フォグランプ後付けの注意点について説明!工賃や交換方法も徹底解説!

2018年12月14日

フォグランプ後付けの注意点について説明!工賃や交換方法も徹底解説!

フォグランプを後付けしたい人必見!フォグランプを後付けする際の注意点や保安基準についてわかりやすく説明します。業者に依頼したときにかかる費用やDIYでの交換方法も紹介しているので、ぜひご覧ください。

はじめに

ひと昔前までは悪天候時の必需品だったフォグランプ。ヘッドライトの性能向上によって、いつしかフォグランプは必ずしも必要なモノではなくなりました。昨今はフォグランプをオプションとして設定し、標準装備しない車種も増えています。ですが、フォグランプは悪天候時の安全性を高めると同時に、愛車のドレスアップアイテムとしても効果的。今回はフォグランプを後付けするときの注意点と、DIYでの交換方法や業者に依頼したときの工賃などを徹底解説します!

フォグランプとは?

そもそもフォグランプがいったい何なのか、知らない人は少ないと思いますが、念のため解説します。フォグランプは夜間や悪天候の視認性を高めるヘッドライトとは別に、車に取り付けられている補助灯です。

あくまで補助灯なのでヘッドライトの代わりにはなりません。フォグとは「霧」のこと。雨や雪、霧などの悪天候時はヘッドライトの光が反射・拡散するため、非常に前方が見えにくく危険です。

フォグランプは通常、ヘッドライトよりも下に配置されており、車両前方の路面を照らします。雨や雪、霧などに直接光が遮られることがないため、ヘッドライトが役に立たない悪天候時でも視界を確保してくれるのです。

フォグランプの役割はこれだけではありません。フォグランプには車両前方に配置するフロントフォグランプだけでなく、車両後方に配置するリヤフォグランプも存在します。

リヤフォグランプはフロントフォグランプとは異なる赤色の灯火で、後続車に自車の存在を知らせて注意を促します。灯火の色こそ異なりますが、フロントフォグランプも対向車に自車の存在を知らせる役割があります。

フォグランプは悪天候時には非常に役立ちますが、反面、通常時は危険な存在です。悪天候時でも光が遮られないということは、普段は光が強いということでもあります。

時と場合にもよりますが、フロントフォグランプは対向車や隣車線の車に、リヤフォグランプは後続車に迷惑をかけてしまいます。特にリヤフォグランプはブレーキランプと同じ光の強さを発するため、むやみに点灯すると非常に危険です。

車好きの中には「カッコいいから」という理由で、フォグランプを常時点灯している人もいます。気持ちはわかりますが、大変危険な行為です。フォグランプを使う必要がないときは、必ずオフにしておきましょう。

フォグランプは後付けできる?車検に通る保安基準は?

車種にもよりますが、基本的にフォグランプの後付けは可能です。上級グレードにフォグランプが標準装備されている車種や、オプションとして設定されている車種の多くは、バンパーにフォグランプを取り付けるスペースがあります。

このスペースがない場合は、フォグランプを埋め込むためにバンパーに穴を開けなければいけません。悪天候時の視界確保のため、ドレスアップのため、理由は何であれフォグランプを後付けしたいと考えている人は多いと思います。

ですが、フォグランプを後付けするにあたって、注意すべき点があります。それはフォグランプにも保安基準が定められていて、それを満たさないと車検に通らないということです。

せっかくフォグランプを後付けしたのに、車検に通らないから外さないといけなくなったら面倒です。また、保安基準を満たしていないフォグランプは本当に危険です。

自分は良くても他車に迷惑をかけている場合があります。保安基準を満たしていないフォグランプのせいで、後続車や対向車が事故を起こしてしまう可能性もゼロではありません。

これからフォグランプの保安基準をわかりやすく解説するので、しっかりと把握したうえでフォグランプの後付けを行いましょう。

フォグランプの保安基準

フォグランプが満たさないといけない保安基準は5つあります。

  • フォグランプの色
  • 同時点灯の個数
  • 光軸
  • 点灯条件
  • 取り付ける位置

ひとつずつ解説していきます。

フォグランプの色

まず、フォグランプの色です。「フロントフォグランプの色は白色または淡黄色」でなければいけません。白色は現在主流のフロントフォグランプです。

ひと昔前は淡黄色(薄い黄色)が主流でした。白色と淡黄色以外のフロントフォグランプは保安基準を満たしていないことになります。

つまり、グリーンやブルーのフロントフォグランプは車検を通すのが難しいということです。色合い的にもフロントフォグランプの役割を果たすことができないので、フロントフォグランプは白色または淡黄色にしましょう。

