2018年12月20日 (更新:2022年03月30日)
車のチューニングって何からするべき?様々なチューニングを紹介!
車をチューニングするといっても何から手を付けたらいいのかわからないと思います。例えばフルエアロを付けたとしても、ホイールが純正の鉄ホイールのままであったり車高が純正の高さのままだったら、見た目が物足りません。逆に純正のままの方がすっきりしてかっこよく見えるほどです。ですがチューニングはお金がかかるため、エアロ・ホイール・ダウンサスを同時に買うのもきついと思います。なので今回は失敗しないチューニングとチューニングの順番など三つの項目に分けて紹介していきます!最後までご覧いただけたら幸いです。
まず初めにやっておきたいチューニング
走行重視のホイールを探そう!
ホイールは沢山の種類・サイズがでていますので必ず自分に合ったホイールが見つかります。ですが、走行を重視するとなんでも選んでいいわけではありません。なぜかと言うと、ホイールにも「重さ」があるからです。つまり見た目だけで選んでしまうと、走行性能が悪くなるということです。
車はホイールを回してタイヤを通して地面を蹴ることで走行しているため、ホイールが重くなる事でエンジンに負荷がかかり走行中に車が重く感じたり、アクセルをその分踏むため燃費も悪くなります。
ホイールが1キロ軽くなると、車体15キロの軽量化に相当すると言われています。それくらいホイールの軽量化は走行性能の向上と関係あるのです。
走行性能重視でホイールを選ぶのなら重さなども考えながら選んでいきましょう。
また、いざホイールのカタログとか見てると自分の車に合うのか心配になると思います。気に入ったホイールを選ぶのが一番ですが、その時はカスタマイズしているユーザーの車をみて参考にしてみましょう。
自分に合ったタイヤを選ぼう!
タイヤも普段は何気なくつけているだけの方が多いと思います。しかし、直接路面に接しているタイヤは走行性能と上げるためには一番大切なパーツであると言えます。
最近ではネットなどでも激安なタイヤが販売されており、どのメーカーどのブランドのタイヤでも「大して変わらないのでは?」と安いタイヤを選びがちですが、実はタイヤには様々な性能があります。
最近一番よく聞くのは「エコタイヤ」。このエコタイヤは、タイヤが路面を転がるときに発生する転がり抵抗を少なくし、転がりやすいようにしたタイヤです。転がりやすくなれば、もちろん燃費も上がりCO2も減るのでエコと言われるのです。
ただエコタイヤには弱点があります。それはグリップ力との関係です。タイヤは車で唯一路面に接しているのでエコタイヤのように転がり抵抗を低くすると言うことは、摩擦が弱くなるということなので、グリップ力が低下するのです。
もちろん極端に下がるわけではなく、メーカーも両方の性能を最大限に発揮させようと日々研究していると思います。激安のタイヤはこの性能が著しく低下している可能性がありますので、安全のためにもよく考えて選びましょう。レースをされる方や走行性能を重視される方は、グリップ力のあるタイヤがおすすめです。
またダンロップのルマンやビューロのようにタイヤの中にスポンジが組み込まれており、走行中必ず発生するロードノイズの軽減するタイプもあります。
サスペンション交換しよう!
サスペンションを交換すると走行性能がガラリと変わります。何も考えずにただ車高を下げたいために交換すると「乗り心地が悪くなった」という結果になるかも知れません。つまり目的に合った使い方をしないと後悔することになるということです。
ただでさえサスペンションは高価なパーツなので、車とお金と相談した上で選んでいくのが吉です。普段の公道での走行性能を考えると純正が一番だと思います。それには理由があって、コーナリングする際に純正のサスペンションだと、遠心力でタイヤが地面に押し付けられグリップ力が上がるからです。つまり安心してコーナリングできるということです。
一方硬いスプリング、高減衰のショックのサスペンションでは先ほど述べたような遠心力が発生しても硬いサスペンションのため、思い通りに曲がれないというような現象が起こります。ですがレースなどで使用している車のサスペンションは硬いスプリングに高減衰のショックが使用されています。
これはプロレーサーなどの一部のレーサーが何度も練習して手に入れたテクニックで、コーナリングにも段階があり、
- ブレーキを強く踏んで、タイヤを路面に密着させる。
- ブレーキを少しづつ緩めていき、ステアリングを切って横Gを発生させる。
- ステアリングを戻しながらアクセルを踏み込む。
という動作を一瞬の流れで行うそうです。レースのような高速でカーブを曲がっていく、車の走行性能を考えるとこのようなセッティングのサスペンションが良いでしょう。もし純正のサスペンションのままレースと同じような速度でカーブすると、間違いなく横転します。
見た目重視のチューニング
エアロパーツを付けよう!!
ベースの車は見て分かっても、フルエアロを装着した車はぱっと見ただけではわからないくらいにオリジナルなものになります。エアロのブランドは何十種類もありますので好きなデザインを見つけることができます。世界に一台だけの車に乗りたい方にはおすすめです。
ホイールをインチアップしよう!
