車の修理はどこに依頼をすればいいの?方法を紹介します! | CARTUNEマガジン
車の修理はどこに依頼をすればいいの?方法を紹介します!

2019年02月12日 (更新:2019年02月12日)

車の修理はどこに依頼をすればいいの?方法を紹介します!

車の故障は避けて通れないものです。壊れてしまった際、どこに修理をお願いしますか?どこに修理をお願いするのかは重要な判断になりますから、知識をしっかりつけておきたいですよね!今回はそれぞれのお店について解説します!

ディーラー

hiro1506さんのジェイドFR5の画像
hiro1506さんのジェイドFR5の画像
引用元:hiro1506さんの投稿

「どうせならディーラーにお願いしよう!」と考える方も多いと思います。ディーラーとは、各種車メーカーが経営している直系店です。

新車に限らず中古車でも、新車を購入する際にはディーラーを選択する方が多いでしょう。

ディーラーに任せれば安心な気もしますが、なぜ安心だと言えるのでしょうか?また、ディーラーは高いというイメージがあるかもしれませんが、なぜ高いのでしょうか。

様々なイメージを持たれていると思いますが、そんな「なぜ」に迫ります。

ディーラーのメリット

それでは、まずはディーラーの良い点からご紹介いたします。

ディーラーは安心というイメージは一体どこから来るのでしょうか。なんとなく安心だと思って修理をお願いするのと、理由がわかってお願いするのでは気持ちも大きく変わります。

確かな知識と確かな技術

車の整備を行うには、自動車整備士という資格が必要です。自動車整備士は等級により、できる作業が異なります。

車の修理をお願いする先を見ると、基本的には自動車整備士がいるので変わりはありません。

しかし、ディーラーの整備士は、取り扱っている車を整備する回数が他と圧倒的に違います。車を少し整備した方はわかると思いますが、基本構造は同じでもパーツの向きなどに違いがあります。

また、分解にかかる時間なども効率的に行われるため、整備の予約がうまく取れれば短時間で終わる可能性が高いです。ディーラーはリコール対応も含めて修理する機会が多いため、信頼できるとも言えます。

ディーラーならではの整備

最近の車には、コンピューターを使用して不具合を診断することもあります。そこでエラーが表示されると、気づかなかった整備が受けられることもあります。

ディーラー以外でコンピューター診断を行なっている整備工場は少ないです。

また、車のコンピューターはアップグレードされる場合もあるのです。パソコンやスマートフォンのソフトと同様に、エラーを修正するために車のコンピューターもアップグレードがあります。

もし、古いバージョンが入っているのであれば、整備したついでにアップグレードしてくれることもあります。

そうすると、不安定なアイドリングが安定するなどのメリットもあるので、これもディーラーならではと言えるでしょう。

車種特有の情報量

ディーラーで修理の説明などを聴く際に、車種特有の弱点を教えてもらえることがあります。

他の整備工場でも全くないわけではありませんが、同じ車種の同じ箇所の修理が多いと、「ここ、壊れやすいですよ」と教えてくれることがあります。

パーツにもよりますが、場所によっては強化できる社外パーツもあります。弱いパーツを強化することにより、不測の事態に備えることができます。

インターネットの普及により、人気車種であればある程度の情報は口コミなどで得られるかもしれませんが、マイナーな車種であればディーラーからの情報は貴重です。是非とも利用したいところです。

新車保証が切れない

車を新車で購入すると新車保証が付いています。この保証ですが、必ず無料で修理してくれるというわけではありません。故障パーツを診断し、使用者の故意ではないと認められて初めて保証が適応されます。

そこで判断されるポイントは、他の整備工場で整備したかどうかです。エンジンが壊れた際、他の整備工場でオイル交換などをすると疑いをかけられる場合があります。

オイルにもグレードがありますが、どのオイルを注文しても実は全て同じという詐欺を働いていたお店もありました。

そのような事態があるため、保証が適応されにくくなるということも考えなくてはなりません。ディーラーに全てを任せていれば、保証適応外になることも少ないです。これは大きなメリットになります。

ディーラーのデメリット

それでは、ディーラーのデメリットとは何であるかをご紹介いたします。

ディーラーならではのデメリットを理解することにより、メリットと天秤にかけてお願いするかを決定することができます。

整備料金が高い

ディーラーは整備料金が高いという情報は、あながち間違ってはいません。そもそも、工賃とはいったいどのように決まっているのかを考えます。

工賃は、作業にかかる時間によって決定するのです。この時間あたりの単価が決まっており、それに応じて工賃が決定します。

では、なぜディーラーが高いとされるのか。これは、他の整備工場がディーラーよりも安く料金を設定しているからです。

新車の販売がなく整備のみで収益を上げている整備工場は、なんとか整備が必要なお客さんにきて欲しいのです。最も簡単な方法は料金を下げること。このため、ディーラーの工賃が相対的に高くなってしまうのです。

