車検費用を比べてみよう!業者ごとに比較してみました | CARTUNEマガジン
車検費用を比べてみよう!業者ごとに比較してみました

2019年01月22日 (更新:2020年08月27日)

車検費用を比べてみよう!業者ごとに比較してみました

「車検」と聞いてみなさんはどのような印象をお持ちでしょうか?「めんどくさい」「費用が高い」・・・など、どちらかというネガティブな印象をお持ちの方が多いのではないでしょうか?確かに日本は海外に比べて車検が厳しく、費用も高いと言われています。では、車検にはどのような費用が含まれているのでしょうか?そして、業者によって費用はどのくらい変わるのでしょうか?

必ず覚えておきたい車検費用の内訳

車検の費用には、絶対に必要な「法定費用」とその時の車の状態によって変わってくる「整備費用」があります。

法定費用

「法定費用」とは法律で車種ごとに決められた、必ず必要な費用です。「自賠責保険(強制保険)」「自動車重量税」「印紙・証紙代」があります。

自賠責保険(強制保険)

正式には「自動車損害賠償責任保険」と言って、強制的に車検期間加入させられる保険です。車(軽自動車、バイクを含む)を持っている際には必ず加入しなければなりません。損害を対人にだけ保証するもので、運転者や対物については保証対象になっていません。

車種/保険期間24ヶ月
自家用乗用自動車25,830円
軽自動車25,070円
バイク(250cc越)11,520円
バイク(125cc越〜250cc以下)12,220円
原動機付自転車(125cc以下)9,950円

(2018年4月1日以降2019年3月31日までの保険料です。また、沖縄県や離島などの一部地域では、上記とは異なる保険料が設定さています)

自動車重量税

「自動車重量税」の金額は、車の重量や経過年数によって決定されています。自家用乗用車では、500kgごとに税額が増加します。また、初年度登録から13年経過、18年経過した車はそれぞれ増額されます。2021年4月30日までは、エコカー減税が施行されていますので、対象車は減免を受けられます。

車両重量13年未満13年経過18年経過
〜500kg以下8,200円11,400円12,600円
〜1000kg以下16,400円22,800円25,200円
〜1500kg以下24,600円34,200円37,800円
〜2000kg以下32,800円45,600円50,400円
〜2500kg以下41,000円57,000円63,000円
〜3000kg以下49,200円68,400円75,600円

詳しくは自動車重量税計算ツールで確認してみて下さい。

印代・証紙代

「印紙・証紙代」とは、登録・検査手数料のことで、「指定工場」と「認定工場」では金額が違います。指定工場は一律1,200円、認定工場は5ナンバー車1,700円、3ナンバー車1,800円、軽自動車1,400円となります。

整備費用

一般的に「車検」とよばれる点検・整備は「車検」と「24ヶ月点検」に分かれています。それぞれ、車検は、公道を走るために安全面や環境面などが保安基準に適しているかどうか?、24ヶ月点検は、車が故障してしまうのを未然に防ぎ、性能を維持するのを主な目的としています。

費用は整備内容や、交換部品の数にもよりますが、ディーラーだと4~8万円前後、民間整備工場だと2~6万円前後が一般的な料金と言えるでしょう。排気量によって値段が変わりますが、特に点検項目が変わるわけではありません。

指定工場と認証工場の違い

自動車整備工場には「指定工場」と「認証工場」がありますが、どのような違いがあるのでしょうか?

認証工場

自動車の分解整備を行う場合、地方運輸局長の認証を受けなければなりません。(道路運送車両法第78条第1項)この認証を受けた工場が「認証工場」です。指定工場と同じように点検/整備を行うことが出来ますが、検査ラインを自社に持っていないので、認証工場に車検を依頼した場合、認証工場は、運輸支局、自動車検査登録事務所等(いわゆる「車検場」)に車両を持ち込んで検査を受けます。

指定工場

認証工場のうち、自動車の整備について一定の基準に適合する設備や検査ラインを持っていて、陸運支局に代わって車検(検査)を行うことの出来る工場です。別名「民間車検場」と呼ばれています。検査を終えたら必要書類(車検証・点検整備記録簿など)を陸運支局に持ち込むだけで、新しい車検証を発行してくれます。

ディーラーや車検専門店はほとんどが指定工場です。指定工場と認定されるためには、国の厳しい認定基準に合格しなければなりません。そのため高額の検査機器を設備したり、国家整備士を揃えたりしています。

もし万が一検査基準に満たない車を合格にしてしまいそれが発覚すると、営業停止という重い処分が科せられます。ですので指定工場での検査は、陸運局の検査基準よりも若干厳しい認定基準で検査されているようです。

業者ごとの車検費用をみてみよう

車検費用には、法定費用と整備費用がある事はお話ししましたが、整備費用は業者によってどのくらい違うのでしょうか?