さらに、「フロントフォグランプの色はすべて統一しなければならない」という保安基準もあります。例えば、左側は白色で右側は淡黄色のように保安基準を満たしている色だとしても、色が統一されているわけではないのでこちらも車検には通りません。

リヤフォグランプに関しては「赤色のみ」となっています。赤色以外のリヤフォグランプは車検に通りません。

同時点灯の個数

フロントフォグランプを同時点灯していいのは2個まで。「3個以上のフロントフォグランプが同時点灯してはいけない」と保安基準で定められいるため、3個以上のフロントフォグランプを同時に点灯させることはできません。

ただし、3個以上の同時点灯がアウトなだけで、同時点灯を2個以内にすれば、フロントフォグランプ自体は3個でも4個でも取り付けていいということになります。

それに対し、「リヤフォグランプは2個以下」であることが保安基準にて定められています。同時点灯の数はもちろん、リヤフォグランプの個数自体も制限されています。

光軸

光軸に関する厳密な規定はありませんが、「射光線が他の交通を妨げないものであること」という保安基準が定められています。ようするに、フォグランプの光軸が著しくずれているのはアウトだということ。

こちらに関しては、フロントフォグランプもリヤフォグランプも同様です。ただし、先ほどもお伝えしたように光軸に関する厳密な規定はないため、実際に車検が通るかどうかは検査官の裁量にもよります。

フォグランプの光軸は純正フォグランプのものを参考に調整するといいでしょう。参考にできるフォグランプがない場合は、業者に依頼することをおすすめします。

点灯条件

「フォグランプは単独で点灯させてはならない」と保安基準で定められています。フロントフォグランプだけでなくリヤフォグランプも単独での点灯はアウト。

上記の保安基準を満たすためには、スモールランプと連動ならびにヘッドライトと連動で、フォグランプを同時点灯させる必要があります。さらに、「フォグランプの点灯状態を運転者が把握できる装置を備える」必要があります。

これはメーターパネルの表示灯やフォグランプスイッチのことを指しているのですが、フォグランプを後付けする場合は表示灯やスイッチを準備する必要があります。

厳密な規定はないため検査官にもよるのですが、表示灯機能のあるオンオフ切替スイッチを取り付ければ問題はありません。

取付位置

フォグランプを取り付ける位置は保安基準で細かく定められています。

まず、「フロントフォグランプの上端の高さが地上から0.8m以下、ロービームの水平面以下、下端の高さが地上から0.25m以上」であること。これはようするに、フロントフォグランプの位置がヘッドライトと地上0.25mの間ならOKだということです。

次に「フロントフォグランプの端が車の両サイドから400mm以内」であること。こちらはフロントフォグランプをなるべく車の両端に設置すればOKです。

車の中央に寄りすぎるとダメだということですね。ただし、レアなケースではありますが、フロントフォグランプが1個の場合は車の中央に設置する必要があるだとか(リヤフォグランプが1個の場合は車の中央もしくは右側)。

多くの車種は基本的に2個なので、その場合は「車の中心に対して左右対称の位置に取り付けなくてはならない」と定められています。続いて、リヤフォグランプの取り付ける位置について。

「リヤフォグランプは上端の高さが地上から1m以下、下端の高さが地上から0.25m以上」でないと保安基準を満たすことはできません。また、「リヤフォグランプはブレーキランプの100mm以内に設置してはいけない」ことになっています。

これはリヤフォグランプの光量がブレーキランプと同じ強さだからです。近くに取り付けると紛らわしくて危険なため、ブレーキランプからある程度離してリヤフォグランプを取り付ける必要があります。

フォグランプ後付け工賃

フォグランプを後付けする場合、多くの人は業者に依頼すると思います。業者とは一口にいっても、ディーラーや車用品店などの大手から個人の車屋さんまで様々なショップがあるので、後付け工賃はそれぞれ違います。

また、取り付けるフォグランプが純正品なのか社外品なのかによっても、金額は異なりますよね。フォグランプの後付け工賃を詳しく知りたい人は、自分が依頼しようと思っている業者に尋ねてみるのが1番です。

ただし、だいたいの工賃相場を知ってから業者に依頼するかDIYするか決めるという人もいると思うので、あくまで参考程度ですが紹介します。

車用品店の工賃

例えば、大手車用品チェーンのオートバックス。オートバックスでのフォグランプは交換所要時間が60分~となっていて、後付け工賃は5,400円(税込)~となっているようです。

もちろん工賃に商品代がプラスされますが、思ったよりもリーズナブルな価格で交換できそうですね!

