2018年12月10日 (更新:2022年08月25日)
ステップワゴンRP型について解説!各モデルの違いやカスタム実例も紹介します!
1996年に誕生したホンダ・ステップワゴンは、常にミニバンの先頭を走ってきました。初代から途絶えることなく人気を博し、その勢いが衰えることはありません。キープコンセプトを貫きながらも、モデルチェンジごとに進化を遂げていく。そんなステップワゴンの5代目RP型について解説していきます。
ステップワゴンRP型とは?
ステップワゴンは1996年に誕生した初代がRF1/2型と呼ばれ、2001年発表の2代目がRF3/4/5/6/7/8型、2005年に3代目のRG1/2/3/4型、2009年に4代目のRK1/2/3/4/5/6/7型とモデルチェンジを行い、現在は5代目のRP1/2/3/4/5型となっています。
5代目RP1/2/3/4/5型ステップワゴンの特徴
2015年に発表された現行ステップワゴンは、ホンダ初採用の装備がふんだんに取り入れられています。エンジンは新開発の直噴1.5リッターVTEC TURBOを搭載し、トランスミッションのCVTも併せて新開発。ターボエンジンの他にハイブリッドモデルもラインナップされています。
フロントデザインは、フィットから続くホンダ独自の横基調の幾何学的なデザインで精悍さが増し、全幅は1695mmを守ることで5ナンバー化を実現しています。スポーツグレードのスパーダは、全長が4.7mを超えるため3ナンバーとなっていますが、全幅を広げて3ナンバーとなっているトヨタ ノア・ヴォクシーとは違い、1695mmの全幅を守っているのはホンダのこだわりが見えます。
テール周りでは、今回のステップワゴンで最も特徴的な「わくわくゲート」が印象的です。テールゲートが中央部分で縦に分割され、従来の跳ね上げ式だけではなく横開きも可能になりました。ハイトワゴンで困るのが、駐車時にテールゲートを開けるスペースがない場合ですが、省スペースで横開きできるサブドアがあるので、使い勝手が飛躍的に向上しています。
室内では、3列目シートが跳ね上げ式から左右分割での床下格納方式に変更されています。室内からも操作でき、わくわくゲートのサブドアからの3列目へのアクセスも可能です。これによりシートアレンジが増え、床下格納の3列目は荷室スペースの向上にも一役買っています。
安全装備では、ホンダの安全運転支援システム「Honda SENSING」を採用し、自動ブレーキやレーダークルーズ、レーンキーピングの先進技術もしっかりと搭載されています。
ステップワゴンRP型の型式による違い
ステップワゴンはRP型はRP1~RP5まであるためモデルによる違いが分かりづらいので一覧で確認してみてください。またRP1~RP4では2017年9月にマイナーチェンジを行っているため、前期と後期が存在しますがフロントフェイスが大きく異なるので画像でも確認してください。
型式 | 排気量 | 駆動方式 | ボディー | エンジン |
---|---|---|---|---|
RP1 | 1496cc | FF | 5ナンバー | ガソリン |
RP2 | ↑ | 4WD | ↑ | |
RP3 | ↑ | FF | 3ナンバー | ↑ |
RP4 | ↑ | 4WD | ↑ | |
RP5 | 1993cc | FF | ↑ | ハイブリッド |
型式にかかわらず共通の項目は次の通りです。
- ドア数:5
- シフト:CVT
- 定員:7名
前期・後期の違い
右がRP1~RP4の前期。左がRP1~RP4/RP5の後期になります。もはや別のクルマの様な変わり様ですが、外装がメインのマイナーチェンジのため基本的なエンジン廻りなどのあまり変更されていません。
スポーツグレード「スパーダ」
ステップワゴンにもホンダのスポーツグレード「スパーダ」の設定があり、一段と精悍さを増して、力強い雰囲気を醸し出しています。ファミリーカーのミニバンにも、カッコよさを求める方にはおすすめのグレードです。
ノーマルグレードとスパーダとの違い
スパーダでは、メッキパーツやエアロパーツが装備され、フロントグリルのクロームメッキとテールゲートスポイラーが特徴的です。安全装備としてコーナリングランプが装着され、右左折時の進行方向を明るく照らしてくれるので、事故予防にもつながります。足
回りには専用アルミホイールが取り付けられ、FFのスパーダには専用サスペンションも組み込まれます。ダンパーのセッティングを引き締め、ミニバンながらも気持ちよく旋回できるよううまくチューニングされており、車体剛性も向上。走行中のフワフワ感が少なくなりました。硬めの味付けが、角のあるデザインと絶妙にマッチングしています。
