2019年04月17日 (更新:2022年10月28日)
キャリイをターボ化!? ターボ仕様のキャリイについて掘り下げてみました!
以前はキャリイにもターボがありましたが、現行型は全てNAです。しかし、それらもターボ化できることをご存知でしょうか?軽トラックでスポーツ走行することも可能になる、キャリイのターボ使用についてご紹介いたします。
ターボカスタム
純正ではターボの設定がない現行型キャリイですが、ターボ化することができるのは先ほどお伝えした通り。ボルトオンターボというエンジンにターボキットを後付けすることで、ハイパワーキャリイが手に入るのです。
GT CARプロデュースというメーカーからキャリイ専用のボルトオンターボキットⅢというパーツが販売されています。インタークーラーはオプションとなりますが、これさえあればターボ化することも可能です。
では、どれほど力強い走りができるようになるのでしょうか。軽トラックなので、純正でのパワーはそれほど多くありませんが、こちらの動画を17秒あたりからを注目してご覧ください。
平坦な道であればAE86でさえパワーダウンで戻ってしまうほどの長いコーナーを、ドリフトで繋いでいます。これがボルトオンターボの凄さ。これだけハイパワーな車に変えることができるのです。
純正キャリイターボが存在した?
1991年フルモデルチェンジされた9代目キャリイの中で、1997年に3度目のマイナーチェンジが行われました。そこで、KUというグレードの一部にスーパーチャージャー仕様のキャリイが販売されていたのです。
さらに1999年1月に誕生した10代目キャリイの中でも継続してターボ車は発売されますが、2000年5月にターボ車は廃盤。トータルで4年間しか発売されなかったのが、純正キャリイターボなのです。
9代目10代目のどちらも2WDと4WDは選択できましたがミッションはMTのみ。1999年11月にマイナーチェンジされたもののみ、ATの設定も用意されました。
では、スペックを見ていきましょう。
9代目 | 10代目 | |
---|---|---|
外寸(全長×全幅×全高) | 3295×1395×1715(mm) | 3395×1475×1790(mm) |
重量 | 660kg(4WDは720kg) | 690kg(4WDは730kg) |
馬力 | 60ps | 56ps |
中古市場を見ると、20万円台から40万円台が多いです。しかし、販売期間が短いために数はそれほど多いわけではありません。そして、圧倒的に10代目が多いことも特徴です。
CARTUNEユーザ-のキャリイターボ仕様
それでは、ユーザーの方々が乗っているターボ仕様のキャリイを見ていきましょう!
この方はDA63という10代目キャリイですが、元々ターボ仕様ではなかったのでエンジンをターボ仕様のものに載せ替えているよう。大がかりなカスタムではありますが、オススメです!
現行型ではありませんが、平成3年式のキャリイをターボ仕様にしていらっしゃいます。純正にはないインタークーラーもしっかりついており、まさに走るための軽トラックですね!
まとめ
軽トラックでスポーツ走行はあまり発想にないかもしれません。しかし、以前は雑誌の企画で元D1ドライバーの“のむけん”こと野村謙さんがキャリイをピックアップして、ドリ車を作るなどという企画も行なっていました。
軽トラックでのスポーツ走行は普通車とはまた違った良さが味わえます。機会があればターボ仕様のキャリイを運転しても良いですし、自分で車を作ってしまうのも楽しいでしょうね!