ディーラーの工賃

続いて、ディーラーでフォグランプを後付けしてもらう場合。ディーラーの工賃は一般的に割高だと言われています。

ディーラーによって違いはありますが、後付けの所要時間が1時間だと仮定するなら、工賃はだいたい8,000~9,000円程度になると思われます。この工賃に商品代がプラスされるので、やはりディーラーでの作業は高くつくことが多いようです。

個人の車屋さんやカスタムショップの工賃

最後に個人の車屋さんやカスタムショップで、フォグランプを後付けしてもらう場合。こちらもお店それぞれで異なる工賃を設定しているはずなので、一概にいくらとは言えません。

ただし、ディーラーよりも安価な工賃に設定しているところが大半です。あくまで参考程度ですが、作業時間が1時間につき6,000~7,000円程度になると思います。

個人の車屋さんやカスタムショップは、パーツの持ち込みを歓迎しているところもあります。ネットで安く購入したフォグランプを持ち込んで作業してもらうと、結果的に安く済むこともあるでしょう。

ただし、お店によっては持ち込みを歓迎しないところや通常よりも割高な工賃を請求するところもあるので、持ち込みをする場合は必ずお店に尋ねてください。

工賃が安い順に並べると、

  • オートバックス
  • 個人の車屋さんやカスタムショップ
  • ディーラー

となりました。工賃は作業時間がどのくらいかかるかで変動するので、ディーラーや個人の車屋さんの方が安く済む可能性も十分にあります。

こればかりは見積りを出してもらうか、実際に作業してもらってからじゃないとわからないです。また、上記の参考工賃は車両にフォグランプを取り付ける場所がある場合に限ります。

フォグランプを取り付ける場所がない場合は、フォグランプを設置するための部品取り付けやバンパーに穴を開けるなど、加工が必要になることがあり、この場合は工賃も高くなることが多いです。商品代+工賃を考えると、少なくとも2~3万円程度の出費は覚悟する必要があります。

できるだけ安くフォグランプを後付けしたいときは、DIYでの作業がおすすめ。工賃を節約できるので、その分高性能なフォグランプを購入したり別のカスタム代に回したりすることができますよ。

フォグランプの後付け方法

フォグランプをDIYで後付けする方法を簡単に解説します。自分で作業して工賃を抑えたい人はぜひ参考にしてください。

フォグランプ自体を後付けするのは少し敷居が高いですが、バルブ交換だけならDIY初心者でも簡単にできますよ。電装系の交換・取付は万が一のことを考えて、必ずバッテリーのマイナスを外して5~10分程度放置してから作業を進めるようにしてください。

DIYでバルブ交換

まずはバルブ交換方法から紹介します。フロントフォグのバルブ交換を行う場合、フロントフェンダーカバーを取り外す必要があります。

フェンダーカバーはネジかピン(クリップ)で固定されているので、それを取り外すのですが、完全に取り外す必要はありません。拳ひとつ入るスペースが確保できれば十分です。

このとき、ハンドルを左右のどちらかに切っておくと作業がしやすいので、参考にしてください。ネジやピン(クリップ)を取り外したら、フェンダーカバーをめくることができると思います。

フェンダーカバーをめくった奥にはフォグランプがあるはずです。フォグランプに繋がっているカプラーを引き抜いてください。

その後、バルブのロックを解除して取り外します。あとは新しいバルブを取り付け、カプラーと繋いだら作業は完了です。

DIYでフォグランプ後付け

続いて、フォグランプ自体を後付けする場合ですが、純正フォグランプでも社外品のフォグランプキットでもバンパーを加工する必要があります。できるだけバンパーを取り外して作業をした方がミスが少ないです。

バンパーを取り外したら、フォグランプを取り付ける位置にペンで印をつけてください。位置合わせをしっかりと行ってから、超音波カッターや電動ドリルでこつこつと削っていきます。

このとき、最初から大胆にカットしたり削ったりしてはいけません。まずは印よりも小さめの加工からスタートして、穴を徐々に広げていくようなイメージで作業を進めます。

最後はヤスリやサンドペーパーで削って微妙な調整をしてください。バンパーの加工が済んだら、あとは説明書通りにフォグランプを設置し、配線加工を行うだけです。

電装系のDIYは難易度が少々高めなうえ、今回はバンパーを加工する必要があります。手間も時間もかかるうえに失敗すると修正が利かないので、予算の許す限り業者に依頼した方がいいかもしれません。

まとめ

フォグランプの後付けに関して、必要となる知識を余すことなくお伝えしました。フォグランプは悪天候時の視界を確保するだけでなく、他車に自車の認識を促す重要な部品です。

以前よりも必要性は薄れているとはいえ、あるに越したことはないです。ただし、保安基準を守らないフォグランプほど迷惑なものもありません。

フォグランプを後付けする際は、保安基準をしっかりと熟知したうえでDIYを行ってください。それが難しいようならDIYは諦め、業者に依頼した方が賢明な判断だと思います。