予約が取りにくい

ディーラーに整備をお願いするにあたり、まずは予約を取らなければなりません。簡単な作業であれば見てくれる可能性もありますが、整備に時間がかかる場合などは代車の手配も必要なため、予約を入れます。

ここで、ディーラーが整備する車は、故障した車だけではないことを考えてください。新車や中古車でも、納車前には必ず整備が必要です。

単純に故障した車だけを取り扱っている整備工場と比較すると、入庫する台数は圧倒的に多いです。

一度に車を見れるピットもそれほど多くはなく、整備士にも限りがあります。このため、予約を取ろうとするとかなり先延ばしになってしまうことも多いです。

質の良い点検が行われますが、予約の取りにくさがデメリットにあたります。

カー用品店(スーパーオートバックス等)

やまもとひろしさんのデイズルークスB21Aの画像
やまもとひろしさんのデイズルークスB21Aの画像
引用元:やまもとひろしさんの投稿

街中を走るとよく見かけるカー用品店。実は、カー用品を販売しているだけではなく、簡単な修理であれば行なってくれるのです。

皆さんがお住いの地域にも必ずあるはずです。カー用品店で修理できれば、同時にカスタムも依頼でき、手間が省けそうですね。メリットとデメリットを見ていきましょう。

カー用品店のメリット

皆さんも一度はカー用品店に足を踏み入れたことがあると思います。入り口の横にはピットが備え付けられ、整備が行われる車を見た方も多いはずです。そんなカー用品店のメリットをご紹介します。

気軽に修理を頼める

ピットの数と整備士の人数が多いため、一度に作業できる車の台数が多いです。そのため回転が早く、雪国のタイヤ交換時期のような繁忙期じゃない限り、あまり待つことなく修理をお願いできることが多いです。

また、ドライブの途中に故障しても、店舗がたくさんあるチェーン店が多いので気軽に入ることができます。ブレーキやウインカーの電球は突然切れるものです。気軽に利用できるという点は大きいですね。

在庫が豊富

カー用品店には、様々な在庫があります。例えば、トヨタの車に乗っていてトヨタのディーラーにお願いする場合は在庫がありますが、他メーカーのディーラーだとまず保管していることはありません。

カー用品店のターゲットは特定の車種ではないため、あらゆる車のパーツを在庫として持っています。また、汎用品になると種類も豊富にありますし社外品もあります。ヘッドライトが切れた際などは、社外品に交換することも可能です。

「どうせ交換するなら社外品を」と考える人は少なくないと思います。その選択肢が広がるのも、カー用品店ならではのことです。気軽に立ち寄れて在庫も豊富というのは、大きなメリットになります。

カー用品店のデメリット

カー用品店のメリットがある分、デメリットも存在します。修理をお願いして後悔しないためにも、しっかりとデメリットも知っておく必要があります。どんな点がデメリットなのかをご紹介いたします。

難しい作業ができない

マフラー交換や車高調などの交換はできますが、ミッションやエンジンの故障には対応できない場合が多いです。

基本的に、どのメーカーも車の基本構造は同じですが、ミッションやエンジンとなると個体差が出てしまいます。

また、このような修理は時間もかかるためピットを占領しなければならないのです。

カー用品店で購入したものを装着したいお客さんの作業ができなくなってしまうという点もありますので、長期預かりは基本的に行いません。

また、板金作業や塗装作業も職人技が必要となるため受け付けている店舗はほぼありません。修理の度合いを見てお願いすることが望ましいですね。

特殊な車種は受け入れてくれない場合がある

国産であれば基本的に受け入れてくれますが、外車は断られてしまうことが多いです。タイヤ交換などの作業は受け入れてくれる場合も多いですが、特に電装系は断られることが多いです。

これは、国産車と基本構造が違う場合が多く、作業が保証できないためだそうです。作業によって断られてしまうということは押さえておかなければなりませんね。

また、コンピューターによる診断が必要な場合は、作業ができないと言われる可能性もあります。最近の車は、オイルのレベルゲージでさえコンピューターで診断します。

専用の機器がない限りは、作業を行うことができないのです。

ショップや整備工場

manzo.racing.14さんのサンバートラックの画像
manzo.racing.14さんのサンバートラックの画像
引用元:manzo.racing.14さんの投稿

ディーラーやカー用品店に加え、チューニングショップや整備工場に修理をお願いするという方法もあります。行きつけのショップや工場があれば、愛車にトラブルが起きた際にも強い味方になってくれます。

しかしながら、デメリットも存在します。ショップや整備工場にあまり馴染みのない方も多いと思いますが、その内容をご紹介いたします。良いショップを見つけられれば、安心度も上がります!

