クルマのガラスに傷を見つけたら?広がる前に処置しよう! | CARTUNEマガジン
クルマのガラスに傷を見つけたら?広がる前に処置しよう!

2019年09月10日 (更新:2020年08月07日)

クルマのガラスに傷を見つけたら?広がる前に処置しよう!

走行中にバチン! と大きな音。よく見るとフロントガラスに傷がついていることもあります。飛び石によりついた傷はどうすればよいのでしょうか。もちろん放置してはいけません。ガラスに傷をみつけたときの対処方を解説します。

気づきにくいフロントガラスの傷

こうちゃんさんのRXAGL20Wの画像
こうちゃんさんのRXAGL20Wの画像

走行中の前走車が巻き上げた小石がフロントガラスにぶつかり、傷が付いてしまうことがあります。小石がガラスに与える破壊力は車速の二乗に比例するため、もっともガラスに傷がつきやすい状況は、速度域の高い高速道路上です。

透明なガラスについた小さな傷は目立ちにくく、発見が遅れてしまいがち。ましてや、運転中はガラスに焦点を当てることは少ないため、洗車中などに偶然見つけてようやく気付くことが多いのがフロントガラスの傷です。

小さな傷が大変なことに・・・

こーよーさんのスイフトZC11Sの画像
こーよーさんのスイフトZC11Sの画像

偶然みつけた小傷を放置してはいけません。そのまま放置すると大きなヒビ割れに発展してしまう恐れがあります。フロントガラスは、走行風や振動、外気温や冷暖房の温度差などにより常にストレスがかかった状態に置かれています、放置すると、小さな傷を発端に大きなヒビ割れへと拡大してしまうのがガラス傷の怖いところです。

とくに運転席前方は要注意

フロントガラスにドライバーの視界を妨げるような傷がある場合は、安全運転のさまたげになるため、車検不適合です。具体的な傷の大きさは定められていないため、車検の合否の判断基準は試験官に委ねられることになります。目視で確認できる傷がある場合は車検には通らないと考えてよいでしょう。

ガラスの傷を応急処置しよう

おもちさんのアルトの画像
おもちさんのアルトの画像

小傷をみつけたら、まずは早急に応急措置が必要です。カー用品店などで販売されているガラスリペアキットを使えば、1cm程度までの傷ならばDIYで補修することができます。

市販のガラスリペアキットは、ガラスについた傷やヒビ、くぼみに紫外線で硬化する透明樹脂を流し込み、傷を埋めることで補修します。数mmの小さな傷ならほとんど目立たない状態にまで回復が可能です。また、より早い段階で補修することで、傷の拡大を防ぐことができます。価格は1,000〜2,000円程度。安い物では500円から販売されているものもあります。

業者に頼んだ場合

龍穣さんのフーガHY51の画像
龍穣さんのフーガHY51の画像

もちろん、ガラス傷を発見した時点でガラス専門業者にリペアを依頼するのがベストな方法です。1cmを超える傷ならば、迷わず業者に修理を依頼しましょう。しかし、しっかりとしたガラスリペアをしてもらうと、1カ所あたりおよそ10,000〜15,000円ほどの費用がかってしまいます。

DIYによるガラスリペアは、特別むずかしいものではないため、数ミリの傷であれば自分で行うことをおすすめします。

ヒビが広がってしまったら

うえチンさんのキューブZ12の画像
うえチンさんのキューブZ12の画像

およそ3cmを超える傷は専門業者でもガラスリペアは困難です。それ以上の大きな傷やヒビは、ガラスをまるごと交換するしかありません。車のフロントガラスは三重合わせガラスの非常に凝った構造であり、新品純正ガラスへの交換費用は、工賃を含めておよそ10万円からと高額です。

また、ガラスの本体価格は車種により異なります。ガラス面積が大きな車ほど高価なのはもちろん、近年純正採用される車が増えている断熱ガラスや遮音ガラスなどの特殊なガラスは、本体価格がより割高になります。場合によっては、新品純正ガラスよりも数万円ほど安くなる社外ガラスや中古ガラスも検討してみましょう。

どうせ交換するなら

どうせ大枚を叩いて交換するのなら、高機能フロントガラスに交換する手もあります。純正ガラスより軽量な「スピードグラス」や、断熱性に優れる「クールベール」「エンジェルグラス99」などの社外高機能フロントガラスに交換することで愛車のグレードアップを図ることができます。

まとめ

umechan508さんのパナメーラ970M48Aの画像
umechan508さんのパナメーラ970M48Aの画像

飛び石によるガラス傷は、過失の特定が難しいため泣き寝入りするしかありません。そのため、飛び石を受けないように対策するとことが肝心です。ガラスを傷から守る保護フィルムなども販売されていますが、まずは費用ゼロでできる飛び石対策を実践しましょう。

前走者との車間距離をじゅうぶんに確保することや、砂利が落ちている道路ではスピードを抑えるなど、普段の運転を見直すことで飛び石被害にあう確率を低減することができます。

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