2019年05月10日 (更新:2024年08月06日)
人気チューニング「サブコン」って?人気商品&取り付け方も紹介人
現在、車のチューニングを行う上で人気が高いパーツの一つがサブコンです。チューニングに慣れている人は当たり前のように「サブコン」と口にしますが、このサブコンがなんのことなのか分からない人も多いでしょう。そこで今回は、チューニングにおけるサブコンの役割や取り付け方法についてご紹介します。
サブコンってなに?
サブコンとは、車のエンジンをチューニングする際に用いられるパーツの一つです。
主に、燃料噴射量の調整や点火時期などをコントロールすることによるエンジンのボアアップといったエンジンの特性を変える役割を持っています。
チューニングにおける車両エンジン特性の変更を、それのみで行うフルコンとは違い、車両の純正メインECUに割り込ませて使用する点が一番の違いです。
サブコンのメリット
サブコンのメリットは、取り付けが配線を割り込ませるだけというお手軽にあります。
純正ECUのロムを解析してチューニングしようとするのは手間と時間がかかるうえ、リスクも高いのが現実。しかし、サブコンであればセッティングや取り付けも1時間かからずに終わるケースが多く、リスクもほとんどありません。
また、ユーザーの好みに合わせてセッティングを調整できるのもサブコンのメリット。
幅広いトランスミッションにも対応し、パワー/トルク重視・燃費重視というドライバーのニーズに合わせたセッティングが簡単に出来てしまいます。
セッティングが容易ということは、車を乗り換えた時にも対応させやすいということ。
サブコンはどの車種に対しても基本的に使用することができ、再プログラムも簡単であることから、コストパフォーマンスも優秀なチューニングといえるのです。
サブコンのデメリット
デメリットは、サブコンを使ったチューニングは車に相当な負荷をかけてしまうということ。エンジンスワップなどによるボアアップならばともかく、サブコンはいわば純正のECUを疑似信号により〝ダマす〟ことでエンジンパワーをアップさせています。
そのため、楽にエンジンパフォーマンスをアップさせることはできますが、サブコンを常時使うような状態が続くとECUをダマしきれなくなり、アイドリング不調やハンドリングに不具合が出てしまう可能性があります。
また、燃料噴射量の調整や点火時期をサブコンで変えたことにより、車検時の排ガス検査に通らない可能性も出てきます。
サブコンを付けた車両を車検に通す場合、事前に排ガスの検査を受けておくかサブコン自体を取り外しておくことが必要になります。
人気サブコンランキング
1位 TRUST『e-マネージ アルティメイト』
TRUSTが販売しているサブコンの代名詞といえば「e-マネージ」でしたが、さらに豊富なデータに対応し、応用できる範囲を広げたのがこの「アルティメイト」。
USBによる通信も可能で、よりリアルタイムなチューニングデータを入力することができるようになっています。本体価格も62,000円~と少々値段が張りますが、フルコンにも匹敵する性能を秘めた逸品です。
商品の詳細は公式ページで確認出来ます 🔗公式ページ
2位 TDI-Tuning『CRTD2 TWIN Channel Diesel Tuning』
イギリスのエンジンチューナーとして名高いTDI-Tuningのサブコンはディーゼルモデルにも対応しており、動力性能の向上はもとより、燃費性能の向上にも定評があります。輸入車にも幅広く対応しているのも魅力。価格は77,000円~となっています。
商品詳細や対応車種は公式ページでご確認ください 🔗公式ページ
3位 シエクル『RESPONSE&ECO MINICON』
超小型でセッティング済みであることがウリのサブコンです。付属のハーネスで接続するだけで配線加工や初期設定などもなく、そのまま使用できるまさにお手軽なサブコン。軽自動車用で11,200円~とコストパフォーマンスも高く、サブコン初心者にもピッタリです。
商品の詳細や適応車種は公式ページにてご確認ください。 🔗公式ページ
サブコンは人気チューニング
サブコンはショップに頼らずとも、自分で取り付けることができます。車種によりECUやハーネスの場所などは異なりますが、ここではその一般的な方法をご紹介します。
サブコンをDIYで取り付けよう
サブコンを接続するための、基本となる手順は以下の通りです。
- エンジンカバーを外す
- その下のインシュレーターを外す
- カムシャフト、ブーストプレッシャー、レールの3チャンネルにカプラーを割り込ませる
- サブコン本体をエンジンルームの雨が当たらない場所に設置・固定する
- ケーブルでチューニングボックス(サブコン)を接続する
- ケーブルが遊ばないように固定する
サブコンを接続したらエンジンを始動させ、不具合がないかチェックしましょう。もし不具合が出た場合はすぐさまエンジンを停止させ、コネクタの方向などを確認してください。ケーブルの差し込みが甘い場合などにも、不具合が出る可能性があるので注意が必要です。
前述したサブコンメーカーであるTDI-Tuningが、取り付けのための動画を配信しているので、併せてチェックしてみてください。
まとめ
サブコンは車のパワーやトルクを簡単に引き上げてくれる魔法のようなパーツです。コストパフォーマンスも高く、効果も間違いなく実感できるものですが、その反面デメリットがあることも忘れてはいけません。そうしたサブコンの特性をよく理解した上で車をチューニングできれば、愛車は最高のパフォーマンスを発揮できるでしょう。