2018年12月13日 (更新:2019年06月18日)
車の塗装にかかる費用は?全塗装もDIYでできる?
今回は車の塗装について解説したいと思います。補修としての塗装とカスタムとしての塗装の2つの面からお話していきます。車をこすってしまった方やカスタムペイントを考えている方は必見です!
車を塗装しよう!
愛車を塗装するシチュエーションは大きく2つに分けることができます。ひとつは車をぶつけてしまった時に補修としてする塗装、もうひとつは車のボディーカラーを変えたいと思った時にするカスタムとしてする塗装。今回は、この2つについて触れていきたいと思います。どちらもDIYで塗装するのか、はたまた板金屋さんやカスタムショップにお願いして塗ってもらうのかといったように、異なる方法があります。今回はそれぞれの価格なども例をあげて解説しますので、皆様の参考になればと思います。
車の塗装、プロに任せた場合の料金は?
まずは板金屋さんや塗装屋さんなどもプロショップに預けた場合はどれくらいの料金がかかるのか、補修としての塗装とカスタムとしての塗装に分けて例を紹介していきます。
ぶつけてしまった時の補修塗装の場合
10cm×10cmの傷を塗装する価格はこのようになります。
ディーラーの平均価格
ドア | 3~4万円 |
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バンパー | 2~4万円 |
ボンネット | 3~5万円 |
車の車種によっても値段が左右されるので一概には言えません。しかしディーラーは板金や塗装を下請け会社に委託している形態をとっている場合が多いので、時間もかかりますし、ディーラーの中間マージンと塗装作業代の2つがかかるため、一般的なカーショップなどより高めに設定されています。
カーショップの平均価格
次に街でよく見かけるカーショップでの平均価格ですが、有名補修会社のホームページで簡単見積もりを取ってみたところ、10cm×10cmのバンパー塗装で1万〜2万円とのことでした。こちらは競合するカーショップがありますので、価格にさほど大差はないと思いますので参考にしてみてください。
カスタム全塗装の場合
次にカスタム目的での全塗装の価格になりますが、こちらに関しては車の状態やショップ、塗装方法、塗料によってまったく価格が異なりますから一概にいくらくらいということができません。個人的な話になってしまいますが、私の知人でドアの内側やエンジンルームまでキレイに全塗装した方は、40万円程だったと言っていました。3コートパール塗料をしっかりとした塗装ブースを持っているショップの価格としては平均くらいなのかな?という感想でした(あくまで参考程度に)。
車の塗装はDIYでできる?
手間がかかってもお金をかけずに塗装をしたい!という方はDIYで塗装するという手もあります。最近は、カー用品店などで店頭にないボディーカラーの塗料なども調合してくれるサービスがありますので、そういったシステムを使えば大抵の色のスプレーは手に入ると思います。ということで今回は簡単に基本的な塗装方法をご紹介します!
- まずは塗装面の汚れをキレイに拭き取る(研磨の際に汚れで塗装面を傷つけてしまうため)
- 600番の耐水ペーパーで足付けをする(塗料が乗りやすくするため)
- シリコンオフで脱脂をする(塗装前には必ずやりましょう)
- サフェーサーを数回に分けてスプレーする
- サフェーサーが乾いたら1000番の耐水ペーパーで研磨し周囲との段差をならします
- カラーをスプレーしていきます。丁寧に厚塗りしすぎないよう塗りましょう!
- 乾いたらクリアーをスプレーしていきます。
- 塗料を数日間かけて完全に乾燥させたらコンパウンドを細目→極細→液体コンパウンドの順にかけてツヤを出して完全です!
基本的な方法なので状況に応じて作業を追加する必要が出てくる可能性はありますがDIYで塗装する際は参考にしてみてください。補修やパーツだけでなくオールペイントもDIYでやる方もいらっしゃいます。
例えばこちら。つや消し塗装が綺麗に塗装されていますね。艶ありに比べてつや消しだと比較的チャレンジしやすいと思いますし、今は剥がせる塗料なども出てきていますので自信のない方はそちらを使うのも手かもしれません。しかし、注意したいのが、自分で缶スプレーで全塗装して失敗したらお店に出そうと考えている方です。
ショップによっては缶の塗料を剥がすのに手間がかかるため料金が高くなったり、最悪の場合作業を断られる可能性がありますのでDIYで塗装する場合はそれを理解した上でチャレンジしましょう!また、コンプレッサーやスプレーガンが周りにある環境の方はそちらで塗った方が缶スプレーより安く、キレイに仕上がると思います。
まとめ
今回は補修としての塗装、カスタムとしての塗装のお話をそれぞれさせていただきました。今後補修しなければならない箇所を塗装したい方も、全塗装を考えている方もそれぞれ様々な手段がありますので自分に合った方法で塗装を楽しんでみてはいかがでしょうか。それではみなさんよいカーライフを!