ディーラー車検

「費用は高いけれど安心できる」というのがディーラー車検のイメージではないでしょうか?ディーラーに車検を出すと、いくらくい費用がかかるのでしょうか。

トヨタ

きゃなさんの86ZN6の画像
きゃなさんの86ZN6の画像
クラス/料金内訳定期点検料完成検査料代行手数料合計
Kクラス17,820円10.800円9,720円38,340円
Sクラス21,060円10.800円9,720円41,580円
Mクラス24,840円10.800円9,720円45,360円
Lクラス27,540円10.800円9,720円48,060円
XLクラス35,640円10.800円9,720円56,160円

ホンダ

いけさんのフィットGK3ホイールの画像
いけさんのフィットGK3ホイールの画像
クラス/料金内訳定期点検料完成検査料代行手数料下廻りスチーム料合計
軽自動車18,360円6,480円8,640円3,780円37,260円
乗用車(〜1500cc)19,440円6,480円8,640円3,780円38,340円
乗用車(〜2000cc)20,520円6,480円8,640円3,780円39,420円
乗用車(2000cc〜)21,600円6,480円8,640円3,780円39,420円

民間車検

安さや早さをアピールしている民間車検。それでは、民間車検はディーラー車検に対してどのくらい安いのでしょうか?

車検のコバック

「高品質で安い!」を売りにしている、500店舗、50年以上続いている車検の専門店です。特徴として「スーパークイック車検」「スーパーテクノ車検」「スーパーセーフティー車検」の3つのメニューから選べるようになっています。

公式ホームページ

  • スーパークイック車検:車検に必要な手続きと検査を30分〜60分で行う車検
  • スーパーテクノ車検:オイル交換などの軽整備や、車検に必要なブレーキの調整・光軸調整などが無料
  • スーパーセーフティー車検:次の車検まで安心し乗れる、充実の予防整備付き。コバック一番人気の1日車検

それぞれの基本費用(全国価格)は以下の通りです。

スーパークイックスーパーテクノスーパーセーフティー
軽自動車9,500円13,676円22,533円
小型乗用車9,500円14,648円24,171円
中型乗用車9,500円15,029円24,552円
大型乗用車9,500円16,267円25,886円

ホリデー車検

対話型立会い車検というシステムを採用し、一般的なお任せでは無く、立会い説明を担当する「立会い説明者」とのコミュニケーションの中で、整備作業や追加項目の有無を選択することが出来ます。

軽自動から2000kgの乗用車まで全て基本料金(定期点検料)5,189円〜10,584円、(最安値料金で地域によって5,400円の差額があります)完成検査料10,800円、事務手数料3,780円となっています。一般にサービスの一環として行われている、下廻り洗車・下廻り塗装・外部洗車・ワックス掛け・室内清掃・試運転など、不必要な費用は徹底して削っています。

車検の速太郎

申請代行料や事務手数料がなんと無料!検査費用も全車種一律14,040円です。整備する箇所があっても、立会い車検で納得した上で部品交換などを決められるので、無駄な費用がかかる心配がありません。

まとめ

車検費用やその内訳、業者によっての費用の違いなどをみてきましたが、いかがだったでしょうか?車検時期を間違って認識していたり、受けるのを忘れていたり、忙しくて時間がないという方がいるかもしれませんが、車検切れの状態で公道を走行した場合には行政処分、刑事処分の罰則があります。

日本に住んで車を所有している以上、車検は必ず受けなければなりません。車検の重要性を再認識しましょう。そのためにも、ディーラー車検、民間車検それぞれのメリットデメリットをよく調べて、自分のカーライフに合った業者を見つけて下さい。

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