2018年12月13日 (更新:2024年07月19日)
ホイールの傷をなかったことに!修理方法や予防方法を徹底解説!
ホイールについてしまったガリ傷は、自分で修理することができます。この記事ではガリ傷修理の流れや必要なものを紹介。また、ガリ傷修理を業者に依頼したときの料金相場やガリ傷予防の方法なども解説しているので、ぜひご覧ください。
はじめに
ホイールのガリ傷はカスタムした車に乗っている皆さんにとって、切っても切り離せない存在です。タイヤにキャンバー角をつけていたり車高落としていたりすると、どうしてもガリ傷がつきやすいですよね。今回は車好きの皆さんがつけてしまいがちなホイールのガリ傷をなかったことにする、修理方法や予防方法を徹底解説します。
ホイールのガリ傷修理を自分でやってみよう!
車のカスタムをしていると、ホイールにガリ傷がすぐについてしまいますよね。ガリ傷がつくたびに業者に依頼するわけにもいかないし、頭を悩ませている人は多いと思います。実はホイールのガリ傷は自分自身の手で修理することができるんです。しっかりとした手順を踏めば決して難しい作業ではないので、業者に依頼する前にまずは自分でDIYしてみませんか?まずはホイールのガリ傷修理に必要なものをすべて紹介します。
ホイールのガリ傷修理に必要なもの
ホイールのガリ傷修理にはいくつかの補修グッズが必要です。とはいっても、一般の人が持っていないような工具は必要ありません。今回はDIY初心者のためにも、最寄りの車用品店やホームセンターでゲットできる定番グッズだけを紹介します。
ホイールクリーナー
ホイールに付着した土埃やブレーキダストを、キレイに取り除いてくれる洗剤のようなもの。それがホイールクリーナーです。普通のカーシャンプーでは落ちないような汚れや鉄粉も除去してくれます。
耐水ペーパー
ホイールについてしまったガリ傷の表面をなめらかにするために必要です。耐水ペーパーは番数によって目の粗さが異なっています。粗目(300〜400前後)、中目(600〜800前後)、細目(1000〜1200前後)、極細目(1500〜2000前後)の4種類を揃えておくと、仕上がりがキレイになりやすいです。
金属ヤスリ
ガリ傷の表面はざらざらして尖っています。そのまま耐水ペーパーで削ろうとすると、ペーパーが破れたり手を怪我したりする恐れもあるので、表面のバリをある程度取り除くための金属ヤスリが必要です。
補修用パテ
ガリ傷を研磨してできた段差を埋めるために必要なのが補修用パテ。補修用パテには様々な種類がありますが、今回はアルミホイールに用いるため、アルミパテというものを使っていきます。
ホイールペイント
ガリ傷を塗装して目立たなくするためのホイールペイント。ペンタイプになっているので、DIY初心者でも使いやすいのが特徴です。ガリ傷を本格的に修理したい人はカラースプレーを用いて塗装しても構いませんが、手軽にガリ傷を修理したいならホイールペイントの方がオススメ。
シリコンオフ
シリコンオフはホイール表面に付着した油分を脱脂して取り除く役目があります。また、パテや塗料の食いつきが良くなるので、用意しておくと便利です。必ずしも必要なものではありませんが、余裕があれば準備しておきましょう。
ホイールのガリ傷修理の流れ
- まずはガリ傷修理をしたいホイールを入念に清掃しましょう。
- ホイールクリーナーをしっかりと吹きつけたあと、スポンジで隅々まで洗ってください。ホイールのデザインによっては洗いにくいタイプもあるので、別途ホイールスポンジを用意しておくと作業が捗ります。
- 次に金属ヤスリを使って、ガリ傷のバリを除去していきます。ある程度削ったら実際に触ってみて、とげとげした感触がなければOKです。あまりにも研磨しすぎると、かえってホイールを傷つけてしまうのでやり過ぎには注意してください。
- 続いて、耐水ペーパーの粗目と中目を使って研磨していきます。細目と極細目は後ほど使っていくので、このタイミングでは必要ありません。ガリ傷の表面がある程度なめらかになったら、シリコンオフでガリ傷周辺を脱脂しましょう。
- 余分なシリコンオフをダスターなどで拭いたら、いよいよ補修用パテの出番です。ガリ傷周辺に補修用パテを気持ち多めに塗りつけていきます。このとき、できるだけパテの表面が平らになるように塗っていきましょう。パテを塗り終えたら、パテが硬化するまでの乾燥時間を設けてください。
- パテが乾いたらもう一度耐水ペーパーを使って、表面を研磨していきます。粗目、中目、細目、極細目の順に丁寧に研磨していきましょう。実際に触ってみて、違和感がなくなったら研磨作業は終了です。シリコンオフを使ってもう一度脱脂、そのあとにホイールペイントで塗装します。
- 塗装が乾いたら、ホイールのガリ傷修理は完了です。
ホイールのガリ傷修理を業者に依頼する場合の料金目安
ガリ傷修理のDIYを行う時間を確保できない人や、お金がかかってもいいから仕上がりをきれいにしたい人は業者に依頼しましょう。業者とはいっても車の修理に携わる業者は様々な種類がありますよね。一体どこでガリ傷修理をやってくれるのでしょうか?
ホイールのガリ傷修理程度なら、基本的にはどんな車屋さんも受け付けてくれるはずです。ディーラーでもできないことはないですが、おそらく外注という形になるので、修理料金が割高になってしまいます。
そのため、最寄りの板金塗装ショップか、アルミホイールの修理を中心に依頼を請け負っているリペアショップで作業してもらうことになると思います。一部の車用品店でもガリ傷の修理を請け負っているところがあるようです。
ガリ傷修理の料金相場ですが、お店によって金額が変動します。それほど大掛かりな修理になることはないので、ガリ傷修理のノウハウがあるリペアショップに依頼するのが1番安く済むかもしれません。
あくまで参考程度ですが、一般的なガリ傷修理の相場はホイール1本につき、8,000〜15,000円程度だと言われています。ホイール自体の価格が高いほど、ガリ傷修理の料金も高くなる傾向があるようです。
ホイールのガリ傷を予防するアイテム
DIYで作業するにしても業者に依頼するにしても、それなりに手間や時間、お金がかかります。現在はホイールにガリ傷がなくても、今後傷つかないとは限りません。ピカピカのホイールにガリ傷がついてショックを受けてしまわないように、今からガリ傷を予防するアイテムを取り付けておくことをオススメします。
ホイールリムモール
ホイールリムモールはホイールのリムに取り付けることで、愛車の足元にアクセントを加えることができるアイテムです。赤や青などの定番カラーに加え、高級感をプラスするメッキ調のホイールリムモールも販売されています。
ホイールリムモールを装着することで、ホイールを縁石などに擦ってしまっても被害を軽減できることがあります。また、すでにガリ傷がついているホイールに装着することで、ガリ傷隠しとしても役立つアイテムです。
リムガード
ホイールリムモールのことをリムガードと呼ぶこともありますが、ここでお伝えするリムガードとは、一部のタイヤに採用されている特殊な形状のこと。タイヤのリム周辺が若干盛り上がっているため、ホイールのリムを守ってくれます。低扁平率のタイヤに採用されていることが多いようです。
まとめ
ホイールのガリ傷を修理する方法や予防方法を解説しました。業者に依頼するのが確実とはいえ、やはりそれなりにお金がかかってしまうので、DIYでのガリ傷修理をおすすめします!
上記で解説したガリ傷修理の流れを丁寧に辿っていけば、きっと満足のいく仕上がりが期待できます。DIYをやったことがない人もぜひチャレンジしてみてください。