タイヤサイズごとのタイヤの値段相場はどうなっているのか紹介します!

2019年03月18日 (更新:2019年03月18日)

タイヤサイズごとのタイヤの値段相場はどうなっているのか紹介します!

labelタイヤ

店頭にズラリと並ぶ各メーカーのタイヤ。いざ購入しようと見て回ると、同じメーカーであってもサイズが変わると値段に大きな開きがあることに疑問を感じたことはありませんか?1本ならまだしも、4本となると大きな出費です。性能と価格の両面で納得して購入するために知っておくべきことをご紹介します。

タイヤの価格は分かりにくい?

タイヤの値段はピンキリ。正直なところ、どれぐらいのものを買ったらいいのか、そもそも適正価格がどれぐらいなのか想像もつきませんよね。見た目には単なるゴムの塊にしか見えないタイヤですが、細部にまで研究が重ねられた技術力の賜物なのです。今回はタイヤシェア世界ナンバーワンのブリジストンタイヤに注目してみましょう。

素材技術

シリカやコンパウンドなどを天然ゴムに練り込んで作り上げた「パワートレッドゴム」を採用。これはカーボンを重ねることでゴムを切れにくくするものです。耐摩耗性を向上し、転がり抵抗を低減する技術が活かされています。

形状技術

タイヤ側面やホイールを保護する形状のほか、道路のうねりや段差にも対応できる形状を採用。この技術により直進、操縦の安定性や快適性を向上させています。

構造技術

エネルギーセイビングビート構造やノイズ吸収シートⅡなどを採用し、タイヤが転がりで生じるエネルギーロスを緩和する構造になっています。これにより燃費の向上と車内の静粛性を両立させることができました。また、タイヤ表面がすり減る摩耗が起こっても、その層の下には新たなトレッドゴムがあります。この2重構造により、走行可能距離を延ばすことができ、経済的な魅力も兼ね備えているのです。

パターン技術

タイヤの表面にある溝や切込みのかたちのことをトレッドといいます。このトレッドに活かされているのがパターン技術です。

ブリジストンでは、溝の壁に細かな溝を彫りこんである「リブレットウォール」や接地圧が均一になるようにブロック表面を三次的にうねらした「ACブロック」などの採用により、高い排水性とグリップの向上、ノイズの軽減といった両立が困難な課題の数々をクリアしています。

トレッドパターンはタイヤにとって大切な技術が集約されているものになのです。

タイヤは技術料

ブリジストンタイヤだけではなく、各社がしのぎを削って研究を進めているタイヤ開発。これまでの説明でタイヤがただのゴムではないことをお分かりいただけたと思います。ある意味、タイヤは天然ゴムに各社の研究成果を混ぜて作り出す「練り物」。混ぜているものから単価を割り出す、なんてことはできませんよね?タイヤの価格は技術に対する対価として考えることが妥当なのではないでしょうか。

タイヤサイズと値段の関係

サイズによってタイヤの価格は大きく変わります。ひとつサイズが大きくなるだけでかなりの違いがある場合も。単純に大きさが大きくなれば、高価になることはなんとなく理解できますが、3倍や4倍まで開きがあると疑問に感じるのではないでしょうか。ここではその疑問に答えていきます。

ラインアップの数だけ多くなるサイズ設定

パンフレットやインターネットでサイズを確認すると、その数の多さに驚きませんか?

このサイズの多さも価格に影響します。例えば、タイヤがワイドで扁平率が高くなればタイヤ自体の強度を強くしなければなりません。そういった場合には、サイズが大きくなることでタイヤの内部構造から変えていくことがあります。そのうえタイヤを生産するためには、金型が必要になり、コストにも影響が出てしまうといえそうです。

タイヤの性能による価格差

一番高いのはセミレーシングタイヤ

通称「Sタイヤ」といわれているレーシング・セミスリックタイヤのこと。フォーミュラーカーレースなどで使用されるスリックタイヤは、溝が全くないのでグリップ力に優れていますが、反面雨が降るとタイヤが浮いてしまいます。これで公道を走ると非常に危険なため、溝を作りウェット性能を向上させたものがセミスリックタイヤなのです。

あくまでもレースを意識しているので溝は最小限にしてあり、構造を強化するために特殊なゴムを使用しています。そのため生産本数も限られており、需要も低いことから高価格になってしまいます。

輸入車用専用タイヤ

次に高価なのは輸入車向けのタイヤです。その理由としては、例えばヨーロッパの道路としてアウトバーンが有名ですよね。ここは一般ユーザーが考えられないほどのスピードで走行する場合もあるので、車に求められる性能は非常に高く、動力性能やブレーキ性能に準じたタイヤの装着が必要になってきます。輸入車用タイヤは純正タイヤと同等の剛性、タイヤパターンを装備することが求められ、高価になってくるのです。

スポーツタイヤとエコタイヤ

スポーツタイヤはセミスリックタイヤほどではないですが、高性能なため高価に。またエコタイヤは低燃費で転がり抵抗を低減することだけにとどまらず、静寂性を追求したものなどのように少し付加価値を持ったものは価格が上がります。

最安値のタイヤ

一般的に安いタイヤは型落ちの在庫のことです。最新モデルが登場すると余剰として店舗に残ってしまったもののことをいいます。最新モデルでなくてもいいと思っている場合に注意したいことが。ゴムは経年劣化に弱いものなので、あまりにも古いモデルの在庫には気を付けたほうが良いでしょう。

タイヤサイズ別タイヤの値段相場

タイヤメーカーごとにサイズが変わると値段がどう変わるかを実際に調べてみました。

(Amazon調べ)

メーカー シリーズ サイズ 価格
ダンロップ エナセーブ EC204 155/65R13 73S ¥4,955
225/50R18 95V ¥17,850
ブリジストン ECO PIA 155/65R13 73S ¥8,800
225/50R18 ¥20,900
グッドイヤー ICE NAVI 7 155/65R13 73Q ¥8,548 (2本セット)
225/50R18 95Q ¥33,912

ダンロップ エナセーブ EC204

耐摩耗性能と耐偏摩耗の両方の性能を向上させることで、タイヤを長持ちさせることに成功したシリーズです。ラインアップも豊富で幅広く対応することが可能。もちろん低燃費も意識したスタンダードシリーズです。

タイヤのサイズを155/65R13と255/50R18で比較すると12,895円ほどの差があります。

ブリジストン ECOPIA

ブリジストンが着目する7つの性能、「雨でもしっかり止まれるウェット性能」、「ドライ性能」、「長く使えるライフ性能」、「直進安定性能」、「静粛性」、「乗り心地」、「低燃費性能」を総合的にバランスさせたモデルです。

こちらは155/65R13と225/50R18で12,100円の差があります。

グッドイヤー ICE NAVI 7

スタッドレスタイヤも比較してみました。グッドイヤーのモデルは氷上・雪上性能をさらに向上。雪だけでなく氷の上でも優れたグリップとコーナリング性能を持っています。また、雪道だけでなくウェット路面でも安定したハンドリングを実現しました。

155/65R13と225/50R18で比較すると29,638円の差があります。

まとめ

ゴムの塊ととられがちなタイヤですが、想像以上に資源や製作費用のかかる代物だということがお分かりいただけたのではないでしょうか。かつて自動車会社がタイヤの独自開発を試みたことがあるようですが、天然ゴムの開発から行わなければ性能の良いタイヤをつくることができないと開発を諦めたという話があるほど。そう考えれば、タイヤメーカーの研究技術は大変価値の高いものといえそうです。

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