2019年05月12日 (更新:2024年08月06日)
オリジナルエンブレムの作成方法
街中を走っている時に目を走っている車や対向車など、他車のカスタムを見たりするのは車好きにはよくある話です。しかし、車種の名前などは知っているけど見たことが無いエンブレムが装着されている車両を見かける事はありませんか?今回は、少しずつ流行始めているオリジナルエンブレムについての解説をしていきたいと思います。
オリジナルエンブレムの良さ
オリジナルエンブレムとは、自分の車をオンリーワン化させるため装着したり、仲間同士での絆を深めるために同じものを装着したりと楽しみがたくさんあります。現在はオリジナルエンブレム専門店もたくさんありオーダーメイド品を手に入れることも容易くなっています。
専門店の技術によっては書体の変更だけに留まらず、複雑な形をしたロゴマークや、家紋・漢字の作成まで行ってくれるところもあります。自分の出したアイデアがそのまま形となって作成されますので車への愛着が深まったり、人と違うものが装着できるというオリジナリティを出すことができます。
オリジナルエンブレムを作成するには?
オリジナルエンブレムを作成するには、どのような方法を取らないといけないのでしょうか。しっかりとお伝えしていきますので興味をひかれた方は是非検討してみてください。
お店に注文する
自宅近くにお店がある方は実際に出向いて店員さんに相談すれば済むだけの話なのですが、興味はあるけどお店が近くにない方はインターネットを使って「オリジナルエンブレム」を検索してみてください、きっと好みのお店が見つかります。
お店に依頼する際、作成物の情報を伝えないといけないのですが、カラープレート・抜き文字エンブレム・通常エンブレムなど種類により変わってきます。例としてカラープレートの作成方法をお伝えしますので、参考にしてみてください。
- エンブレムのサイズを選ぶ
- 下地の色を決める(グラデーションなどの指定がある場合には分かりやすい物を伝える)
- 入れる文字の内容を各(大文字・小文字・書体なども分かりやすく、読みやすい字で)
- 枠を選び、色を指定する
- 絵や柄などをしっかりと伝える(インターネットのメールでもやり取りができます)
パソコンのペイントツールを使ってデザインができる人なら、保存したファイルをお店にメールすることでイメージが伝わりやすいと思いますが、ペイントツールが使えない方は上記の①~⑤の項目をメモに書いて携帯電話のメールで添付する方法もあります。自分の想像しているデザインが正しく伝わっていないと出来上がりのクオリティにも差がでますし、お店の人も不安になるので再確認の連絡が何度か入ったりして作成までに時間が掛かる可能性もあります。
依頼をしたら数日でお店の人から完成イメージを添付されたメールが送られてきますので、確認したらしっかりと合否を教えてあげてください。もしイメージと違う案で完成イメージが来てしまった場合はお店の人ともう一度具体的に話し合いをして完成に近づけていきましょう。貰った案と照らし合わせてデザインを詰めるのも一つの方法です。
文字数やエンブレムのサイズによって金額が変わってくるお店もありますが、12文字まで¥13,000/枚、複数個セットになると1枚あたりの価格が安くなってくるといったお店が多いようです。
DIYで作成する
どうせオリジナリティを出すなら自分でエンブレムを作ってしまえ。と思っている方、DIY精神を存分にはっきして自作エンブレムを作成しちゃいましょう!何万円、何十万円もする3Dプリンターが無くてもちゃんと完成する方法がありますので安心してください。
DIYでエンブレムを作成する方法
では早速DIYでエンブレムを作成する方法をお伝えしていきます!あくまで、3Dプリンターを使わずに作成する方法ですが、通常のプリンターやパソコンは必要になりますが、まずは作成する上で大事な「材料」からご紹介していきます。
準備する材料は?
①1.5mm厚程度の透明なプラ板
(サンデーペットやアクリル板でも可)プラ板は模型店で手に入りますし、サンデーペットやアクリル板はホームセンターで手に入ります。
②A-ONE 手作りステッカー用紙
(メタリックタイプを選択しても構いません)家電量販店で手に入ります。
③カッターナイフ
(普通のカッター・デザインナイフ・アクリル用Pカッターの3種が好ましいです)普通のカッターとデザインナイフは100円均一のものでも大丈夫ですが、Pカッターだけはしっかりしたものを模型店で手に入れましょう。
④UVレジン
(100円均一でも売っていますが、時間経過で黄ばんでくる可能性がある)Amazonでも購入ができる パジコ 太陽の雫 ハードタイプ だと変色が少ないそうです。
⑤爪楊枝とチャッカマン。
これに関しては自宅にあるものでも100円均一で購入しても変わりありません。
以上が作成までの下準備です。では、作成手順を解説していきます。
作成手順は?
手順①パソコンのツールを使ってステッカーにプリントするためのデザインと形を決めていきましょう。(あまりにも複雑な形にしてしまうと、プラ板のカットで苦労することになってしまいます)
手順②デザインが決まって印刷ができたらステッカーをカットし、カットしたステッカーの形に合わせてプラ板をカットしていきます。(プラ板はステッカーの大きさより1mm程度余裕を持たせてカットすると仕上がりがきれいに見えます)
手順③プラ板にステッカーを貼り付け、UVレジンを盛りつけ均等に引き伸ばして行きます。端と外周まで引き伸ばしても表面張力があるので溢れ出しにくくなっていますので、とにかく端と外周までしっかりと均等にコーティングしてください。これができていないと雨が浸透してしまいます(勿体ないですが、少しづつ盛っていくよりも少し多めの方が盛り具合や仕上がりがきれいに見えます)
手順④UVレジンを引き伸ばした時にできた気泡を爪楊枝で潰しつつ再度均等に慣らして行くのですが、気泡潰しの一環としてチャッカマンで炙って気泡を減らしていきましょう。(あまり同じ所ばかりを炙ってしまうと溶けて漏れ出してしまったり引火してしまう事もありますので十分に注意してください。この作業がキモと言っても過言ではありません)
手順⑤気泡が無くなったところで天日干しを行います。直射日光が当たるところに10分~15分程保管しておけば硬化が完了しています。(屋外での硬化作業はホコリなどのリスクもありますので、風が強くない時の作業が好ましいです。曇りでもUV自体は降り注いでいますので晴れよりは時間が掛かりますが硬化しないことはありません)
手順⑥完全に硬化したことが確認出来たらプラ板側に両面テープを貼り付けて完成です。
他にも、純正エンブレムの枠だけ使い枠内のデザインを変更する方法や、金属パテを使って1から形成していく方法など沢山ありますが、手軽にDIYをするならこの方法が一番楽しいのではないでしょうか。勿論スワロフスキーで装飾を施したり、塗料を使ってカスタムする事も立派なDIYなので、それぞれ思いついた方法で楽しんでいただければと思います。
まとめ
今回はオリジナルエンブレムの作成方法についての解説でした。カスタムを進めていくとCARTUNEは勿論、ショップやイベント会場などで新たな仲間と出会うことができます。愛車や仲間との絆を深めるためのオリジナルアイテムで、カスタムライフを楽しんでみてはいかがでしょうか。