2019年03月27日 (更新:2024年08月22日)
ホイールの頑固な汚れを簡単洗浄!?サンポールでピカピカのホイールに!
ホイールに付くあの黒い汚れ。今回は、頑固でなかなかとれないブレーキダストを、一般的な洗剤のサンポールで除去する方法をご紹介します!キレイは足元から!この方法で愛車が美しさを取り戻すこと間違いなしです!
ホイール周りの汚れの正体はブレーキダスト
ホイールに付着する汚れには様々なものがありますが、そのうちもっとも厄介なのがブレーキダストです。ブレーキダストとは、走行中にブレーキをかけることによりディスクローターに触れたブレーキパッドが削れて発生する粉塵のこと。特に、BMWやメルセデス・ベンツなどの欧州車はブレーキ自体が強力に作られています。そのため、ブレーキダストが発生しやすく、頭を抱えられている輸入車オーナーの方も多いのではないでしょうか。
このブレーキダストは摩擦により高温になっているため、ホイールに付着して冷えてしまうと落とすのがさらに大変になってしまいます。ディスクローターもブレーキパッドも金属部品なので、付着したブレーキダストを放っておくと、酸化してさらに落ちにくくなってしまう汚れなのです。
サンポールでこびりついた汚れがみるみる落ちる!
各通販サイトで高評価を獲得しているホイールの洗浄剤でも落とせないブレーキダストが、サンポールを使うことで落とせる!と話題になっています。
なぜサンポールでホイールの汚れが落ちるの?
では、なぜサンポールを使うことでガンコなブレーキダストが落ちるのでしょうか。それは、サンポールに含まれている強力な「酸」のおかげなのです。サンポールの主な成分は塩酸9.5%と界面活性剤がほとんど。
その強酸性の成分がホイールに焼き付いたブレーキダストを溶かすことにより汚れが落ちるんです。
サンポールの使い方
まずは油分と泥汚れを落とそう!
使い方として、まずはホイール全体の油分や泥汚れなどを落とすことから始めましょう。中性の洗剤でも問題はありませんが、油分が固着してしまっている場合はアルカリ性の洗剤が有効です。
サンポールは必ず希釈してダスト部のみに
そうして、まず下地を作ってからサンポールを使用します。この時、サンポールの原液を直接かけたりするのは厳禁です。必ず3~4倍ほどに希釈して、ダスト部分にのみ塗布していきましょう。筆などを使えばピンポイントに落ちない汚れや、細かい部分にもサンポールを塗布できるためおススメです。
サンポールは使用後の後処理が肝心
サンポールを塗布してからダストが溶け始めるのは、大体15秒前後だと言われています。そうしたら、ブラシでこすることで汚れがみるみる落ちていきます。ダストが落ちるのを確認したら、とにかく大量の流水でホイールの表面にサンポールの成分を残さないように洗い流しましょう。
サンポール使用後には、ホイールに重曹水など中性の液体をかけて酸性を中和するのも有効だとされています。
サンポールを使うときの注意点
ホイール表面の塗装部分を溶かさないように気を付けよう
ブレーキダストに悩む人にとっての救世主ともいえるサンポールですが、使用時には気を付けなければならないポイントがいくつかあります。
まず忘れてはいけないのが、サンポール自体がかなり強力な薬剤であり、もともとはホイール洗浄のための製品ではないということ。
ホイールの表面自体はアルマイトや塗装などによりコーティングされてはいますが、洗った部分をしっかりと洗浄しないと酸による浸食が発生してしまいます。浸食されてしまうと塗装が浮いたりアルミが白く変色してしまうため、作業自体にもスピードが要求されます。
裏面の説明をよく見て使おう
また、素手での作業も控えましょう。サンポールを使用する時はゴム手袋を着用し、場合によっては眼を保護するためのメガネ等の準備も望ましいです。
さらに、室内での使用も控えるようにしましょう。特に、室内でサンポールと塩素系の薬剤を混ぜることは絶対にやめてください。塩素系のガスが発生し、吸入してしまうと最悪の結果をもたらす事態にもなりかねません。
サンポールは常備しておきたい
せっかくのカッコいいホイールも、ブレーキダストまみれで真っ黒では格好も付きませんよね。そんな時に、サンポールはブレーキダスト対策としてとても有効な手段であることは間違いありません。
しかも、サンポール自体がとても安価に入手できるため、コストパフォーマンスという面でもかなり優れています。市販のブレーキダストクリーナーでは落ちないブレーキダスト汚れにお悩みの方は、サンポールを使ってホイールを洗ってみてはいかがでしょうか。