2019年05月01日 (更新:2020年07月09日)
ワイドトレッドスペーサーを装着するなら知っておきたいハブリングに関する知識
ハブリングの存在をご存知でしょうか?ワイドトレッドスペーサーをそのまま装着している方もいらっしゃると思いますが、ハブリングは重要なパーツなのです。そこで、ハブリングとはどのような役割を担っているかをご紹介します。
ワイドトレッドスペーサーの基本事項
ワイドトレッドスペーサーという言葉を聞いたことがありますか?読んで字のごとく、トレッドをワイドにするスペーサーなのですが、機能・役割・構造についてをまずは知りましょう!
機能
ワイドトレッドスペーサーの機能は、タイヤを外側に出すためのパーツです。タイヤとホイールの段差が気になる人に向け、ハブとホイールの間に挟むことによってスペースが空いてトレッドが広くなるのです。ホイールを変える必要がないことから、ユーザーも多いです。
役割
ワイドトレッドスペーサーの役割は、ホイールとハブの間を埋めるためのパーツです。外側にタイヤを出した状態ではハブボルトを締めることができません。そこで、ワイドトレッドスペーサーがその間を埋める役割をして、タイヤを外側に出してくれているのです。
構造
ワイドトレッドスペーサーの構造は、もともとあるハブボルトを利用して固定します。ワイドトレッドスペーサーにも対応するだけの穴が空いていますので、そこにハブボルトを通して固定します。
そうして固定したワイドトレッドスペーサーにホイールをはめ込めば、同じだけのハブボルトが出ているので固定することができるのです。
ハブリングの役割・機能
ワイドトレッドスペーサーを使用する際に重要なハブリングとは一体なんなのでしょうか?実は元々あったハブにはベアリングの役割を担うパーツがついているのですが、ワイドトレットスペーサーにはついていないものもあります。そこで、ハブリングとは何かをご紹介します。
役割
ハブリングとはホイールをしっかり固定するためのものです。ハブの周りにリング状の出っ張りがあると思いますが、それがワイドトレッドスペーサーにはない場合があるのです。この出っ張りの役割を担ってくれるのがハブリングなのです。
タイヤを一番奥まで入れると、ホイールがぴったりハマる場所があります。これは、ハブリングにあたる場所とホイールのへこみがぴったりはまって起こる現象なのです。
機能
ハブリングの役割でホイールを固定すると紹介しましたが、ハブリングがあれば中心でホイールが固定されます。通常はナットを適正トルクで締めればホイールの中心とハブの中心で固定されるようにできていますが、緩みなどでずれてしまうとタイヤが歪みます。
歪みは運転している際に振動になり、ハブボルトやサスペンションにダメージが伝わり、最悪の場合は走行中にタイヤが取れてしまいます。車速と同じスピードで進むタイヤは凶器ですし、折れてしまうと自走不能です。それを防止してくれるのがハブリングなのです。
まとめ
ワイドトレッドスペーサーにもハブリングがついたタイプのものがありますが、もしついていないワイドトレッドスペーサーを持っているのであればハブリングを購入することをお勧めします。
取り付けの際に手間になるかもしれませんが、危険を考えた際にはハブリングの装着は大切ですね!安全のためにも是非とも購入を検討してみてください。