2018年12月24日 (更新:2020年08月07日)
エスティマに似合うホイールカスタムをご紹介!
天才タマゴというキャッチコピー通りの卵のような流線型スタイルでデビューしたトヨタのエスティマは、発売当時から「高性能ニューコンセプトサルーン」として人気を集めました。今回はエスティマの歴史とエスティマに似合うホイールをご紹介します。
トヨタエスティマとは
初代エスティマ
トヨタのエスティマは1989年の東京モーターショーにおいてコンセプトモデルとして出品され、翌1990年5月に初代エスティマが発売されました。卵のような斬新なスタイルは当時話題を呼び、近未来的なコンセプトサルーンとして人気になりました。現在のモデルは3代目にあたりますが、2006年1月発売なので3代目として実に12年間も経過しています。
初代のエスティマは1990年~2000年の間に発売され、従来のワンボックスカーの概念を打ち破るエンジンレイアウトを採用しました。それは、アンダーフロア型ミッドシップレイアウトといって世界にも類のないものでした。もともと、ミッドシップは室内が狭くなるため実用的ではないと言われていましたが、エスティマはその常識を覆しました。当時は7人乗りのみで、駆動方式はミッドシップと4輪駆動があり、エンジンは直列4気筒2438ccの1種類のみでした。
人気は出たものの、海外では競合車がV型6気筒エンジンを搭載しておりパワーで負け、座席下のエンジンの騒音振動などから静粛性で不評を買い、高価な割には高級感に欠けると評されてしまいます。
その後打開策として、廉価グレードを追加したり、スーパーチャージャー搭載車を加えたりしていましたが、1994年10月に発売後大ヒットしていたホンダ・オデッセイの登場などから売り上げの回復は思うようにならなくなってきました。しかし、バランスのよいハンドリングと安定性のあるMR駆動が、根強い愛好家に支持されずっと乗り続ける方も多いのです。
2代目エスティマ
2代目の発売時期は2000年~2006年の間です。初代のエンジンレイアウトはミッドシップだったのですが、2代目からはカムリをベースにしたFFスタイルに変更され、そのためエンジンの大きさを大きくできるようになりました。
初代で不評だった非力なエンジンはV型6気筒2,994ccとなってやっと世界標準になったのです。その後ハイブリッドもラインナップに加わりました。この頃より両側スライドドアとセンターメーターを取り入れています。また、座席を4人乗りに変更した商用モデルも発売され、なんとAV機器や冷蔵庫、テーブル、ファクシミリまで搭載されていたとのことです。
2代目から登場したエスティマハイブリッドはプリウスに次いで2番目、ミニバンで初のハイブリッドカーでした。世界初の電気式四輪駆動システムE-Fourを搭載するハイブリッドカーになりました。
3代目エスティマ
そして、3代目が2006年1月に発売され、エンジンはV型6気筒DOHC3,456ccで280PSと国産ミニバンで初の280PS達成したのです。このころから欧州向け販売はなくなり、北米での投入も中止されています。2012年5月の2度目のマイナーチェンジの時に18インチアルミホイールを採用しました。しかし、2016年6月の3度目のマイナーチェンジの時にV型6気筒3.5Lのパワートレインを廃止し2.4Lハイブリッドと2.4Lガソリンエンジンのみになりました。少し遅れて投入されたハイブリッド車は、2代目で不評だったパワー不足を払拭し燃費も優れたモデルへと変身しました。2016年6月に3度目のマイナーチェンジをしましたが、今後の4代目の登場が気になるところです。
ちなみにエスティマ(ESTIMA)の意味ですが、英語で「尊敬すべき」というESTIMABLE(エスティマブル)からとったということです。なおエスティマはほとんど国内のみの販売で、海外では競合車と比べサイズが小さすぎパワー不足、ディーゼル車の設定がないなどの理由から、市場の優位さが見込めないとのことで販売をしていません。
純正のホイールサイズ
エスティマは1990年5月の初代発売から今日の三代目まで、30年近く経過していますので、純正のタイヤやホイールも年を追うごとにサイズが変化していきます。
初代
初代エスティマの純正ホイールサイズですがMR車、四輪駆動車ともリム幅6J×ホイール径15インチです。このホイールに215/65R15のタイヤを装着していました。フロント、リア共同じです。初代エスティマは二代目のモデルになるまで純正のホイールとタイヤのサイズは変わりませんでした。社外品で当時どれくらいのサイズが出回っていたのかデータが少なくてわかりませんが、一番扁平率の高いタイヤで255/30R20×9.5Jまでのタイヤ+ホイールが装着できるようです。
2代目
二代目になってからタイヤ、ホイールに差が出てきました。タイヤサイズは205/65R15、205/60R16、215/60R16、215/55R17 と4種類に増えホイールもリム幅6.5JJ×15/16/17インチになりました。ホイールのリム幅は初代に比べて幅広くなり、このタイヤ、ホイールのバリエーションは3代目になるまで変わりません。
3代目(現行型)
3代目になり3.5Lの高出力エンジンのグレードがラインナップに追加されました。当然タイヤ/ホイール共サイズが大きくなり、225/50R18、215/60R17、205/65R16 そしてホイールは 7J×17/18インチ、6.5JJ×16インチといったように大口径、低扁平率化が進んでいき15インチは3代目から姿を消します。そして、225/50R18、215/60R17、7J×17/18インチのサイズが主流になって現在に至っています。
CARTUNEユーザーのホイールカスタムの例
エスティマのホイールをカスタムしたカッコいい事例をご紹介します。
- レイズホイール センターキャップ交換
レイズホイールに純正のセンターキャップを付けたとのこと。どうなんでしょうか?カッコいいから問題ないです。
- エスティマ(premium)
車体の色に合わせたホイールの色が渋い!
- エスティマ用スタッドレスタイヤ ホイール付きで購入
スタッドレスタイヤ用にしてはかっこよすぎ!!
- エスティマ(premium)スタッドレス用ホイール
こちらもスタッドレス用にしてはかっこよすぎ!もったいないと思うのは私だけ?
まとめ
エスティマはある意味ミニバンの中で特異な存在でした。デビュー当時のエスティマの純正のホイールはお世辞にもカッコいいとは言えませんが、当時はそんな時代なのでしようがないのかもしれません。ですが、現在のエスティマは純正のホイールもカッコよく決まっていますが、更にエスティマに似合ったホイールをカスタム装着することであなただけのオリジナルエスティマが出来上がります。そんなホイールを探すのもカスタム化する楽しみの一つなのです。