CX-5(KF)ってどんな車?その開発コンセプトやおすすめポイントの紹介から、気になるあのライバル車とのスペック比較まで! | CARTUNEマガジン
CX-5(KF)ってどんな車?その開発コンセプトやおすすめポイントの紹介から、気になるあのライバル車とのスペック比較まで!

2018年08月09日 (更新:2021年01月29日)

CX-5(KF)ってどんな車?その開発コンセプトやおすすめポイントの紹介から、気になるあのライバル車とのスペック比較まで!

CX-5(KF)と言えば、魂動デザインを取り入れた初代CX-5(KE)の後継車です。魂動、そしてスカイアクティブテクノロジーを更に熟成させ、発売された二代目CX-5(KF)。そのスタイリッシュさが人気を博し、日本だけでなく、欧州や中国などでも人気車種となっています。CX-5のどこがいいのか?何がポイントなのか?そしてライバル車種と比べて何が優れているのか?今回はこの記事で徹底解説します!

CX-5(KF)ってどんな車?

初代CX-5(KE)

初代CX-5(KE)はスカイアクティブテクノロジーを全面的に採用した、マツダ初の車種です。SKYACTIVエンジンやSKYACTIVシャシー、SKYACTIVボディを採用した初代CX-5(KE)はその性能やデザインと共に高く評価されることとなりました。その結果2012-2013日本カーオブザイヤーを受賞。マツダを代表する人気車種となりました。

初代CX-5(KE)が高く評価された点は大きく分けて二つあります。一つはSKYACTIVテクノロジーを採用したディーゼルエンジンが、とても性能がよく、ユーザーから高評価を得た点です。初代CX-5(KE)に搭載された専用開発の「SKYACTIV-D」エンジンはガソリン車並みの圧縮比にすることで、ディーゼルエンジン特有のパワーを犠牲にせず、優れた燃費と高い環境性能(排気ガス)を達成しています。

CX-5(KF)

CX-5(KF)は初代CX-5(KE)の高く評価された点をしっかりと受け継ぎ、更に熟成させた車となっています。エンジンは初代CX-5(KE)に搭載されたSKYACTIV-G・SKYACTIV-Dを受け継ぎ、改良したものを搭載しています。またデザインについても魂動デザインをさらに極め、無駄を削ぎ落すことで、美しくするデザインを実現しました。

また先進安全技術についても更に進化。従来はオプションであった多くの安全装備を標準装備とし、安全性についても向上させています。詳しくは後述します。

CX-5(KF)のおすすめポイント!

デザイン

CX-5(KF)の特徴の一つは、先代のデザインを受け継ぎつつ、より洗練されたものに完成されたそのエクステリア・インテリアデザインです。そのデザイン思想は魂動デザインというものに基づいています。魂動デザインとは生命が動く瞬間をデザインに落とし込むもの。このデザインに、無駄な要素を削ぎ落して作るという工程を導入した結果、CX-5(KF)のデザインが出来上がりました。このデザインを更に見栄えよくするため、CX-5(KF)では新しく「ソウルレッドクリスタルメタリック」というエクステリアカラーを導入しました。「匠塗」というマツダ独自の塗装技術を用いて塗装されるこの色は、CX-5(KF)の見栄えを更によくしています。

ソウルレッドクリスタルメタリック
引用元:www.mazda.co.jp
CX-5(KF)のインテリアデザイン
引用元:www.mazda.co.jp

エンジン

SKYACTIV-G

SKYACTIV-G(ガソリンエンジン)には更なる燃費性能を求めて、新しい技術が多数採用されています。その中の一つが「気筒休止」システム。この技術自体は1980年代に登場された技術です。4気筒エンジンの場合、2気筒が休止し、稼働するのは残りの2気筒。高速巡行中などの低負荷走行時、4気筒中の2気筒を休ませることで、燃費を向上させるのが狙いです。

1980年代にこの技術が登場した際、様々な問題点が存在しました。例えば2気筒に切り替えた際、どうしても振動が発生してしまうという問題です。マツダはこの問題を乗り越え、CX-5(KF)では確かな静粛性を実現しています。4気筒から2気筒に切り替わるタイミングが分からないほど、スムーズに切り替えが行われます。

SKYACTIV-D

SKYACTIV-D(ディーゼルエンジン)にも新たな技術が多数搭載されています。その一つが可変ジオメトリーターボチャージャーです。これはもともとCX-8が採用した新技術をCX-5(KF)にも採用したものです。CX-5(KF)では速度域によって大小2つのターボを使い分けています。そのうち大きなターボチャージャーに、可変ジオメタリーターボを採用。回転数に応じて最適な過給圧に設定することで、出力やトルクなどを力強いものにしています。

安全装備

CX-5(KF)は安全装備も進化させています。スマート・シティ・ブレーキ・サポートや、AT誤発進抑制制御、車線逸脱警報システム(LDWS)、「ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)」、「リア・クロス・トラフィック・アラート(RCTA)」などの多数の安全装備を全車標準装備としました。

