マツダのミニバン、プレマシーとライバル車のサイズを比較してみた

2019年05月12日

マツダのミニバン、プレマシーとライバル車のサイズを比較してみた

labelプレマシー label車雑学

3列シートのミニバンでありながらも、全高の低いロールーフタイプであるマツダのプレマシー。スポーティーな走りが可能なミニバンとして高い評価を受けていましたが、残念ながら2018年1月に販売終了となってしまいました。とはいえ、いまだに中古車市場では高い人気を誇っています。そこで、同じく販売が終了したマツダのMPVとの比較を通じて、ロールーフタイプのミニバンの魅力を探ってみました。

プレマシーの基本概要

プレマシーは、1999年にコンパクトカーのファミリアをベースにした5ナンバーサイズのコンパクトミニバンとして発売され、2代目以降はアクセラをベースにした3ナンバーミニバンとなって最終モデルとなる3代目まで販売されていました。

2010年から2018年まで販売された3代目モデルは、「NAGARE(流れ)」というコンセプトの、躍動感とエレガントなデザインとなり、優れた空力性能によって燃費性能や静寂性を向上しました。

そしてエンジンには直列4気筒の2.0Lが採用され、2013年のマイナーチェンジにおいて、新世代技術「スカイアクティブテクノロジー」を導入。エンジンは「スカイアクティブ-G 2.0」に、トランスミッションも6速ATの「スカイアクティブ ドライブ」を採用しました。

MPVの基本概要

1988年に北米市場向けモデルとしてミニバンの先駆けとなったMPVは、国内ににおいても3ナンバーの大柄なボディとV6エンジンのパワフルな走りで、他のミニバンとは異なる独自のスタイルのミニバンとして注目を集めてきました。

3代目モデルでは「スポーツカーの発想で、ミニバンを変える」というキャッチコピーを掲げ、先代モデルより50ミリも低いロールーフボディに、直列4気筒の2.3Lエンジンと同ターボエンジンを採用。広い室内スペースを持ちながら走行性能にも優れた特異なミニバンとなりました、

そして、2016年3月、プレマシーより約2年早く販売を終了しました。

プレマシーとライバル車のボディサイズを比較

プレマシーの上級モデルとなるMPVのボディサイズは、全長と全幅がプレマシーより一回り以上大きく、ホイールベースは200mmも長くなっています。しかし、全高は逆に70mm低くその長いボディがより長く感じられるフォルムとなります。

プレマシーはMPVよりミニバンとしての機能性を重要視されており、MPVより小回りが利くボディサイズにとどめて使い勝手に優れ、他のミニバンより広い横幅により立体感のあるスタイリングも可能としています。

プレマシーのボディサイズ

  • 全長/全幅/全高 4,585/1,750/1,615
  • ホイールベース 2,750

MPVのボディサイズ

  • 全長/全幅/全高 4,860/1,850/1,685
  • ホイールベース 2,950

プレマシーとライバル車の室内サイズを比較

室内の広さもMPVがプレマシーを圧倒します。特に室内長の長さはホイールベースの長さと相まって、2列目から3列目のシートにいたるまで、足元の空間を確保しており、背の低さをおぎなっています。

しかし、MPVの広さはこの縦方向の長さによってということから、シートポジションは寝かせ気味になり、ミニバンというよりセダンのような座り心地になります。前席と2列目は横方向のよゆうもあって快適ですが、3列目は閉そく感があり、ラゲッジスペースに頭が入り込むような姿勢となります。

プレマシーは高さ方向に余裕がありが、3列目シートも快適とは言えないまでも余裕があります。また、スライドドアからの乗降性もプレマシーの方が優れています。

マツダのミニバンには「カラクリシート」がある

プレマシーの2列目シートは、普段はセパレートされた2名分のシートになっており、7名が乗車する際には、その間を埋める「カラクリ7thシート」と呼ばれるシートを引き出してベンチシートにするという独自のシートアレンジも備えています。

MPVは、独立した2列目シートを横にずらしてベンチシート化させ、さらに3列目シートがストラップを引くだけで座面クッション沈み込んでシートバックが格納されてフラットスペースになる「KARAKURIシート」を採用しています。

プレマシーの室内サイズ

  • 室内長/室内幅/室内高 2,565/1,490/1,240

MPVの室内サイズ

  • 室内長/室内幅/室内高 2,635/1,565/1,210

プレマシーとMPVの現状

”yamachan773”さんのプレマシー

プレマシー、MPVともに販売が振るわず、プレマシーは7年4カ月、MPVは10年に渡ってフルモデルチェンジされることなく、生産・販売を終了となってしまいました。マツダはこれ以外でも「ビアンテ」も2017年9月にモデル廃止となっており、拡販が見込めないミニバンから3列シートSUVへ舵を切っています。

中身はプレマシー?日産ラフェスタハイウェイスターとは

2011年6月に、プレマシーのOEM供給車両として発売された「ラフェスタハイウェイスター」は、プレマシーと同一のボディながら、フロントフェイスが大幅に変更され、サイドドアはプレマシーの特専用品が与えられ、リヤバンパーはフルカラードになり、バックドアガーニッシュはめっき仕上げになるなど大幅な違いがあります。

まとめ

プレマシーもMPVも、低重心による優れた走行性能と広い室内スペースを持ち、何よりもカッコイイという、他のミニバンにない魅力があるのも確かです。新車ではもう購入できませんが、格安な中古車は沢山あります。CARTUNEユーザーにとってはこれ以上ないカスタマイズのベース車両といえるでしょう。