車を洗車したのに、ヘッドライトが黄ばんでいたりくすんでいるとせっかくの車が台無しです。ヘッドライトをきれいにするにはどうすればよいのでしょうか。今回は、黄ばんだヘッドライトをコンパウンドでピカピカにする方法をご紹介します。
愛車のヘッドライト、くすんでいませんか?
あなたの車も、写真のようにヘッドライトが黄ばんでいたりくすんでいませんか?車のボディが綺麗なのにヘッドライトがくすんでいると、どうにも車全体の印象がみすぼらしく見えてしまうもの。愛車をきれいに見せるためにも、ヘッドライトの黄ばみやくすみはなんとか落とし切りたいものです。ヘッドライトの黄ばみやくすみは、どうしたら落とすことができるのでしょうか。
ヘッドライトのくすみはキレイにできる!
ヘッドライトの材質にはポリカーボネートが使われています。昔のヘッドライトの材質にはガラスが使用されていましたが、透明性が高く重さも軽いと言うことからポリカーボネートが使われるようになりました。
ですが、ポリカーボネートは樹脂。プラスチックと同じですから、直射日光に含まれる紫外線を浴び続けるたり、熱を受け続けることによって樹脂の劣化が進み、ヘッドライトの黄ばみやくすみといった現象としてあらわれてくるのです。
このようなヘッドライトの黄ばみやくすみは、磨くことによってきれいになります。では具体的にどのように磨けばヘッドライトをきれいにすることができるのでしょうか。
ヘッドライトをコンパウンドで磨いてみよう
ヘッドライトをきれいにするためには、以下のものを準備して作業する必要があります。
用意するもの
作業する前に以下の4点を準備してください。
- マスキングテープ
- 耐水ペーパー
- コンパウンド
- コーティング剤
作業の流れ
ヘッドライト表面の砂やほこりを洗い流す
ヘッドライトの磨き作業に入る前に、水を使ってヘッドライト表面についている砂やほこりをきれいに洗い流しましょう。この作業を怠るとせっかくヘッドライトをきれいにするのにヘッドライト表面を傷つけてしまうことになります。
耐水ペーパーでヘッドライト表面を削る
ヘッドライト表面の砂やほこりがきれいに落とせれば、耐水ペーパーに水をつけながらヘッドライト表面を削っていきます。力を入れすぎると研磨傷が残るので気をつけましょう。黄色い水が出てきますが、それはヘッドライトの黄ばみが取れている証拠です。
徐々に1,500番や2,000番などの細かい耐水ペーパーに交換していき、削り工程から磨き工程へ作業を移行していきます。
コンパウンドで磨きあげる
耐水ペーパーで削り終わった後は、コンパウンドを使って丁寧に磨きをかけていきます。コンパウンドでの研磨は、耐水ペーパーで取ることができなかった細かい傷を消すことができるのです。コンパウンドで磨くことでヘッドライト表面のくすみや黄ばみなどの劣化を防ぐこももでき、ヘッドライト表面がピカピカになるでしょう。
ヘッドライトをコーティングする
ヘッドライト磨き作業が終わった後は、ヘッドライト表面を守るためにもコーティングを施工しましょう。先ほどまでの磨いたり削ったりする作業をすることで、もともと施工されていたコーティングも一緒に剥がれてしまっています。コーティングを施工しなければ紫外線の影響を強く受け、ヘッドライト表面の劣化が進んでいきますので、コーティング施工を忘れないようにしましょう。
ヘッドライトを磨く際のポイント!
先ほどご紹介した流れでヘッドライト表面はきれいになりますが、よりきれいに磨き上げるためにも、以下でご紹介するポイントに心がけながら施工すると良いでしょう。
耐水ペーパーを使いこなす
耐水ペーパーには番手と呼ばれる番号がつけられており、番号が小さいほど耐水ペーパーの目が荒くなります。黄ばみやくすみが強い場合は800番、1,000番などの目が粗い耐水ペーパーから使用し、それほど黄ばみやくすみが強くない場合は1,000番などの目の細かい耐水ペーパーから使いましょう。このようにヘッドライトの状況によって耐水ペーパーを使いこなすことで、よりヘッドライト表面をきれいにすることができます。
磨き方に注意する
ヘッドライトを磨くときは円を描くように磨くのではなく、縦横の順番に磨いていきながら傷を消していくことを意識します。耐水ペーパーを使う時は水を切らさないように磨いていきましょう。先ほどご紹介したように耐水ペーパーの種類についても意識することが大切です。
まとめ
今回は黄ばんだヘッドライトをコンパウンドでピカピカにする方法をご紹介しました。これらを諦めていた方もいらっしゃるのではないでしょうか。ですが、しっかりと磨くことで黄ばみが取れるということがお分かりいただけたかと思います。
今回の記事を参考に、コンパウンドやコーティングを使いながら車のヘッドライトをピカピカにしてみてはいかがでしょうか。