上記のホイールの説明で触れましたが、走行性能を上げるためにはホイールを軽くしなければなりません。しかし見た目重視であれば話は別です。ブランドによってインチアップしても軽量化ができるホイールもあるかもしれませんが基本は重くなります。ですので最初から重さは気にしない。かっこいいホイールを選びましょう。また、ホイールは大きく分けて4つの種類があります。
スポーク
フィン
メッシュ
見た目で好き嫌いが分かれると思いますが、自分の車にどのタイプが合うのか、勉強するのも楽しいですね。
マフラーでドレスアップ
マフラーレスもありますが、ドレスアップに欠かせないのがマフラーのデザイン。あるのとないのとでは見た目がガラッと変わるので忘れずにチェックしましょう。また、種類も沢山あり、一本出しのマフラーから二本出しのマフラー。デザインも人気のオーバルやスクエアなど豊富にあります。
車の性能を100%楽しむチューニング
車の力を100%引き出すためには、どれか一つだけのチューニングではなくその部位に関係したパーツをセットで交換する必要があります。例えばブーストアップした場合、高回転時にプラグが点火しない可能性があります。そうならない様にブーストアップに合わせてプラグなどもチューニングする必要があるのです。
エンジンのチューニング
吸気排気系のパーツ、「エアクリーナー」と「マフラー」
エアクリーナーは誰もが最初にチューニングするパーツではないでしょうか。交換も簡単で効果を得られるかはわからなくとも、「音」で「速くなった!」と錯覚してしまうほど効果のあるパーツです。
その音が好きでつけている人もいるくらいで、実際に音が聞こえるくらい大量の空気を吸ってくれているのです。ですがなぜ、エンジンに送り込む空気の量が多いと性能アップに繋がるのでしょう。それは私達人間と一緒なんです。私達は空気が少ないところですと本来の力も発揮できません。
合わせてマスクなど口の周りにフィルタがあるとなお息苦しく感じると思います。車も同じでなるべく抵抗を取り除くことが大切で、空気をスムーズにエンジンに送り届ける事が重要になってきます。各メーカー、フィルターのみを取り換えるタイプと純正BOXごと交換する置き換えタイプがあります。
また、吸ったものは吐く。これは私達人間にも言えることで、沢山吸った空気をその分吐くのも大切になってきます。そこで排気の抜けが悪い純正マフラーからスポーツマフラーへ交換して排気が沢山出るようにしょう。ただここで問題があり、ただ抜けをよくすれば効率が上がるわけではなく、全て取り外すとトルクがなくなり加速も悪くなる。そのため適度な抵抗も必要です。
ブーストアップ関わるチューニング
純正のターボはあえて過給圧を低い設定にしています。これはエンジンの負担を考えての事ではありますが、ブーストアップをすることによりエンジンに送り込む空気の量を増やし、爆発的に出力を上げる事ができるようになります。
ブーストを上げる方法はアクチュエーターにかかる圧を電気制御、または機械的に制御する方法とアクチュエーター事態を強化タイプに変更するやり方があります。また純正ターボには限界があり、さらにブーストアップを求めるのなら高風量のタービンに交換する方法もあります。
ブーストアップは圧縮する空気の量が増え高温の熱を発生します。ですので純正のインタークーラーでは空気の冷却に追いつきません。ブーストアップしたらインタークーラーも一緒に交換しましょう。
プラグの重要性
ブーストアップをしたら一緒にプラグの交換をお勧めします。プラグには熱価というものがあり、熱価とは熱を逃がす度合いの事を言うのですが、この熱価を上げないと燃焼室の温度が上がり、プラグが点火する前に早期着火しノッキングしたり、最悪の場合エンジンの破損に繋がる可能性があります。
駆動系のチューニング
エンジンのパワーアップに成功したら、今度はそのパワーを無駄なくミッションに伝えさらに路面へ伝えなければなりません。そのためにはエンジンが常に元気な状態(トルクバンド)を保つために理想なギア比に変更したり、強化クラッチなどを導入する必要があります。走行性能に直接影響を与えるため、自分にあう設定にするのは難しいですがマッチすると確実に「速く」なるチューニングです。
まとめ
いかがだったでしょうか。走行性能重視のチューニング、見た目重視のドレスアップ、より速く走るための性能重視のチューニングを紹介しました。手軽にできるものからプロの方にお願いしないとできないチューニングも沢山あります。
最後の方のエンジンやギヤ比はたぶん自分ではできないでしょう。プロの方と相談しながらチューニングするのが一番だと思います。車は今では生活に欠かせない物となっています。
しかしチューニングするにもお金がかかりますし、チューニング中は車に一時乗ることはできません。ですが、自分ですることで車が変わる、自分色に染まっていくのはとても幸せな事です。