働く人の強い味方!マツダ・ボンゴバンの魅力

2019年05月17日

働く人の強い味方!マツダ・ボンゴバンの魅力

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マツダのボンゴといえば、大手運輸会社から街の商店まで、日本のビジネスをささえる商用バンの定番。しかも現行モデルは永くフルモデルチェンジせずとも高い信頼と人気を誇っています。そこで、この働く人の強い味方「マツダ・ボンゴバン」の魅力を改めて解説してみましょう。

そもそもボンゴバンとは?

ボンゴは、商用車での用途をメインとしたキャブオーバーのワンボックス車です。ボンゴにはロングボディのボンゴブローニーやトラック、そしてかつては乗用タイプのボンゴワゴンといった派生車種がありますが、ここではバンタイプのボンゴ・バンに絞って解説します。

ボンゴバンの歴史

初代 1966年~1975年

ボンゴバンは1966年に小型ワンボックスバンとして当時のベストセラーになった初代から始まります。初代では水冷直列4気筒 OHV782 ccのガソリンエンジンエンジンを車体後部に搭載するRR駆動を採用し、全長3,770 mm/全幅1,500 mm/全高1,700 mmというコンパクトなサイズでした。のちに1.0Lエンジン車が加わります。

2代目 1977年-1983年

この代より、エンジンのレイアウトを、荷役性と積載性の良いFRへ変更されています。また、全車リヤタイヤを小径ダブルタイヤ化し、荷台からホイールハウスを無くした「ボンゴワイドロー」の名称で販売されます。エンジンは積載量750 kgの標準ボディが1.3 L、積載量1,000 kgのロングボディが1.6 Lのエンジンを搭載していました。

3代目 1983年~1999年

エンジンには1.5L 、1.8L 、2.0Lのガソリンと2.0Lと2.2L ディーゼルが採用され、バンの1年車検を嫌うユーザー向けに、2列シート6人乗り、バンと同様の内装を持つ乗用向けグレードのBWや4WDも追加設定されています。また、1994年には日産向けにバネットバンとしてOEM供給されています。

4代目 1999年~現在

16年ぶりのフルモデルチェンジでは、3代目ボンゴのプラットフォームをベースに車体の前半分のみを衝突安全対応型に新設計したものとなりました。経営状態の悪化でコストを抑えるための奇策でしたが、結果的に20年たった今でも通用する大成功を収めたモデルとなっています。

エンジンは1.8 LにEGI追加してパワーアップしたガソリンと、2.2 L のディーゼルを設定、その後2度のマイナーチェンジと多くの改良を重ねて現在に至っています。

ボンゴバンの魅力

ボンゴバンの魅力はその使い勝手のいいサイズ感にあります。全高4,295mm、全幅1,690mm、全高1,865mmというコンパクトなボディによる4.3mという最小回転半径で狭い路地裏にも入ることができます。

また、コンパクトながらもキャブオーバーワゴンの特性を活かした荷室長は最大で2,375mmもあり、様々な用途で多くの荷物や機材を積み込むことが可能になります。

基本スペック

現行モデルではディーゼルエンジン車が廃止され、1.8Lのガソリンエンジン車のみの設定になっています。

  • 最高出力:75kw(102ps)/5,300rpm
  • 最大トルク:147N・m(15.0kgf・m)/4,000rpm
  • JC08モード燃費率:10.0~11.4

ボディタイプ

標準タイプと20mm高くなったハイルーフタイプの2つがあります。また、2016年にはダブルタイヤ仕様は廃止され、全車低床フロアのシングルタイヤ仕様に統一されています。

全高/全幅

・4,285mm/1,690mm

全高

・標準ルーフ:1,865mm

・ハイルーフ:1,985mm

収納・荷室

荷室は2列目の折り畳み収納を採用するグレードと、2列目シートを廃したグレードにより長さに差があります。また、標準ルーフとハイルーフでは高さが外観以上に差があり、かさばる荷物の収納に活用される以外にも、荷室での作業が楽になります。

荷室寸法

長さ

・2人乗り:2,375mm

・2(4)人乗り:2,260~2,375mm(1,315mm)

1,480~1,555mm

高さ

・標準ルーフ:1,222mm

・ハイルーフ:1,345mm

特装車もラインナップ!

商用バンであるボンゴバンには、標準車以外に多種多彩な用途に対応するために、様々な特装車が用意されています。

  • 床かさ上げ仕様:ダブルタイヤに代わるフラットフロアを実現した仕様です。
  • テールゲートリフター付バン:350kgのリフト能力を持つハイパワー・テールゲートは室内にスッキリと収納できます。
  • フレッシュバン:ウレタン断熱材とFRP合板で高い保冷効果を実現するホワイトボディ仕様です。

次期モデルは存在せず、現行モデルもカウントダウンが始まっている!

ベースモデルから数えると実に29年にも及ぶロングセラー車のボンゴシリーズですが、2012年からの商用車の国内需要減少や2010年代後半に衝突安全基準が厳格化されること等を受け、ボンゴ・バンならびにトラックの次期モデルの開発を断念、創業以来続けてきた商用車の自社開発・生産から撤退するとしています。

そして未確定情報ながらも2020年には生産打ち切りになる予定で、すでにディーゼルエンジン車もカタログから消えています。

まとめ

ボンゴシリーズとしての名称は残ると思いますが、車自体は他メーカーからのOEM供給となる予定であり、2019年4月にトヨタのハイエースからOEM供給を受けて復活したロングボディ版のボンゴブローニーの実績から、トヨタのライトエースが供給される可能性があります。

環境基準や安全装備など、商品開発にかける費用と資源を乗用車に集中するためとはいえ、かつては他メーカーにOEM供給していた名車だけに、寂しい気持ちになります。街中でボンゴを見かけたら「頑張れ!」と応援しましょう!