2019年04月22日 (更新:2024年08月02日)
ヴィッツでスポーツ走行を楽しみたい方におすすめのグレードは?
スポーツ走行を楽しみたいと思っていても、スポーツカーを購入しようとするとどうしても初期費用が高くなってしまいます。ですが、コンパクトスポーツならどうでしょうか?ヴィッツでスポーツ走行を楽しんでもらえるのは何故か。この記事で説明しましょう。
現行車から購入する場合
ヴィッツが販売されるようになってからのイメージは、一般大衆車で可愛らしい車というイメージが定着していました。それは、現行モデルのヴィッツでも同じようなことが言えますが、標準グレードに限っての話になります。
現行型のヴィッツの中には、羊の皮を被った狼なるグレードがあります。そのグレードが「GR」のグレードです。現行型のヴィッツでスポーツ走行を楽しむなら間違いなく「GR」をおすすめします!そのおすすめ理由を説明していきましょう。
ヴィッツGRスポーツGRの進化
元来トヨタからのスポーツ仕様車となると「ジーズ(G`s)」が販売されてきていました。それに代わって現在では「GR」シリーズが販売されるようになってきていますが、GRのコンセプトとして、「SPORTSCARS for ALL」をうたい文句に、これまでとは一味違ったチューニングを施しての登場となっています。
まず、ボディ剛性を高めるために、スポット溶接を追加してメンバーにはブレースの追加をしています。さらには、サスペンションをスポーツ用へと変更し、車高を標準グレードよりも1cm下げてあり、コーナリング性能の向上がよくわかります。
そして、このヴィッツGRスポーツGRをベースとして昨年活躍したのが、「ヤリス」となります。WRCにて2018年シーズン優勝を果たす栄冠を手にしており、そのポテンシャルの高さをうかがい知ることができます。
ヴィッツGRスポーツGRのスペック
エンジンはこれまでのカローラなどと変わらない1.5Lエンジンが搭載されていますが、それでも車重に比べて丁度良いパワーとなっています。国内の道であれば持て余すこともなく、しっかりと使い切ることができるのが魅力の一つとなるでしょう。
5MT | |
---|---|
全長×全幅×全高 | 3975×1695×1490mm |
ホイールベース | 2510mm |
地上最低高 | 120mm |
トレッド F/R | 1465mm/1450mm |
車両重量 | 1060kg |
最小回転半径 | 5.6m |
乗車定員 | 5名 |
エンジン型式 | 1NZ-FE |
総排気量 | 1496cc |
種類 | 直列4気筒 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
内径×行程 | 75.0×84.7mm |
最高出力 | 80kw(109ps)/6000rpm |
最大トルク | 136Nm(13.6kgf/m)4800rpm |
燃料タンク | 42L |
フロントサスペンション | ストラット式 |
リアサスペンション | トーションビーム式 |
駆動方式 | FF |
1速 | 3.166 |
2速 | 1.904 |
3速 | 1.392 |
4速 | 1.031 |
5速 | 0.815 |
後退 | 3.250 |
減速比 | 4.312 |
ヴィッツGRスポーツGRの特徴と言えるのは、最小回転半径の大きさでしょう。クラウンクラスでも4.8mほどの回転半径に対して、5.6mですから、本当に切れないです。立体駐車場などで、回ろうとしたら一旦切り返しをしないといけなくなるレベルです。ただ、このハンドルの切れの悪さも、ボディの補強によるものだったりするので、品質を重視した結果と言えるでしょうね。
ヴィッツGRスポーツGRの価格
スポーツタイプの車を購入しようとすると、どうしても装備が充実したり、走るためにお金が掛かってしまい、販売価格が高くなってしまいます。そんな中、ヴィッツのメリットである販売価格の低さはGRスポーツGRでも発揮されており、他のスポーツカーと比べると割合安く購入することができます。
生産終了となったモデルから購入する場合
現在では新車で手に入れることはできませんが、生産が終了したモデルからもスポーツ走行ができるヴィッツがあります。「初代ヴィッツRS」や「2代目ヴィッツRS」です。RSが付いているモデルは、最高グレードとしてエンジンや足回りが他のグレードと違っていました。
カスタマイズするパーツも豊富に出ており、チューニングベースとして考えても良いでしょう。自分色に染めていくのも楽しそうですね。
初代・2代目ヴィッツRSのスペック
気になるのがスペックとなります。走りにおいて、足回りも然ることながら、気になるのはエンジンのパワーではないでしょうか。コンパクトだからこそ重量が軽く、パワーを如何なく発揮することができるのが、ヴィッツのメリットであり魅力です。
初代5MT | 初代4AT | 2代目5MT | 2代目CVT | |
---|---|---|---|---|
全長×全幅×全高 | 3660×1660×1485mm | 3800×1695×1520mm | ||
車両重量 | 980kg | 1000kg | 1040kg | 1070kg |
エンジン型式 | 1NZ-FE | |||
最高出力 | 109ps(80kW)/6000rpm | 110ps(81kW)/6000rpm | ||
最大トルク | 14.4kg・m(141N・m)/4200rpm | 14.4kg・m(141N・m)/4400rpm | ||
種類 | 直列4気筒DOHC | |||
総排気量 | 1496cc | |||
内径×行程 | 75.0mm×84.7mm | |||
燃料タンク | 45L | 42L | ||
最小回転半径 | 5.3m | 5.5m | ||
駆動方式 | FF | |||
カタログ燃費 | 17.0km/L | 15.2km/L | 17.6km/L | 18.6km/L |
初代・2代目ヴィッツRSの中古車市場価格
販売から10年以上経過しているモデルとなるので、中古車として出回っている個体も少なくなってきてはいますが、それでもヴィッツは球数が多くありますので、きっと気に入る一台が見つかることでしょう。価格がだいぶ安くなってきており、スポーツ走行を気軽に楽しむことができる車です。
モデル | 中古車市場価格 |
---|---|
初代5MT | 0.5万~60万円 |
初代4AT | 12.0万~25.0万円 |
2代目5MT | 15万~73.0万円 |
2代目CVT | 14万~70.0万円 |
※CARTUNE調べ
CARTUNEユーザーのカスタム事例
CARTUNEに投稿されたヴィッツを紹介していきます!
まとめ
コンパクトカーになると燃費を重視して、取り回しが良く、程よく荷物も載せれて、走るということを重視してしまいますが、ヴィッツは走りを重視したグレードも登場しており、現在でも未だに健在です。パワーはあまりありませんが、ボディや足回りに感動を覚えてしまうほどの性能を発揮してくれます。
サーキット走行でもワインディングでも楽しむことができる上、他のスポーツカーと比べて価格が安いので手が届きやすいヴィッツに乗ってみましょう。