この中で筆者が最もおすすめしたいのが車線変更時に斜め後方から接近する車両を、アラート音で知らせるリア・クロストラフィック・アラートです。私はCX-5でなく、この装備が搭載されたアテンザワゴンで実際にこの安全装備を体験したのですが、非常に便利でした。特に初心者ドライバーの一番の悩みの種である、車線変更がスムーズにそして安全に行えるシステムです。高速等で運行している際に、あったら非常に便利なものですね。

CX-5(KF)VS 日産・エクストレイル

国産メーカーでスタイリッシュSUVを出しているメーカーは数多くあります。その中でも日産・エクストレイルはその歴史も古く、かつ人気の高い一台です。CX-5(KF)と日産・エクストレイル、どこが違うのか、何が優れているのか、スペック値を参考に比較していきます!

ボディサイズ・車両重量・最小回転半径比較

マツダCX-5(KF)

  • 全長×全幅×全高:4545×1840×1690mm
  • ホイールベース:2700mm
  • 車両重量:1520kg
  • 最小回転半径:5.5m

日産・エクストレイル

  • 全長×全幅×全高:4690×1820×1740mm
  • ホイールベース:2705mm
  • 車両重量:1490kg
  • 最小回転半径:5.6m

車体の大きさ、重量、最小回転半径について両車大きな差はありません。日本国内の道路で十分に走行できるような大きさ、取り回しとなっています。

走行性能比較

マツダ・CX-5(KF)には二つのエンジンが選択可能です。一つがSKYACTIV-Gであるガソリンエンジン、もう一つがSKYACTIV-Dであるディーゼルエンジンです。この二つのエンジンの特性は大きく異なります。

日産エクストレイルにも二つのエンジンラインアップが容易されています。MR20DDエンジン(ガソリンエンジン)とMR20DDエンジン+RM31モーターを組み合わせたハイブリッドモデルです。以下それぞれのスペックを紹介していきます。

CX-5(KF)「20S」ガソリンモデル

  • エンジン型式:PE-VPS
  • 最高出力:156ps(115kW)/6000rpm
  • 最大トルク:20.3kg・m(199N・m)/4000rpm
  • 総排気量:1997cc
  • 駆動方式:FF
  • トランスミッション:6AT
  • JC08モード燃費:16.0km/リットル

CX-5(KF)「XD」ディーゼルモデル

  • エンジン型式:SH-VPTS
  • 最高出力:190ps(140kW)/4500rpm
  • 最大トルク:45.9kg・m(450N・m)/2000rpm
  • 総排気量:2188cc
  • 駆動方式:FF
  • トランスミッション:6AT
  • JC08モード燃費:19.0km/リットル

エクストレイル「20S」ガソリンモデル

  • エンジン型式:MR20DD
  • 最高出力:147ps(108kW)/6000rpm
  • 最大トルク:21.1kg・m(207N・m)/4400rpm
  • 総排気量:1997cc
  • 駆動方式:FF
  • トランスミッション:CVT
  • JC08モード燃費:16.4km/リットル

エクストレイル「20S」ハイブリッドモデル

  • エンジン型式:MR20DD
  • 最高出力:147ps(108kW)/6000rpm
  • 最大トルク:21.1kg・m(207N・m)/4400rpm
  • 総排気量:1997cc
  • 駆動方式:FF
  • トランスミッション:CVT
  • JC08モード燃費:20.8km/リットル

まず最高出力・最大トルクはディーゼルモデルであるCX-5(KF)が圧倒的です。特に2000回転にて45.9kg・m(450N・m)を発揮するそのトルクは絶対的です。この値はランサーエボリューション等の車種のエンジンスペックに匹敵します。

燃費の面で見てみてもCX-5(KF)は他のガソリンモデルよりも良い値を出しています。しかしさすがに20.8km/リットルを発揮するエクストレイルのハイブリッドモデルには敵いません。燃費の面ではハイブリッドが優位でしょう。

編集部からの一言

個人的にはデザインが好きなので、CX-5(KF)が好きです。デザイン以外にCX-5をおすすめする理由もあります。それはディーゼルエンジンが存在するということ。やはりディーゼルの太いトルク性能は、走り好きにはたまらないものとなっています。

けれども日産・エクストレイルも大変魅力的な車となっています。例えば走ることが好きな人にとってはNISMOバージョンの存在はとても魅力的でしょう。またハイブリッドモデルでは高い燃費性能を誇ります。環境により優しい車を選ぶならエクストレイルのハイブリッドもありでしょう。

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道の駅にて!

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いい色(´∀`*)

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22インチに変更しました^ ^

右側はチタングレーポリッシュ^^

右側にBMCポリッシュ

左右で色違いにしちゃいました(笑)

おわりに

いかがでしたでしょうか。皆さんCX-5(KF)の魅力にひかれ購入したくなってしまったのではないでしょうか!?CARTUNEではユーザーによるカスタム画像がたくさん投稿されています。もしよければ他のCX-5カスタムものぞいてみていってください!

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