2018年12月14日 (更新:2024年07月19日)
曇ってしまったヘッドライトを研磨しよう!必要なモノからやり方、コーティングまで徹底解説!
製造から時間が経った車は、経年劣化によってヘッドライトに曇りや黄ばみが発生しています。特に青空駐車をしている車に多いです。今回はヘッドライトの研磨方法と必要なモノを徹底解説。この記事に書いてあることを実践すれば、あなたの車のヘッドライトは新品同様の輝きを取り戻すかもしれません!
はじめに
製造されてから長い時間が経過した車は、ヘッドライトが経年劣化によって曇ってしまったり黄ばんでしまったりすることがあります。ヘッドライトの曇りや黄ばみは愛車のカッコよさを台無しにしてしまいかねません。
実はヘッドライトの曇りや黄ばみは、研磨することで除去することが可能です。曇りや黄ばみの程度にもよりますが、新車同様の輝きを取り戻すことも少なくはありません。今回はヘッドライトを研磨して愛車をカッコよくするために、研磨のやり方や必要なモノなどを徹底解説します。
交換はもったいない!ヘッドライトを研磨しよう!
ヘッドライトの曇りや黄ばみ、どうにかならないものかと頭を抱えている人も多いでしょう。ヘッドライトは車の印象を大きく左右する部品のひとつです。ヘッドライトがピカピカなら車はカッコよく、ヘッドライトが曇りが黄ばみによって汚れていれば車はダサく見えます。
中には愛車の本来のカッコよさを取り戻すために、ヘッドライトを新品に交換しようと考えている人もいるのではないでしょうか?ですが、車のヘッドライトを新品に交換することはオススメしません。ヘッドライトは車の部品の中でも、特に高価な部品として知られています。
車種にもよりますが、新品価格が10万円を超えるヘッドライトも珍しくないです。脱着工賃まで考えると、とんでもない費用を払う必要が出てきます。高いお金を出して新品のヘッドライト購入しなくても、今あるヘッドライトを丁寧に研磨することで、新車同様の輝きを取り戻すことが可能です。車用品店やガソリンスタンドでは、ヘッドライト磨きをサービスのひとつとして提供している店舗もありますが、実はヘッドライト磨きはDIYでも簡単にできるんです。
DIYでヘッドライトを磨けば、少ない予算でもヘッドライトをピカピカにして愛車本来のカッコよさを取り戻すことができます。これからヘッドライト磨きに必要になるモノや具体的なやり方について解説を進めていくので、ぜひご覧ください。
ヘッドライト磨きに必要なモノ一覧
経年劣化によって、曇りや黄ばみが出てしまったヘッドライトを新品同様に磨くためには、5つのアイテムが必要になります。どれも最寄りの車用品店やホームセンターで手に入れることができるアイテムなので、DIYグッズを持っていないDIY初心者でもすぐに作業に取り掛かることができますよ。
耐水ペーパー
![](http://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/plus-market/cabinet/raku020_1410/01-20240714-08173900.jpg?_ex=300x300)
耐水ペーパーとはサンドペーパーの1種で、水に強い素材で作られています。水に濡らしながら作業することで、曇りや黄ばみの原因となっている汚れを落としながら効率的に作業進めることができるんです。
耐水ペーパーは番数によって、目の細かさが異なります。番数が少ないほど目が粗く、番数が多いほど目が細かいです。ヘッドライト磨きでは耐水ペーパーでの磨き作業が主となりますが、それほど大量には使わないので、様々な番数が少量ずつセットになっている商品を購入すると良いでしょう。
研磨パッド(あて木)
研磨パッドは耐水ペーパーを巻きつけて使用するアイテムのこと。研磨パッドがなくても耐水ペーパーでヘッドライトを研磨することができますが、研磨パッドがあれば効率的に作業進めることができます。
必ずしも研磨パッドを購入する必要はなく、家にある木材など、あて木として使えるものがあればそれで構いません。研磨パッドがあれば、耐水ペーパーの研磨部分をしっかりとヘッドライトに当てることができ、それほど力を込める必要もないので疲れ知らず。時短で作業できます。
コンパウンド
研磨剤の1種であるコンパウンド。液体タイプやチューブに入ったペースト状のタイプが存在します。研磨作業の仕上げとして使うため、仕上がりの綺麗さを求めるなら必需品です。オススメはペースト状のタイプ。
コンパウンドも耐水ペーパーと同様に、目の粗さが異なるコンパウンドが少量ずつセットになっているものが販売されています。それほどたくさんの量は使わないので、セットになっている商品で十分です。コンパウンドと一緒に使い捨て用のウエスも購入してください。
シリコンオフ
