2018年12月25日 (更新:2020年07月31日)
ハイラックスサーフってどんな車?スペックやカスタムを紹介します!
2017年9月に13年ぶりに復活したピックアップトラックのハイラックスですが、かつて発売されていたハイラックスには、乗用モデルとして高い人気を誇ったSUVモデルのハイラックスサーフというモデルがありました。そこで、今でもカスタマイズのベース車として人気のあるハイラックスサーフはどんな車だったのか、歴代モデルをご紹介するとともに、新型ハイラックスとの比較をしてみたいと思います。
ハイラックスサーフとハイラックスのスペック比べ
トヨタ 新型ハイラックス、内装も普通に良いし、結構売れてるみたいですね!! pic.twitter.com/FC2bxlLYHZ
— いわっき (@iWAKKI_555) 2017年10月13日
ハイラックスサーフ4.0 2002~2009年 | ハイラックスサーフ2.7 2002~2009年 | ハイラックススポーツピックアップ1997~2004年 | ハイラックス 2017年~ | |
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全長×全幅×全高 | 4.805×1.910×1.805mm | 4.805×1.910×1.805mm | 5035×1790×1,775mm | 5,335×1,855×1.805mm |
ホイルベース | 2.790mm | 3,090mm | 3,085mm | |
車両重量 | 1,900㎏ | 1,830kg | 1,690kg | 2,060~2,080㎏ |
エンジン種類・排気量 | V型6気筒3,955cc | 直列4気筒2,693cc | 直列4気筒2,985cc | 直列4気筒2,393cc |
最高出力ps(kW)/rpm | 249(183)/5200 | 163(120)/5200 | 91(67)/4000 | 110(150)/3400 |
大トルクkg・m(N・m)/rpm | 38.8(380)/3800 | 25.1(246)/3800 | 19.5(191)/2400 | 40.8(400)/1600~2000 |
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン | 無鉛レギュラーガソリン | 軽油 | 軽油 |
最小回転半径 | 5.7m | 5.7m | 6.6m | 6.4m |
駆動方式 | パートタイム4WD | パートタイム4WD 2WD | パートタイム4WD | |
トランスミッション | 5AT | 4AT | 5MT | 6AT |
乗車定員 | 5名 | 5名 | 4名 | 5名 |
燃費 | 8.3㎞/L(10・15モード) | 8.9㎞/L(10・15モード) | 11.8㎞/L(10・15モード) | 11.8㎞/L(JC08モード) |
タイヤサイズ | 265/70R16 | 255/70R15 | 265/65R17 |
新型ハイラックスは、エクステリアは迫力と躍動感を表現したダブルキャブスタイルで、青色で統一した室内イルミネーションなどが、洗練さを演出。2.4Lディーゼルエンジンを搭載し、駆動方式はダイヤル操作で駆動方式を選択できるパートタイム4WDシステムとなっています。低回転域でも高トルクを発揮する動力性能と優れた環境性能を実現し、走行燃費11.8km/Lを達成するなどそのサイズにかかわらずエコな面もあります。
歴代ハイラックスサーフを紹介
初代N60系(1984年~1989年)
>ピックアップトラックありきでSUV
— しろいとらっくななまるさん (@GRJ79K) 2015年10月6日
そうそう、そもそもハイラックスサーフだって、ハイラックスにキャノピー付けただけ、みたいなもんだから(・∀・)
初代のハイラックスサーフは屋根が取り外し可能だったそうですよ( ̄ー ̄) pic.twitter.com/21sJ7mZI4U
初代のハイラックスサーフは、ピックアップトラックのハイラックスにFRP製リムーバブルトップを装着、フロントキャブ屋根上にはチルト式のサンルーフが付く、多用途レジャー仕様でした。設定されたエンジンは、ガソリンが直列4気筒2.0L、ディーゼルは直列4気筒2.4Lの2種類からなり、のちにディーゼルターボが追加設定されています。SUVという呼び名がなかった時代ですが、このハイラックスサーフがその元祖といってもいいでしょう。
2代目N130系(1989年~1995年)
先代の2ドアに加え、4ドアボディをラインナップし、先にフルモデルチェンジしたハイラックス4WDとインパネ、ドライブトレインなどを共有することとなりました。
日本仕様では4WDのみの設定となり、エンジンは、当初5ナンバーのワゴンが従来型と同じガソリン2.0Lとディーゼルターボ2.4L、4ナンバーのバンはディーゼル2.8Lエンジンが搭載され、1990年にはV型6気筒3.0Lガソリンが追加されています。
3代目N180系(1995年~2002年)
デザインに大きな変化はなく、先代の良さを引き継ぎながら進化させ、積載性や運動性能に加え、SUVに求められる快適性も獲得しました。サスペンションにコイルスプリングが採用され、オンロードでの走行性能も向上。専用エアロパーツなどが装備された2WDモデルのスポーツランナーが設定されました。
4代目N210系(2002年~2009年)
1983年から2009年まで発売されていたハイラックスサーフですが、国内最終モデルとなり、今でも多くの方が所有しているのが、2002年から2009年までの間に生産・販売された4代目モデルN210系です。
この4代目モデルは、エンジンは2.7L 直列4気筒ガソリンエンジン、3.4L V型6気筒ガソリン、3.0L 直列4気筒直噴ディーゼルターボが設定され、2005年7月のマイナーチェンジでは、V型6気筒4.0Lガソリンエンジンのみの仕様になった日本市場向けの最終モデルとなっています。
かつてはピックアップトラックであるハイラックスをベースとしていたサーフですが、最終モデルでは、海外専用モデルのタコマや日本でも発売されているFJクルーザー、そしてランドクルーザープラドとフレームの基本部分や、サスペンション、エンジンなど多くを共有しています。
駆動方式はFRと、マルチモード4WDというセンターデフ付パートタイム4WDシステムを採用。センターデフには、トルセンL.S.D.を採用し、全モードの切り替えが可能な走行モード切り替えダイヤル式スイッチを設置しています。
ハイラックスサーフのカスタムを紹介
CARTUNEからユーザーさんのハイラックスサーフをピックアップしてみました。SUVの中でも群をぬいてアグレシップな車種だけに、その特徴をいかに生かすかがポイントになっているようです。さすがに、外観ではエアロというより、ホイールやタイヤが主となり、サスペンションなどのカスタマイズが多いようです。
さすが、北海道だけあって、太いタイヤが似合います。カスタマイズもファッションだけではなく、機能性重視というところでしょうか。
顔面が強化ですか!ハイラックスサーフほどバンパーガードが似合う車はありません。
サーフ2台持ちのユーザーさん登場。ボディリフトにシュノーケル!サーフのカスタマイズの見本みたいな出来栄えです。
どこかのオフィシャルカー並みの出来栄えです。
まとめ
新型ハイラックスとハイラックスサーフは13年という月日の流れがあり、まったく異なる車種になっています。特に全長は約50㎝も長くなっており、ハイラックスサーフのオーナーが見たらその大きさに驚くでしょう。
しかし、ハイラックスの持つ頑丈で、どんな道でも走り抜けるパワフルなエンジンというイメージは損なわれておらず、次々とカスタムモデルが発表されています。また、ハイラックスサーフも3代目、4代目モデルであっても古さは感じられず、カスタマイズすることでさらに魅力的な車種に変身するはずです。