります。また、日本国内貨物車部門の販売台数で1971年から2009年までの39年連続で第1位を獲得していた人気な車種になります。
9代目キャリイは、1991年に車体寸法の規格変更に伴いフルモデルチェンジを行った代になります。主な変更点は、キャビンが先代より広くなり居住性が良くなりました。主なグレードはFR・4WD・ダンプなどがあり、DD51T型は4WDのグレードになります。
グレード・価格
グレード・価格(中古車)について、同じ9代目のDC51T型(FR)・DD51B(4WD)・DC51B(FR)も含めた比較をしてみます。
※古い車種で参考資料が少ないので、走行距離10万キロ未満・修復歴有無問わず・カラー問わず・カスタムの有無問わず等の大まかな諸条件を設定して表記しています。
なお、乗り出しに必要な諸経費(乗り出し価格)は含んでおりません。
グレード | 価格(税別) |
---|---|
660 KA 3方開(MT) | 15万円前後 |
660 KA 3方開 4WD(MT) | 25万円前後 |
660 KC 3方開(MT) | 10万円前後 |
660 KC 3方開 4WD(MT) | 20万円前後 |
660 農繁 KL 3方開 4WD(MT) | 10万円前後 |
スペック
発売年月日 | 1991年9月 |
---|---|
駆動方式 | 4WD(四輪駆動) |
エンジン区分 | ガソリン車 |
全長×全幅×全高 | 3,295×1,395×1,725mm |
ホイールベース | 1855mm |
最低地上高 | 160mm |
乗車定員 | 2名 |
エンジン種類 | 直列3気筒SOHC |
燃料 | レギュラー |
燃料タンク | 36L |
排気量 | 657cc |
最高出力 | 42ps(-kw)/5500rpm |
最大トルク | 5.8kg・m(−Nm)/4500rpm |
最小回転半径 | 3.8m |
ブレーキシステム(前)ブレーキシステム(後) | ディスク式(前)ドラム式 (後) |
9代目キャリイDD51T型に使えるカスタムパーツ
LEDバーライト
電装系カスタムでは定番のLED化。DB52T、DC51T、DD51T、DA51T、DA52T、DB51T汎用のLEDテールランプになります。既存テールランプ の配線をそのまま結線して、ポン付けするだけで、28年前の車が現代風?車両にカスタム出来ちゃいます。
マフラー
ウィルズウィン製コンパクトマフラー 24,000円(税抜き)
※写真はDB52用
各メーカーの軽車両マフラーを多く制作している、ウィルズウィン製のマフラーになります。写真のサイレンサーエンドはスラッシュタイプとなっていますが、その他にスポーツタイプ、バズーカータイプ、ホッパータイプなど様々な形状をラインアップしているマフラーメーカーになります。また、形状だけでなくチタン・ステンレス・カーボンなどの素材も多数ラインアップしているのが特徴的なメーカーになります。
AERO OVER製フロントスポイラー 定価35,000円(税抜き)
※写真はイメージです。実際のスポイラーとは異なります。
コンパクトカーを中心にカスタムパーツを販売しているAERO OVER製のフロントスポイラーになります。エアロパーツはレース車両の空気抵抗を軽減したい時に取り付けますが、一般的には見た目重視のカスタムになります。
ちなみにマフラーで紹介したウィルズウィンからもフロントスポイラー制作してます。
CARTUNEユーザーのカスタム事例
フロントスポイラー・マフラー・ホイールカスタム
フロントスポイラー、マフラー、ホイール、ステアリングなど多数カスタムをしている、「キャリトラ」さんの通勤キャリイ。インパネ塗装やチェックのマッドガードなど細部に至るカスタムが光る一台。
多数カスタム
クリアウィンカー、フロントスポイラー、メッキドアミラー、タイヤ・ホイール、オーバーフェンダー、マフラー、テールランプなど多数のカスタムを施している「よっち」さんのキャリイ。オレンジの車体がそれぞれのカスタムの良さを引き出しているイカした一台。
まとめ
9代目キャリイDD51T型は、キャリイが国内貨物車部門の販売台数第1位に大きく貢献するグレードで、4WDの特性を活かして様々な方に愛された車です。また、9代目キャリイは累計販売台数300万台を達成したロングセラー車種となっています。現行モデルは12代目で、2018年5月からは「スーパーキャリイ」という、室内空間を広くし使い勝手を向上させたモデルが発売され、キャリイの進化にまだまだ目が離せません。