知らないと大変!オーバーヒートの意味や原因、対処法を徹底解説!

2019年04月27日

知らないと大変!オーバーヒートの意味や原因、対処法を徹底解説!

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オーバーヒートという言葉は知っていても、どういった症状が出たときにオーバーヒートなのか知っている人は少ないです。オーバーヒートが起こった時の症状や起こる原因、そして対処の仕方を徹底解説します。こまめに行う日頃のメンテナンスは大事ですよ。

オーバーヒートの仕組み

車のエンジンは、ガソリンや軽油を燃焼させることによって動力を発生させるように作られています。そのため、あまりにも熱量が高くなりぎると、金属が焼き付いてしまうので、焼き付きを防ぐために、冷却水をエンジン内へ通しています。その冷却水がエンジンの熱を取り除くことによって、長時間走っていても焼き付いたりしないようにすることができます。

ですが、冷却が上手くできなくなってしまうような不具合が起きてしまうと、オーバーヒートとなってしまいます。

オーバーヒートの原因は?

通常走っていても起きてしまうオーバーヒートは、何が原因で起きてしまうのかを一覧にしてみました。

  • 冷却水の異常
  • ウォーターポンプの異常
  • ラジエーターファンの異常
  • サーモスタットの異常
  • ラジエーターコアの異常

この5つの原因について解説します。

冷却水の異常

エンジンの温度上昇を防ぐために使用されている冷却水ですが、エンジンだけでなく車の各所に冷却水が回るように配管が張り巡らされています。その配管に破れや損傷による穴があったりすると、そこから冷却水が漏れてしまうことがあります。

また、少しずつエンジンの熱によって冷却水が蒸発してしまうこともあり、残量が減ってしまうことがあります。こうした冷却水の漏れや不足によって、エンジンを冷やすための冷却水が足りなくなってしまうことによってオーバーヒートが起こってしまうこともあります。

ウォーターポンプの異常

冷却水は車の各所へ回っているという話をしましたが、どうやって送っているのかというと、ウォーターポンプと呼ばれる機構によって圧送されるようになっています。エンジンの始動と同時にベルトを介してウォーターポンプも回るようになっており、このポンプがないと冷却水がエンジンやラジエーターに送られなくなってしまいます。

ラジエーターの異常

冷却水はエンジンの熱を吸収して、温度が100度を超えるほどに熱くなります。そのまま循環させていると熱を吸収できなくなってしまいますので、冷却水自体を冷やす装置が必要となり、ラジエーターは冷却水を冷やす装置になっています。

ラジエーターには、走っている最中に風を受けて冷却水を冷やすために、冷却水が流れる通路があります。その通路が詰まってしまったり、ラジエーターに紙や袋、ビニールや雪などが覆いかぶさってしまうと、冷却水を冷やすことができなくなってしまい、オーバーヒートが起きてしまいます。

ラジエーターファンの異常

ラジエーターが走行風を受けて冷却水を冷やす装置と説明しましたが、車がずっと走り続けているかと言われるとそういうわけではありません。アイドリングで止まっていたり、渋滞になって動けなくなることもあります。そうした場合には、ラジエーターに強制的に風を当てるようにしなければなりません。その風を発生する装置が、ラジエーターファンです。

このラジエーターファンは、冷却水がある一定の温度に達した段階で、電気的にファンを回すように作られています。しかし、ファン自体に繋がっている配線が途中で断線していたり、ファンが機械的に動かなくなってしまうと、オーバーヒートしてしまう可能性があります。

サーモスタットの異常

サーモスタットという言葉を初めて聞くという人もいると思いますが、これは冷却水の温度を一定に保つための装置です。冷却水が冷えている状態であれば、サーモスタットは閉じており、ラジエーターに冷却水が流れないようにしています。それが、冷却水の温度が高くなってくると、サーモスタットが開いてラジエーターに冷却水が流れるようになります。

このようにして、冷却水の温度を一定に保つようにしています。しかし、冷却水の温度が上昇しているにも関わらず、サーモスタットが開かなくなってしまうと、オーバーヒートになってしまいます。

症状・対処法

オーバーヒートが起こった時に気付かないままで走ってしまうと、エンジンが焼き付いてしまってエンジンを載せ替えたりしないといけなくなってしまいます。だからこそ、どういった症状になったらオーバーヒートになっているのかを知っておく必要があります。

  • 水温計がHになっている
  • アクセルを踏まないとエンジンストップする
  • オイルが焼けた臭いがする
  • エンジンから煙が出る

こうした症状が出たらオーバーヒートしていますので、すぐに車を安全な場所に停車してエンジンを切ってください。エンジンを切ったら、ボンネットを開けて冷却水の量を確認しましょう。冷却水の量が多すぎて吹き零れていたらラジエーターキャップの異常が考えられます。また冷却水が無くなっていたなら、どこからか漏れている可能性があります。

冷却水がない場合であれば、水道水を入れて騙し騙し走行することが可能です。ですが、エンジンの熱が冷めなかったり、対処ができない場合はロードサービスに頼る方が良いでしょう。早めにオーバーヒートに気付いて対応しないと、最悪の場合は車両火災になることもあるのを覚えておきましょう。

オーバーヒートした場合の修理・交換費用

どこかしらに異常が発生しているからこそ、オーバーヒートが起きています。そのため、必ず修理や部品の交換をしなければなりません。オーバーヒートの原因を5つ紹介しましたので、それらの修理や交換する際の費用を載せておきます。

冷却水の異常 冷却水の補充であれば数千円、配管からの漏れであれば2万~3万円
ウォーターポンプの異常 部品と工賃を合わせて1万~3万円
ラジエーターファンの異常 部品と工賃を合わせて2万円以上
サーモスタットの異常 部品と工賃を合わせて1万~2万円
ラジエーターコアの異常 部品と工賃を合わせて1万~6万円

車種によっても違いますのであくまでも参考価格です。もし、エンジンのヘッドガスケットの不具合によるオーバーヒートなら、ガスケットの交換をしなくてはならなくなり、そうなると4万~6万円程度かかります。また、エンジンが駄目になってしまえば、20万以上で車によっては数百万円かかる場合もあります。

まとめ

オーバーヒートが起きるのはいきなり起こるわけではありません。何かの異常がある場合は、車から何かのサインがあります。冷却水の異常であれば、リザーバータンクの冷却水が減っていたりと点検をすることで見つけることができます。だからこそ、日頃のメンテナンスが重要となります。

少しの手間ではありますが、その手間を掛けることによって車を快適に安心して乗ることができますね。