2019年03月22日 (更新:2024年07月30日)
UVカットやスモークなど!種類で選ぶ!おすすめカーフィルムを大特集!
カーフィルムにはさまざまな種類が存在します。鮮やかなカラーリングでドレスアップ重視のものや、遮光性や断熱性に特化した機能的なものなど、目的によって使い分けが肝心です。カーフィルムの種類を解説するとともに、おすすめカーフィルムをご紹介します。
カーフィルムにはたくさんの種類がある
カーフィルム目的は大きく3タイプにわけられます。
- 鮮やかなカラーリングでドレスアップ効果のあるタイプ
- 紫外線や赤外線をカットし、車内環境を改善するタイプ
- 可視光線を遮ることでプライバシーを確保するタイプ
このように、さまざまな特性をもたせたカーフィルムが存在します。また、選ぶ際にはフィルム自体の材質も重要です。あまりに安価なフィルムでは、真夏の炎天下ですぐにボロボロになってしまったり、色抜けしてしまうことがあります。長く使うものであるため、安価な粗悪フィルムは避けたいところです。
UVカットとIRカットフィルム
UVカットフィルム
「UVカット」と記載されたフィルムは、日焼けの原因となる紫外線をカットするフィルム。フロントガラスには、ほとんどの車がUVカットガラスを採用していますが、サイドウィンドウがUVカットガラスになっているのは一部の車のみ。紫外線をカットできるフィルムをサイドウィンドウにはることで、窓側の半身だけが日焼けする「運転焼け」を防ぐことができます。
IRカットフィルム
IRカットフィルムは、太陽光に含まれる赤外線をカットするフィルム。太陽光の熱エネルギーの大部分は赤外線に含まれるため、赤外線をカットすることで、夏場でも車内の温度が上がりにくくなり、エアコンの冷却能率が向上します。エアコンの稼働率が下がるため、わずかに燃費がよくなる副次効果もあります。
熱割れに注意!
UV・IRカット処理がほどこされたスモークフィルムは、太陽光に含まれるほとんどの熱をカットできるため、車内環境の改善にも大きな効果があります。ただし、色が濃いほど熱を吸収しやすいため、ガラス自体が熱を帯びて割れてしまう「熱割れ」が起こる危険性が高まります。
スモークフィルム
スモークフィルムは、ダークカラーのフィルムで可視光線を遮断し、車内のプライバシーを確保するためのフィルムです。外から車内が見えづらくすることで車上荒らしに対する防犯性も高まります。しかし、あまりに濃いスモークフィルムを貼ると、夜間の後方視界が極端に悪化するため、ほどほどの濃さに留めるのがよいでしょう。
スモークの濃さは光の透過率
スモークフィルムの色の濃さは透過率と呼ばれる可視光線を通す割合で細分化されています。純正スモークガラスの透過率はおよそ25%。透明なガラスに透過率25%のフィルムをはると純正スモークガラスと同等になります。しかし、純正スモークガラスにスモークフィルムをはり付ける場合は、透過率や色合い同士が影響し合うため、思ったよりも濃くなったり、希望の色合いにならないことがあります。
ミラーフィルム
鏡のような表面で熱線を跳ね返すため、優れた断熱効果を持つのがミラーフィルムです。スモークフィルムのように光を吸収しないため「熱割れ」を防ぐことができます。可視光線も効率よく跳ね返すため、車外からは車内が見えづらく、車内から車外はある程度の透過率が確保されたマジックミラー構造がミラーフィルムの特徴です。
周囲への配慮も忘れずに
フィルムが熱を帯びないため、その高い耐久性も特徴です。プライバシー保護とドレスアップに大きな効果を発揮するのがミラーフィルムですが、ミラーフィルムによって反射した太陽光が周囲のドライバーの視界を奪う場合があることは心得ておきましょう。
カラーフィルム
近年人気が高まっているのがカラーフィルム。その名のとおり、色鮮やかなフィルムで車をドレスアップできるのが特徴です。車の多くの部分を占めるガラスの色を変えることは、車全体の印象を大きく変化させます。ポップな色を選択すれば、車は明るく華やかな印象に。シックな色を選択すればやや落ち着いたお洒落な雰囲気を演出することができます。見る角度によってオーロラのように色が変化するフィルムもあります。
カーフィルム選びの注意点!
カーフィルムを貼り付けることのできる位置は保安基準で定められています。後席には透過率にかかわらずカーフィルムを貼り付けることができますが、フロントウィンドウ、運転席、助手席窓には貼付け後の透過率が70%を下回るカーフィルムは貼り付けることができません。ただし、「ウルトラビジョン」などの透過性の高い車検対応のフィルムなら、フロントガラスに貼っても大丈夫です。
整備不良に注意
車の無着色ガラスの透過率は70%強であるため、ほぼ透明なカーフィルムをはりつけたとしても透過率が70%を割り込む危険性があります。前席のウィンドウには実質的にスモークフィルムのはり付けは不可といえるでしょう。もしこれらに違反する場合は車検は不適合。さらに整備不良として、6ヶ月以下の懲役又は30万円以下の罰則が科せられます。
種類別おすすめカーフィルムはこちら!
おすすめカーフィルムをご紹介します。
ナノガラスフィルム UVカットフィルム
ほぼ透明に近い透過率75%ながら、紫外線カット率99%、赤外線カット率95%の優れた不可視光遮断性能をもつフィルムです。電磁波はカットしないため、携帯電話もしっかり使えます。
AUTOMAX izumi プライバシースモーク|スモークフィルム
日本製の高品質なスモークフィルムです。こちらの商品は透過率は純正と同等の26%であるため、純正スモークに重ねて貼ることで、ちょうどよい加減になります。他に透過率15%のダークスモーク、5%のスーバーブラックもラインナップしています。
切売ミラーフィルム

透過率30%のブレインテックのミラーフィルムです。他に透過率5〜70%をラインナップし、真空蒸着処理を施すことで独特の深みのある反射光が特徴の「スパッタリングコーティング」もあります。複数のフィルム幅を、切売りまたは30mロールで購入することができます。
SILENT GHOST オーロラ85
見る角度でホログラムのように色が変わるオーロラタイプのカラーフィルムです。70〜82%の高めの透過率がラインナップ。基本色にもいくつかのバリエーションがあるため、好みの色合いをしっかりと吟味しましょう。95%の赤外線カット性能も持つ優秀なフィルムです。
まとめ
機能重視のスモークフィルムやミラーフィルムはカラーバリエーションが少ないため、フィルム選びに迷うことは少ないでしょう。ただし、ドレスアップ要素の強いカラーフィルムは、色選びが車の印象を大きく左右します。
迷った際は、ボディカラーと同系統の色にすることで車全体の統一感が増し、よりドレスアップ効果が期待できます。また、カーフィルム選びには、色が持つ機能にも着目してみましょう。
薄いグリーンやブルーは、純正のガラスに採用される色だけあって、強い日差しをカットし視認性を向上させる効果があります。薄いイエローやゴールドは、視界のコントラストをハッキリさせる効果があるため、夜間や雨天時の後方視認性の向上が期待できます。機能とドレスアップの両方の観点からカーフィルムを選びましょう。