2018年08月15日 (更新:2020年06月18日)
クッキリ明るい!LEDテールランプを自作してみよう!
最近主流のLEDテールランプ。純正で採用されている車種も珍しくは無くなってきました。けれども、純正で採用されていない車種に乗っている方や、もっと明るくしたい方はどうすればいいでしょうか?今回はLEDテールランプの自作を紹介します。
テールランプをLED化することによるメリット・デメリット
テールランプのLED化をすると何かいい事があるのでしょうか?まずは、メリットとデメリットを紹介します。
メリット
長寿命化
LED化の利点で真っ先に挙がるのは、長寿命化です。LEDは従来の電球とは違い、フィラメントがありません。理論上では球切れを起こさないのですが、内蔵されているICが寿命を迎えることもあるので一応球切れの懸念はあります。それでも、従来の電球とは比べものにならないほどの長寿命を誇ります。
消費電力の抑制
また、LEDは消費電力も抑えられます。一つ一つの効果は少ないですが、沢山のLED 球が使用されている車であれば効果は絶大です。その他にも、電球が小さいので並べて光らせる事が可能になります。これができると、曲がりくねったところや細いところも光らせる事ができ、デザインの幅がぐっと拡がります。カスタムにおいては、従来の電球を使用するより自作が容易になっており、自分好みのテールランプの作成が可能です。
デメリット
施工の経験値により、完成度にかなりのバラツキが出てしまう事です。テールランプを自作する上で、本体を殻割りする必要があります。その際きちんと戻さないと、水入りや曇りの原因となります。他にも、多少の電気的な知識がないと、抵抗不足でウインカーがハイフラする原因となったり、消費電力オーバー等々電気的な不具合が発生しテールランプが不灯となったりします。また、これを言ってしまうと元も子もないですが、やはりクオリティ面では純正やカスタムパーツメーカーのテールランプには敵いません。どうしても自分の決めたデザインにしたいのなら別ですが、手軽にLED化したいだけなら社外品を購入することをおすすめします。
LEDテールランプの作り方
作業ステップ
- テールランプの殻割り
- 基板の採寸及びカット
- LEDの実装
- テールランプを戻す
動画内にもありますが、途中の点灯確認をすることをおすすめします。全て実装した後でミスに気づいても、修正がきかなかったり手戻り作業になったりしますので、作業を効率よく進めるためには必要になります。
他にもLEDには指向特性や選別電流などの専門的な知識がないと選択に困る事があります。LED選択をする上で1番間違いないのは、動画サイトなどを見て同じLEDを使用することです。使用実績があるものはやはり安心できます。
LEDを組み付けて殻を戻す際も、きちんとコーキングを行わないと水入りや結露の原因となりますので注意が必要です。
CARTUNEユーザーのDIY例
初代NSXのテールランプです。ランボルギーニをモチーフに作成された様です。別の車からインスパイアされたデザインを、再現できるのも自作の醍醐味ですね。もともとスーパーカースタイルのNSXと、スーパーカーのランボルギーニのデザインは親和性があってとってもgoodです。
コルトラリーアートのテールランプです。もともとは縦に四角く光っているだけの純正テールでしたが、LEDを使用すればこのように自由度がかなり増します。四角いテールは四角くしか光らせてはいけないわけではないので、自由な発想で自分ならではのテールランプを作成する事が出来ます。ただし、左右対称に光らせる必要がありますので、注意が必要です。それさえ守ればOKです。
まとめ
見た目以上に手間暇のかかるLEDテールランプの自作ですが、完成した時の達成感はひとしおです。自分でデザインしたパーツが、自分の愛車に装着出来るという点も自作の良いところです。皆さんも自作のLEDテールランプに挑戦してみてはいかがでしょうか。