シートベルト装着は全席義務!減点と反則金についても紹介します! | CARTUNEマガジン
シートベルト装着は全席義務!減点と反則金についても紹介します!

2018年12月12日 (更新:2022年12月21日)

シートベルト装着は全席義務!減点と反則金についても紹介します!

シートベルト、きちんと装着していますか?シートベルトの装着は全席義務となっているため、装着を怠ると減点になります。この記事ではシートベルトの装着義務と重要性について紹介していきます。

義務化されているシートベルトの装着

寅太郎さんのレヴォーグの画像
寅太郎さんのレヴォーグの画像
引用元:寅太郎さんの投稿

現在、シートベルトは全席義務化されています。では、詳しい内容や、非装着時の罰金・違反点数について紹介していきます。

全席シートベルトの装着義務がある

全席シートベルト装着義務は道路交通法によって定められています。

道路交通法 第71条の31項

自動車(大型自動二輪車及び普通自動二輪車を除く。以下この条において同じ。)の運転者は、道路運送車両法第三章及びこれに基づく命令の規定により当該自動車に備えなければならないこととされている座席ベルト(以下「座席ベルト」という。)を装着しないで自動車を運転してはならない。ただし、疾病のため座席ベルトを装着することが療養上適当でない者が自動車を運転するとき、緊急自動車の運転者が当該緊急自動車を運転するとき、その他政令で定めるやむを得ない理由があるときは、この限りでない。

道路交通法より引用

と定められています。要は「車を運転している人はシートベルトを車に装備し、装着しなくてはなりませんよ!しかし、場合によってはシートベルトを装着しなくてもいいですよ!」という内容になっています。

道路交通法 第71条の32項

自動車の運転者は、座席ベルトを装着しない者を運転者席以外の乗車装置(当該乗車装置につき座席ベルトを備えなければならないこととされているものに限る。以下この項において同じ。)に乗車させて自動車を運転してはならない。ただし、幼児(適切に座席ベルトを装着させるに足りる座高を有するものを除く。以下この条において同じ。)を当該乗車装置に乗車させるとき、疾病のため座席ベルトを装着させることが療養上適当でない者を当該乗車装置に乗車させるとき、その他政令で定めるやむを得ない理由があるときは、この限りでない。

道路交通法より引用

という規則もあります。これは「車を運転している人は乗車している人にシートベルトを装着させる義務がありますよ!しかし、場合によってはシートベルトを装着させなくてもいいですよ!」という内容になっています。

このような法律があるため、シートベルトは全席常に装着しなければならないのです。また、法律関係なく安全面を考慮しても、装着させたほうがいいでしょう。

シートベルト非装着時の罰金・違反点数

シートベルト非装着の場合は違反点数が課せられるのですが、罰金も発生するのでしょうか?

罰金

罰金は発生しません。罰金が発生しないからといって、シートベルトを装着しなくてもいいのか?と言われればそれは違います。シートベルトは運転者だけでなく、乗車している人の安全を確保するために装着しなくてはならないのです。

違反点数

罰金は発生しませんが違反点数は発生します。違反点数-1点となります。「罰金もない上に違反点数も小さいじゃん!」と思われた方もいるかもしれませんが、前記したように違反点数などは関係なく、安全を確保するためには必須なのです。

シートベルトを装着しなくても違反とならないケース

てっちさんのWRX S4の画像
てっちさんのWRX S4の画像
引用元:てっちさんの投稿

先程紹介したように、シートベルトの装着は道路交通法によって義務付けられています。しかし、場合によってはシートベルトをしなくてもいいよ!と記載されています。

物理的に装着できない

  • 病気・負傷、妊娠・障害のため装着ができない場合
  • 体格の都合上シートベルトが装着できない場合
  • 乗車人数に対してシートベルトの数が足りない場合
  • 自動車を後退している場合

妊娠中であることにより座席ベルトを装着することが療養上または健康保持上適当でない、という場合はシートベルトの着用義務が免除されます。シートベルトを装着するとお腹が苦しく感じたり、場合によってはシートベルトで圧迫したことで早産になってしまうこともあります。なので、妊娠中にお腹が苦しいと感じたり、陣痛がきているという場合のみシートベルトを装着しなくてもいいでしょう。

シートベルトは長さに限りがあります。なので、肥満の人は適切にシートベルトを装着できない場合はシートベルトを装着する義務が免除されます。また、怪我や障害によって装着出来ない場合も違反にならないので安心してください。

さらに乗員定数オーバーだが、子どもが乗る場合はシートベルト装着は義務ではありません。12歳未満の子どもであれば、子ども3人で大人2人分という考え方をするため、定員オーバーでも乗ることができますし、シートベルトを装着する義務が免除されます。

シートベルトがそもそも付いていない

車種によってはシートベルトが装備されていない場合もあります。元々装備されていない車であれば装着義務は発生しません。

後部座席のシートベルト装着義務化

助(・π・)六さんのハリアーZSU65Wの画像
助(・π・)六さんのハリアーZSU65Wの画像
引用元:助(・π・)六さんの投稿

シートベルトを装着していなかった場合、急ブレーキをかけたときにどうなるか想像がつきますか?例えば、急ブレーキをかけた場合、体がグンと前に出て、そのまま体は前へ飛んでいってしまいます。

前部座席であればフロントガラスを突き破って外へ飛んでいってしまうかもしれませんし、後部座席であっても、フロントガラスに叩きつけられるかもしれません。シートベルトを装着していれば、シートベルトがストッパーになるので、体は飛んでいきませんよね。

これを考えると、後部座席でのシートベルトも重要です。怪我をしないためにも、しっかりと装着しておきましょう。

後部座席も罰則が追加

あまり知られていませんが、2008年道路交通法改正に伴い、全席シートベルトの着用が義務化されています。また、JAF・警視庁のシートベルト着用合同調査(平成30年度実施)では、運転席98.8%・助手席が95.9%・後部座席が38.0%と、後部座席のシートベルト着用が著しく低い結果となっています。

国土交通省が公表しているシートベルト非着用者の致死率(平成26年度実施)は、着用者0.16%に対して14.3倍の2.3%となっています。

上記調査の致死率を見てもわかるように、シートベルト着用は自分の命を守ってくれる命綱です。バンジージャンプをロープ無しで挑戦するのと同じと言っても過言ではないくらい、シートベルトの着用は重要なものなのです。

後部座席シートベルトのアラート警告が義務化

現在、後部座席のシートベルト装着は義務付けられていますが、罰則があるのは高速道路上のみとなっていて、一般道では口頭注意に留まっています。また、シートベルトリマインダーの装備の義務化もされるとのことです。

シートベルトリマインダーはシートベルトを装着していない場合、ピーピーと音が鳴ってお知らせしてくれるというもの。こんな装備が義務化されるほど、シートベルトは重要な安全対策なのです。

まとめ

TAKKYさんの86ZN6の画像
TAKKYさんの86ZN6の画像
引用元:TAKKYさんの投稿

シートベルト装着は運転席や助手席では当たり前ですが、安全面を考え、後部座席でもシートベルトを装着するようにしましょう。ぜひ参考にしてみてください。

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