目に見えない汚れや鉄粉、油分を脱脂して落とすことができるシリコンオフ。スプレー缶に入った状態で販売されています。作業の合間でヘッドライトを脱脂するために使うので、必ず用意しておきましょう。
コーティング剤
ヘッドライトには表面を保護するコーティング加工が施されていますが、耐水ペーパーやコンパウンドで研磨すると表面のコーティングも剥がれてしまうのです。そのため、研磨作業が終了したら新たにコーティングを施工する必要があります。
コーティングとはいっても難しい作業ではなく、市販のコーティング剤をヘッドライトの表面に塗って保護するだけです。コーティング剤を塗っておかないと、すぐに曇りや黄ばみが再発してしまいます。再発防止のためにコーティング剤は必ず用意しておきましょう。
ヘッドライトを磨く!流れを解説
それでは、上記で紹介したアイテムを用いたヘッドライト磨きの流れを解説します。作業自体は非常に単純かつ簡単なので、誰にでも実践することができますよ。まずはシリコンオフを使ってヘッドライトの表面を脱脂してください。ここでヘッドライトの表面に付着した汚れや油分を除去しておきます。
脱脂が済んだら早速研磨作業に移ります。番数の少ない耐水ペーパーを水に濡らしながらヘッドライトを研磨していきますが、このとき、適当に研磨するのではなく、水平方向に動かしながら研磨するとヘッドライトに余計な傷が入りません。
ある程度研磨できたと思ったら、耐水ペーパーの番数を徐々に上げていきます。この時点で曇りや黄ばみが落ちている様子が確認できると思います。耐水ペーパーでの研磨が終了したら、シリコンオフで脱脂します。次はコンパウンドでの研磨作業です。
耐水ペーパーと同じように、番数の少ない順にヘッドライトを磨いていってください。最後のコンパウンドが終了する頃にはヘッドライトがツヤツヤで、新品同様の輝きを取り戻していることでしょう。
磨いてもキレイにならないときは
上記の方法で研磨作業を行っても、ヘッドライトがキレイにならないことがあります。これはヘッドライトの表面ではなく、内側が経年劣化によって曇ってしまっている証です。ヘッドライトの内側を磨くためには、ヘッドライト自体を殻割りする以外に方法はありません。
コーティングで曇り、黄ばみの再発防止!
ヘッドライトを磨いたあとは、コーティング剤でヘッドライトの表面をきちんと保護することで、ピカピカの状態を維持することができます。キレイになったことに満足してヘッドライトのコーティングを怠ると、曇りや黄ばみがすぐに再発してしまいます。曇りや黄ばみの再発防止のためにも、コーティング剤をきちんと施行することが大切です。
ユーザーが自分の車で試してみた
私の車はダイハツ・エッセです。写真ではそれほど曇りや黄ばみを強く感じないかもしれませんが、実際に見ると経年劣化による曇りと黄ばみがひどくなっています。
- おふろのルック みがき洗い
- 使い捨てのウエス
- ホルツ ヘッドライト3Dコーティングシート
私が購入したアイテムはたったこれだけ。総額2,000円以下でした。早速、「おふろのルック みがき洗い」を使って、ヘッドライトを研磨していきます。
「おふろのルック みがき洗い」をウエスに出して磨き始めると、ヘッドライトの黄ばみがみるみるうちに落ちていきます。そして、体感時間で15分くらい磨き続けた結果がこちら。
いかがでしょうか。正直、画像で見る限りではあまり変わっていないようにも見えますね。ですが、実際に見る限りでは「おふろのルック みがき洗い」施工前後で雲泥の差があります。新品同様の輝き、とまではいかないものの十分キレイになりました。
上記の呟きほどの差はなかったことが残念ですが、安くて手軽にヘッドライトを研磨できる事実に変わりはありません。最後は「ホルツ ヘッドライト3Dコーティングシート」を施工して終了です。
Twitterの呟きほどの効果は体感できませんでしたが、たった15分でこれだけキレイになれば十分だと感じます。実際に根気よく時間をかけて磨くことで、また違った結果になるかもしれません。本当にお手軽なので、皆さんもやってみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回は曇りや黄ばみによって劣化してしまったヘッドライトの研磨についてお伝えしました。DIYでも十分キレイになるので、必ずしもプロに依頼する必要はありません。
本格的にヘッドライト研磨をやりたい人は1番最初に解説した方法で、気軽にヘッドライト研磨をやりたい人は「おふろのルック みがき洗い」を使った方法でやってみるといいでしょう。ヘッドライトがピカピカになると、車自体が新車並みのカッコよさを取り戻します。
自分自身の手で作業することで、車に対する愛着がさらに沸いてくるはず。ヘッドライトの曇りや黄ばみで悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。