室内装備にもこだわりがたくさんあります。ステアリングは本革仕様となり、しっくりとなじむ心地よさ。スポーツドライブの味方となるパドルシフトもステアリング奥に装備され、より走りの良いイメージが際立ちます。インパネからシートに至るまですべてブラックで統一された内装はより引き締まっており、ノーマルグレードの優しい雰囲気とは全く異なるものに仕上がっています。
エクステリアのカスタム
ステップワゴンの外観をカスタムできるパーツはどのようなパーツがあるのでしょうか。ここからはドレスアップ効果の高い外装パーツを紹介していきたいと思います。
エアロパーツ
車体のデザインを際立たせたり、時には大胆なイメージチェンジも可能となっているエアロパーツ。ホンダ車のアフターパーツを製造販売している「無限(現在の会社名はM-TEC)」やカスタムパーツ製造販売を手掛ける「M’z SPEED」「NOBLESSE」等、様々なデザインの商品が販売されています。
アルミホイール
現行ステップワゴンの純正ホイールサイズは16インチでP.C.Dは114.3、ホール数は5穴ととてもオーソドックスなものが選択されていますが、オフセット(インセット)が+50mmと少々厳しめのものとなっていますが、現行の自動車はハイオフセット化していますのでホイール選びも幅が広がってきています。
マフラー
リアビューを変える・排気効率を上げることで有名なマフラー。最近ではデザイン優先で交換されることも多く、出口形状・素材だけでなくテールカラ―にグラデーションを入れているタイプの物も存在しています。ステップワゴンも例に盛れず様々なタイプの商品が販売されていますので、エアロやホイールよりも安価で外観を変更することができます。
車高調式サスペンション
乗り心地の変更ができ、車高を下げることで視覚効果を持たせる事ができる車高調キット。マフラーよりは多少価格が上がってしまいますがアルミホイールと合わせると効果抜群で、純正の外観のままでも大幅なイメージチェンジが可能となっています。
内装のカスタム
内装用のアクセサリーも多数販売されており、車内をセンス良く彩ってみたり実用性を持たせることも可能なので、ぜひこちらも参考にしてみてください。
フロアマット
車を汚さないためのフロアマットですが、純正オプションの黒単色では味気ないって思う方も少なくないはず。今では自分で好みのデザインやカラーが選択できるフロアマットメーカーさんもありますので、機能性にデザインをプラスαさせてみてはいかがでしょうか。
コンソールボックス
純正の収納スペースでは少し物足りない気がしてしまうステップワゴンですが、コンソールボックスを設置し新たに収納スペースを追加することが可能となっています。
※ファーストシート/セカンドシートのウォークスルー機能が使えなくなってしまいますのでご注意ください。
CARTUNEユーザーのカスタム例紹介
moさんのステップワゴン
大人しい顔つきのアドバンスドパッケージにエムズスピードのグレースラインを装着した一台です。 スパーダやモデューロではなく、ノーマル顔への装着が非常にいいマッチングです。フロントにボリューム感が出ると、ノーマルグリルでもしっかりと迫力が出ています。社外エアロでも、本来のステップワゴンのデザインを壊さず、スマートなカッコよさが際立つチューニングです。
ポン吉.BasEさんのステップワゴン
BBSのLM-Rを素敵に履きこなしているステップワゴンで、ローダウンなしでも車高を感じさせないマッチングが素敵です。クールスピリットが出すボディのボリューム感に負けない大径ホイールが静かに主張する、綺麗なチューニングです。
キヨさんのステップワゴン
こだわりの室内イルミネーションと、ラグジュアリーな質感の内装が際立つ一台です。高級感と派手さが混ざり合い、独特の空間を作り出しています。細かな部分へのこだわりも見逃せません。
きみさんのステップワゴン
車高調と20インチの大径アルミホイールを装着、イージーリップを使用しとてもシンプルなカスタムカーに仕上がっています。元々シャープなプレスラインが入っているステップワゴンなのでこれだけでも凄くスタイリッシュに魅せることができますね。
まとめ
正常進化を遂げ続けるステップワゴンは、モデルチェンジを行うごとに質感・走り・デザインなど、様々な部分が向上しています。安定した人気に裏打ちされ、キープコンセプトで磨きをかけた5代目ステップワゴンは、カスタムできる部分も多く、オリジナルのマイステップワゴンを作り上げることができます。家族にもクルマ好きにも楽しめるステップワゴン、無限の使い方ができる一台でしょう。