2019年04月28日 (更新:2022年10月28日)
ホンダプレリュード3代目を紹介!リトラに4WS採用のレジェンドカー
3代目プレリュードは大人気を誇った2代目モデルの後継モデルとしてキープコンセプトで登場しました。高い人気を集めたポイントはより大胆に進化、フェラーリ328よりも低いボンネット高の実現、機械式4WSの搭載などにて注目を集めました。今回はこの大人気モデルを振り返ってみます。
3代目プレリュードとは
女性に人気の車、「デートカー」というジャンルの代名詞ともなった2代目プレリュードの後継モデルとして1987年に登場したのが3代目プレリュードです。エクステリアデザインはキープコンセプトとしながらも、さらにボンネット高を低くし、サンルーフの開口部を拡大するなどしてスタイリッシュさに磨きをかけてしました。
3代目プレリュードの特徴
低いボンネット高と低められたウエストラインによる広いグラスエリアにより、室内はより一層開放的な雰囲気となっています。このボンネット高を実現するためにエンジンは後傾して搭載されました。
この低さは同時代のフェラーリ以上という点でも話題になりましたね。かたやMRレイアウトに対してプレリュードはFFレイアウトです。フロントにはエンジンやトランスミッションなどのパワートレインが搭載されているわけです。それでいながらこの低さを実現するためにエンジンレイアウトまで見直した点などにホンダの執念を感じます。
3代目プレリュードの特徴 エンジンとパワートレイン
搭載するエンジンは2代目モデルまでの1.8リッターエンジン搭載車を廃し、全車が直列4気筒2リッターエンジンになりました。トップグレードのSiにはDOHCエンジンが、XXにはSOHCエンジンが搭載されています。
また、後輪操舵を行う機械式4WSが搭載されていたのも特徴です。TVCMでもステアリングの切れ角と共に同位相から逆位相に変化する様子が描かれていました。
3代目プレリュードの特徴 デザイン
室内もボンネット高が低くなったことに合わせてインパネも低められています。ATのセレクターレバーはガングリップタイプで、これも人気でした。助手席を倒すためのレバーも引き続きセンターコンソール側にもついていましたね。
エクステリアデザインではグリルレスとされたフロント、よりサイドまで回り込んだテールランプとその間をつなぐガーニッシュパネルによりワイド&ローを強調しています。
CARTUNEユーザーのカスタマイズ例をピックアップ!
現役当時は考えられなかったような大径のBBS RSを装着した素晴らしい仕上がりの1台です。ボディーカラーにあわせてBBSマークのセンターキャップもブルーに変えられているところにオーナーのセンスを感じます。3代目プレリュードのエレガンスさが更に引き出されています。
TVCMやカタログなどの印象からレッドのボディーカラーも人気でした。後期型でも販売終了から30年近くが経過しています。こちらの車輌は塗装の状態も良好に保たれていますね。オートアンテナが伸びている姿に当時は憧れました。スポークの長く見えるデザインのホイールとの相性も良いですね。
いろいろな箇所がカスタマイズされたこちらの1台にはオーナーのオリジナリティを感じます。ライトハウジングはワンオフ物でしょうか。ナンバープレートをオフセットしたフロントバンパースポイラーやサイドステップなど、抜かりのない仕上がりです。
まとめ
60万台以上の総生産台数を誇った3代目プレリュードも最近は見かけることが少なくなってきました。しかし、CARTUNEユーザーの皆様は引き続き大切に維持されているのを拝見し、当時の興奮を思い出しました。
今見てもボンネット高の低さは驚異的ですし、とても格好良いです。安全基準などから現代ではもう実現できないでしょう。インテリアも囲まれ感や包まれ感を訴求した車が多くなっていますが、プレリュードのような開放的のあるインテリアも晴れた日のドライブなどには最高でした。