2019年04月11日 (更新:2024年07月31日)
タイヤの洗浄方法を解説!洗い方とメンテナンスでタイヤを長持ちさせよう!
タイヤは黒さが命。タイヤの黒さは車全体の印象を引き締めます。しかし、もとの色が黒いタイヤは汚れが目立たないため、しっかりと洗浄するという方は少ないのではないでしょうか。しかし、タイヤは思っている以上に汚れています。タイヤ洗浄の意義と、洗浄方法を紹介します。
タイヤが汚れる原因
タイヤは車のなかで、唯一路面に接してる部分。タイヤが巻き上げた道路上の砂やホコリがもっとも付着しやすい部分です。サイドウォールが白っぽく変色するのは、紫外線や酸化による表面劣化。茶色に変色するのは、タイヤ自体に含まれる老化防止剤がしみ出すために起こります。
汚れたタイヤは、車全体の印象をぼやけさせてしまいます。タイヤを黒く引き締めるタイヤワックスも存在しますが、しっかりと汚れを落としてから使ったほうが、より黒さが長持ちします。
土や泥による汚れ
土や泥の上を走れば当然タイヤは汚れます。また、土や砂の上を走らずとも、コンクリートやアスファルト上を舞い上がる砂やホコリが付着し、表面にうっすらとした汚れの膜をつくります。
ブレーキダストによる汚れ
ホイール汚れの原因となるブレーキダストは、当然タイヤも汚します。タイヤのサイドウォールを指でこすると付着する、真っ黒な粉末のほとんどはブレーキダストです。タイヤ自体が黒いため目立ちませんが、ホイールと同じように大量のブレーキダストが付着しています。
洗剤による変質
強力なボディシャンプーやホイールクリーナーには、ゴムの表面を脱脂してしまったり、変質させてしまうものがあります。すすぎ残した洗浄成分がタイヤまで垂れ落ちて、タイヤにシミをつくってしまう場合もあるため、すすぎ残しや拭き残しに注意しましょう。いつも使用するケミカル用品がタイヤに攻撃性があるものでないかどうかも確認しておきたいポイントです。
タイヤを綺麗にしておくことのメリット
タイヤをキレイにしておくことは、見た目だけではなく、タイヤのメンテナンスとしても有効です。タイヤを洗いながら、タイヤの状態をチェックしましょう。
見た目の印象が良くなる
タイヤが汚れていると、全体的な見た目の印象がぼやけてしまいます。コントラストカラーとなる黒色がぼやけてしまうと、車はどうしても古臭く見えてしまいます。反対をいえば、車の黒い部分の黒さをしっかりと保つことができれば、古い車でもある程度新しく見えるということです。
タイヤの摩耗具合がわかる
タイヤをキレイにしておくことは、それだけタイヤを見ているということ。タイヤの洗浄ついでにタイヤの摩耗状態をチェックしておけば、タイヤの摩耗具合や偏摩耗の状態を把握することができます。釘やボルトが刺さっていないか、亀裂やひび割れがないかもチェックしましょう。
タイヤ交換時に手が汚れにくくなる
ホイールやタイヤに付着した油汚れやブレーキダストは皮膚や衣類に付着すると非常に落ちにくいため、タイヤ・ホイールを常にキレイにしておくことでタイヤ交換時の汚れを低減し、作業性をよくすることができます。また、汚れによるタイヤ・ホイールの劣化を防ぎ、寿命を長く保つこともつながります。
タイヤの洗浄に必要なグッズ
シャンプー
PROSTAFF(プロスタッフ) アワアワ カーシャンプー 2L
この商品は、ボディやタイヤの汚れを落とすのに特化したシャンプーです。含有されている洗浄成分が、しつこい汚れをしっかり落としてくれます。タイヤの汚れだけでなく、ホイールについている汚れもしっかり洗浄してくれます。窓周辺の汚れも落とすことができるので、この商品があれば車の大部分をキレイにすることができますね。
ブラシ
【整備士監修】ホイールブラシ セット
タイヤとホイール周りに便利なブラシがセットになった商品です。一番大きなブラシでサクッと洗うのがおすすめです。他の細かなブラシでホイールも念入りに洗えるので、このセットのみで足回りの洗浄はOKです!
1:タイヤの洗浄方法
タイヤはキレイにしておきたいのですが、あまりに頻繁に洗い過ぎるとタイヤの劣化原因になってしまいます。また、汚れを落とすために強力な薬品を使用しては、タイヤにダメージを与えかねません。基本的には水洗いで十分。少し汚れがひどい場合などにはカーシャンプーを薄めにして洗いましょう!