メリット

では、まずはメリットからご紹介します。店舗を広げているショップや整備工場もありますが、基本的には1店舗ごとに経営している場合がほとんどです。この場合、ショップや整備工場に行くと従業員全員が顔なじみということもあります。そこで発生するメリットをご紹介します。

親身になって相談に乗ってくれる

愛車が故障して初めて訪れる場合は別として、行きつけのお店があればほとんどが顔なじみです。そうなると、故障箇所はもちろんですが、車に対するアドバイスを受けることもできます。

詳しく説明してくれる場合も多いので、車に詳しくなれるというメリットもあります。時間はかかってしまいますが、故障箇所を社外パーツにしたいという相談にも乗ってくれますし、パーツの取り寄せも可能です。

あまり車に詳しくない方でも、車をよく知っている整備士からのアドバイスはありがたいものですよね。もしかすると、説明されているうちに車に詳しくなることもあるかもしれません。

仲間が増える

チューニングショップなどでは、車好きのお客さんが集まる場所でもあります。同じ車種や同じ系統の車だと、そこで共通の話題が生まれて車好きの仲間が増えることもあります。そこでも貴重な情報が得られる可能性があるので、メリットと言えます。

近年、SNSの普及で車好きの仲間が簡単に増やせるようになりましたが、見えない相手とのやりとりに不安を感じる人も少なくないはずです。その悩みを解消できるのも、小規模で経営しているショップや整備工場ならではと言えるでしょう。

さらに、チューニングショップが主催するサーキットやジムカーナの走行会に誘われることもあります。自分が走りたい場合はエントリーすることも可能ですし、見学できることも多いので趣味が広がりますね。

デメリット

車好きにはたまらないショップや整備工場ですが、実はデメリットも存在します。個人経営だからこそ難しいことも多いです。どんな点がデメリットで、どのような部分が難しいのかをご紹介します。

お店選びが難しい

個人経営のショップや整備工場が多いので、いざ修理をお願いしようと思った際に選ぶのがとても難しいです。自分が理想としている修理をしてくれるショップなのかがわかりにくいのです。

修理をする際にも、どこまで修理を行うかによって費用は変わります。交換しておいた方が良い部品も見つかるかもしれません。「ちょっと心配だな」と思う部品の交換を勧めるのか勧めないのかは、お店により異なります。

あるお店では勧められたのに、あるお店では勧められなかった。勧められて交換すると修理費が高くなったというケースもあります。この場合、自分が理想とするアドバイスをしてくれるかどうかは預けてみなければわかりません。

また、お店の方との相性もあります。修理が終わってもよくしてくれる人もいれば、修理が終わると態度を変える人もいます。その見分け方が難しいのも小規模で経営しているお店ならではです。

時間がかかる場合がある

お店によっては、1人や2人で作業を行なっているお店もあります。タイミングが悪く、一気に時間のかかる修理が入ってしまうと、どうしても後回しになってしまいます。そうなると、修理が終わる時間も長くなるのです。

タイミングが悪く代車がない場合だと、余計に大変ですよね。「すぐに直したい」という方にとっては、不満の原因になる可能性もありますので納期については聞いてみたほうがよいです。

定休日の存在

全国チェーンのお店などと圧倒的な違いは、定休日の存在です。お店の方も休日が必要です。しかし、休みとなるとお店を運営する人もいないので定休日を設けなければなりません。

自分の休みとお店の休みが同じであれば、お願いすることはできません。車が故障するたびに有給休暇を取る訳にもいきませんので、これもデメリットにあたります。

また、車はいつ壊れるかわからないものです。車が壊れてすぐに見て欲しいのに、お店が定休日だったということも考えられます。このことも、しっかりと考慮していなければなりません。

オークションで購入した車をよく思わないお店もある

最近はヤフオクなどのネットオークションでも車が買える時代です。仲介費がかからないので安く手に入りますが、全く整備されない状態での譲渡がほとんどです。この場合、思わぬトラブルが起こる可能性も多いです。

そこで修理に出した際、オークションを良く思っていないお店であれば修理を拒否される場所もあります。「自己責任で買ったのだから、自己責任で直せばいい」という考え方なのです。

もちろん、オークションで購入した車体を快く修理してくれるお店もありますが、そうではないお店もあるということを覚えておいてください。

まとめ

尺三一さんのRX-8の画像
尺三一さんのRX-8の画像
引用元:尺三一さんの投稿

車の修理と言っても、たくさんのお店があります。

気になるお店があれば、まずは行って話を聞いてみて、車の悩みを打ち明けてみるのも良いでしょう。自分が納得いくアドバイスがもらえたところこそ、信頼できるお店と言えます。

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