2019年01月22日 (更新:2024年07月23日)
車の備品、車載工具はどんな時に使う?緊急時に役立つ車に備え付けられた工具&備品たちのご紹介です。
車の備品や車載工具など、車に装備されていても使い方がわからない方は多いのではないでしょうか。車の備品や車種工具は緊急時に必要なものです。この記事ではそれらの使い方や用途について紹介していきます。
三角板
まずは三角版です。正式名称は「三角表示板」、「三角停止板」と言います。形は名前の通り三角形で、色は赤。夜でも見やすいように反射板になっています。
車が高速道路などで緊急停止した場合、後方車に「ここに車が停止していますよ。注意してください。」とお知らせするためのものです。高速道路で緊急停止した場合、「道路交通法施行規則 第二章の六 停止表示機材の基準」によって設置が義務付けられています。
エーモン 三角停止板 国家公安委員会認定品
国家公安委員会に認定された三角板です。三角板が欠品している場合は、こちらを購入し、常に車に装備しておきましょう。
発煙筒
発煙筒は助手席の足元に装備されていることが多く、着火すると鮮やかな赤い煙を発します。正式名称は「自動車用緊急保安炎筒」と言います。車が本線車道や路肩に緊急停止した場合、後方に車がいて、危険であることを知らせます。
「道路運送車両の保安基準 第42条の2」によって装備が義務付けられており、確実な性能を発揮するために、有効期限が4年という決まりもあります。
エーモン 非常信号灯 国土交通省 保安基準認定品 車検対応
保安基準を満たしている発煙筒です。装備が義務付けられているため、欠品していることはないかと思いますが、有効期限を確認し、期限が過ぎている場合は新しいものに交換しましょう。
車載工具
車載工具は車を購入した時から、すでに装備されている場合もあります。ジャッキやパンク修理キットなどが代表的な車載工具です。緊急時に備え、使い方をしっかり覚えておきましょう。
ジャッキの使い方
安全確保
車を運転中にタイヤがパンクしてしまった場合、路肩に止め、三角板を設置して安全確保をしてから作業に入りましょう。必ず車止めをしておきましょう。
車載ジャッキと工具を取り出す
トランクから車載ジャッキと工具を取り出します。車載工具が装備されている場所は車種によっても違うため、あらかじめ確認しておきましょう。
修理箇所に近い場所をジャッキアップする
車体の切抜きのある場所にジャッキを置き、セット位置までジャッキを上げ、かませます。
ジャッキハンドルを組み立てる
車種によって組み立て方が違うのですが、レンチともう1つの棒を組み合わせることで、ジャッキハンドルを作れます。
ジャッキアップしていく
ジャッキが確実に切抜き部分にかかっていることを確認し、ジャッキハンドルを使ってジャッキアップしていきます。タイヤが少し地面から浮くまでジャッキアップしましょう。
パンク修理キットの使い方
修理キットの用意、準備
まずは修理キットを車から取り出します。修理キットが装備されている場所は車種によって異なるので、あらかじめ確認しておきましょう。
修理キットを取り出したら、修理剤のボトルを取り出し、しっかりと振って混ぜます。ボルトのキャップを開け、内蓋が付いた状態で注入ホースを差し込みます。修理材がこぼれてこないように、しっかりと差し込んでください。さらに延長用のジョイントを付けます。
コア回しで空気抜き
次にバルブキャップを取り外し、コア回しの背面を使用し、バルブの中心を押して、タイヤの空気を抜きます。さらにコア回しの反対側をバルブに差し込み、左に回すことで中のバルブコアを外します。
ボトルのホースを差す
ボトルのホースをバルブに差し込みます。しっかりと奥まで差し込みましょう。ボトルをバルブよりも上に上げ、逆さにし、手でボトルを押して修理剤を全て注入していきます。
新しいバルブコアを設置する
全て注入できたら、ホースを外し、新しいバルブコアを設置します。バルブコアをバルブに差し込み、コアで右に回して設置します。
エアコンプレッサーの用意
そして、エアコンプレッサーを準備し、電源プラグを電源ソケットに差し込みます。
エンジンスイッチをACCにする
次にエンジンスイッチをACCにします。安全のため、エンジンは始動させないでください。
タイヤに空気を入れていく
エアコンプレッサーをバルブに設置し、空気を入れていきます。事前に車の空気圧を確認しておき、指定空気圧まで空気を入れましょう。
バルブを閉める
空気を入れたら、エアコンプレッサーを取り外し、バルブを閉めます。
車を走らせる
修理剤をタイヤ内になじませるため、5分~10分ほど走行します。これで応急処置は完了です。あくまでも、応急処置なので、出来るだけ早めに修理に持っていきましょう。
まとめ
事前に車に装備しておき、使い方や用途を覚えておきましょう。ぜひ参考にしてみてください。