タイヤをブラシで洗う
タイヤのサイドウォール洗浄にはブラシが最適です。ほどよいかたさで、刻印された文字周りの汚れもしっかりと欠き落とすことができます。トレッド面は洗浄する必要はありませんが、タイヤの溝に詰まった泥や小石は取り除きましょう。ついでに、インナーフェンダーの汚れも落としておくことをおすすめします。
2:ホイールの洗浄方法
ホイールが汚れているということは、タイヤも同じくらい汚れているということです。タイヤごとホイールを洗ってしまいましょう。土や泥なら水洗いとブラシ洗浄で十分。水だけでは落ちにくい油汚れやブレーキダストは必要に応じてホイールクリーナーを使用し、タイヤの汚れも一緒に落としましょう。
ホイール洗浄におすすめのクリーナー
SONAX エクストリーム ホイールクリーナー
洗車用ケミカル用品の定番としても人気のホイールクリーナーです。ホイール素材に優しい成分でホイールを傷めず、ブレーキダストや油汚れを強力分解してくれ鉄粉除去成分配合で焼き付いたブレーキダストなどの頑固な汚れを除去してくれます。
アルミ・メッキ・鉄素材のホイールに対応しているので、通常のホイールなら使用出来るでしょう!
ユーザーの投稿
噴射が泡では無いけど、擦ったらかなり泡立ちで良い感じ✌ あと、知らんかったけどパープルマジックの様に鉄粉に反応して少し紫色になります☝ 洗浄力もソコソコ有りそう。 巷での高評価は本当みたいですね😅
3:タイヤとホイールを水洗い
タイヤとホイールを綺麗に洗えたら、最後は丁寧に水で洗剤や汚れを落としてください。ホイールの内側などは汚れがこびり付いていたりするので高圧洗浄機があれば高圧洗浄機でなくても水流を強くして洗い流しておきましょう
4:タイヤも綺麗に拭いておこう
洗浄後は早く乾燥させるためと洗い残しを拭き取るためにもタイヤとホイールを拭いて置きましょう。最後に塗布する保護剤等はタイヤを乾燥させた状態で利用するのがベストですので、ここで水分を先に拭いておけば乾燥までの時間も短縮出来ますし、ホイールにウォータースポットが残ることも防げます。
SCOTT(スコット) プロショップタオル
タイヤやホイールを洗浄後の拭き取りにおすすめなのがショップタオルです。どれだけ綺麗に洗ってもタイヤやホイールには少し汚れが残っています。専用にクロスを使用したとしても汚れは中々取れない状態で毎回使用することになります。
そこでこのショップタオルを使用すれば洗車毎に新しいタオルを利用出来るので余計な心配は要りません!もし近くにコストコがあればさらに安く購入できるので是非一度試してください。
ユーザーの投稿
何かと便利なショップタオル。 洗車場以外でもショップタオルとアルカリ電解水(¥100)で気軽にホイールを磨けるのも気に入ってます😁
5:タイヤをコーティング
タイヤが乾燥したら最後にコーティングです。タイヤを綺麗に出来たらタイヤを黒く長く保ちたくなります。タイヤのコーティングは少し前まではタイヤワックスが主流でしたが、最近では進化しコーティング剤が主流となってきています。ただし、雨が多い季節などは雨で早く流れてしまうのでワックスでも良いかも知れません。
次に紹介するシュアラスターのコーティング剤は自然な仕上がりで黒さを保ってくれるのでおすすめです。ギラギラが好きな方は油性の方が良いかも知れませんが、タイヤには良くないとの情報もあるのでこの機会に水性のコーティング剤も試してみてはいかがでしょうか?
SurLuster タイヤコーティング+R
タイヤ本来の自然な艶、光沢を取り戻し足元をひきしめてくれます。この商品は水性なのでタイヤに優しく、ベタつきません。使用方法も簡単で乾燥したタイヤに塗り込み20分待てばコーティング完了となりますl.
ユーザーの投稿
昨日購入したシュアラスターのタイヤコーティングを今朝使ってみました🚘 理想通りのしっとり艶感♬ 少量でも伸びがとても良く、馴染みも良いです❗️
まとめ
仕上げにタイヤワックスをサイドウォールに塗れば、車全体の印象が引き締まって見えるのが実感できます。
ただし、使用するタイヤワックスにも種類があり、水性のものや油性のもの、洗浄成分が入ったものなどが市販されています。また、そのなかでもツヤの出るものや、マッドブラックに仕上げるものなど多種多様です。タイヤゴムへの影響を考えれば、水性のタイヤワックスが安心ですが、1〜2年サイクルでタイヤ交換するのであれば、ツヤの出方が好みのものを選ぶのがよいでしょう。
タイヤは車のなかで、唯一路面に接してる部分。タイヤがしっかりと機能できなければ車は危険なものとなってしまいます。タイヤの汚れ自体がタイヤの機能におよぼす影響はわずかですが、タイヤの状態に気を配ることは安全運転にとって非常に大切なことです。