ハイソカーといえば、GX71マークⅡ 3兄弟 | CARTUNEマガジン
ハイソカーといえば、GX71マークⅡ 3兄弟

2019年05月12日 (更新:2020年08月28日)

ハイソカーといえば、GX71マークⅡ 3兄弟

80年代後半から90年代全般のハイソカーブームを牽引したGX71マークⅡ 3兄弟。高級車セグメントに属しながらも今では考えられないような販売台数を記録しました。グレード構成や搭載されたエンジンを振り返ってみます。

GX71マークⅡとは

とくさんさんのマークIIGX71の画像
とくさんさんのマークIIGX71の画像
引用元:とくさんさんの投稿

トヨタ・コロナの上級車として最初はコロナマークⅡの車名で登場したのがこの車の由来です。5代目モデルからはコロナの名前が取れ、正式にマークⅡが車名になりました。同じプラットフォームを使用した兄弟モデルとしてチェイサーとクレスタもラインナップされていました。その中でも1G系エンジンを搭載するGX71系のモデルが特に人気を集めました。

ハイソカーブームとGX71マークⅡ 3兄弟

この5代目モデルはハイソカーブームにのり大きな転機を迎えます。頑張れば購入できる予算帯で高級感も感じさせたことで売れに売れ、その販売台数はマークⅡ・チェイサー・クレスタの3兄弟合計で年間20万台に迫りました。2018年に販売台数1位だったN-BOXが24万台弱だったことを考えると、同じ程度売れたわけです。

GX71マークⅡ 3兄弟とは

いさもんさんのクレスタGX71ホイールの画像
いさもんさんのクレスタGX71ホイールの画像
引用元:いさもんさんの投稿

この兄弟モデルのそれぞれの位置づけとしては、120系クラウンに続き採用されたクリスタルピラーを持ち、高級感を訴求したマークⅡ、4ドアセダンボディに2トーンのボディカラーをイメージカラーとして採用するなどフォーマルな方向性のクレスタ、そしてハードトップのみのラインナップでスポーティー路線のチェイサーという形で差別化されていました。

GX71マークⅡ 3兄弟の主なグレード

3兄弟ともに、トップグレードには直列6気筒2リッター・ツインカムエンジンを搭載しました。当時はまだまだDOHCが珍しい時代。トランクに装着されたツインカム24のエンブレムは憧れでした。

マークⅡ・4ドアハードトップ

  • グランデ・ツインカム24
  • グランデ
  • LG

クレスタ

  • スーパールーセント・ツインカム24
  • スーパールーセント
  • スーパーカスタム

チェイサー

  • アバンテ・ツインカム24
  • アバンテ
  • SXL
  • XG
  • XL

主な搭載エンジン

エンジン型式1G-GEU1G-EUM-TEU
種類直列6気筒DOHC直列6気筒OHC直列6気筒OHCターボ
排気量(cc)1,988
最大出力(PS)160130145
最大トルク(kg・m)18.517.521.5

CARTUNEユーザーのカスタマイズ例をピックアップ!

コバリーさんのマークIIGX71の画像
コバリーさんのマークIIGX71の画像
引用元:コバリーさんの投稿

グランデ・ツインカム24にSSRマークⅠのホイールの組み合わせでしょうか。ルーフサイドのTVアンテナ、字光式ナンバーなど当時の流行アイテムも装備された、時代性に沿ったパーツのチョイスが素晴らしいですね。

TomoyaさんのマークIIGX71の画像
TomoyaさんのマークIIGX71の画像
引用元:Tomoyaさんの投稿

後期型のグランデにBBS RSの組み合わせですね。限定色のボディカラーとも相まって高級感のある仕上がりです。

たつ@さんのクレスタGX71の画像
たつ@さんのクレスタGX71の画像
引用元:たつ@さんの投稿

人気の2トーンカラーにロンシャンの組み合わせが良いマッチングです。

まとめ

ハセさんのチェイサーGX71の画像
ハセさんのチェイサーGX71の画像
引用元:ハセさんの投稿

ハイソカーブームは初代ソアラの誕生とともに始まったとも言われていますが、販売台数としてそれを牽引したのは間違いなくGX71マークⅡ 3兄弟でしょう。ユーズドカー市場では現在もある程度のタマ数が確認できます。

近年は後継車のマークXの販売台数が低迷しており、ついに2019年秋に販売を終了するとアナウンスされました。先日のオートモビルカウンシルではトヨタ博物館所蔵の前期型GX71マークⅡ 4ドアハードトップが展示されていました。今見ても高級感を感じさせ、当時の憧れが蘇ってきました。

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